50、生徒会役員(高校編) (1989年)高校1年生
高校でも僕の芸能人『みかん』としての知名度が高く、校内でも知れ渡っているので中学時代に生徒会長をしていた事が知られて生徒会に勧誘された。
「君が鏡原三花君だね?芸名『みかん』と。是非とも生徒会役員の一員に加わってくれないかい?
聞くところによると、中学時代に生徒会長をしていたらしいね。」
「はい。そうなりますね。」
「ならば中学とは勝手が違うかもしれないが、生徒会の一員になって欲しい。
理由は君は嫌がるかもしれないけど、わが校の広告塔になって欲しいんだ。
なにせ知名度が有るし、何より華が有るからね。是非とも加わって欲しい。」
「それは命令でしょうか?お願いでしょうか?」
「どちらともイエスとだけ伝えておく。後は君の判断に任せるよ。是非とも加入してくれる事を期待しているよ。」
「もし、いやだと答えると?私はどうなりますか?」
「別に無理強いはしないが、確か君は特待生で入ってきたんだろう?学校側も君の知名度をあてにしているからね。まあ、後はわかるよね?」
「嫌とは言いませんが、例えばどの様な仕事を私はすればいいのでしょうか?」
「な~に簡単な事さ。中学でもしていたと報告があるけど、まずは広報委員長になってもらいわが校の宣伝に努めてもらいたいと考えている。ゆくゆくは生徒会長打診も考慮しているからね。」
「大変ありがたいお話でありますが、私に勤まりますでしょうか?」
「ははは、何を謙遜しているんだい?君ならお安い御用だろう?と思う。で、返答はどっち?」
「もうしわけありません。即答は控えさせて頂きたいと思います。」
「いやいやこちらこそ急ですまないね。では3日間の猶予を与えよう。僕は生徒会長の○○。色よい返事を期待してるよ。では3日後の放課後に生徒会室で返事を聞こうかな。」
「いいえ、せっかくのお誘い誠にすみません。」
「いいんだよ。即答でイエスの返事が欲しかったのが理想だけど、じゅうぶんに悩むとよい。ではまた。」
「はい、わかりました。先輩。」
そうして生徒会役員の一員への勧誘がされて3日後の放課後、僕は生徒会室の前にいた。
コンコン。扉をノックする。
「失礼致します、鏡原です。入ります。」
「どうぞ~。」
ドアを開けて中に入ると生徒会長並びに副会長などの役職の方々がいた。
僕を待ち構える様に勢ぞろいされており、入室と同時に僕はお辞儀をした。
「やあ、君が噂の鏡原三花さんだね。よろしく。」
「「「「「よろしく。」」」」」
生徒会役員の方々が大勢いらっしゃる。
「会長、3日前の返答をしにお約束通り来ました。答えはイエスになります。微力ながら貢献したいと思います。」
「そうかい。色よい返事で嬉しいよ。鏡原君、今後共よろしく頼むよ。」
「了解しました。頑張りたいと思います。」
晴れて僕は高校でも生徒会役員の1人に加わった。
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