33、小学校卒業式と今後の準備 (1986年3月)中学生直前
「僕達!」
「「「「「僕達!」」」」」
「私達!」
「「「「「私達!」」」」」
「の卒業式!」
「「「「「卒業式!」」」」」
月日は流れ、いよいよ6年間過ごしてきたこの校舎ともお別れだ。そう今日は小学校の卒業式。
僕達卒業生は体育館に並び順番に卒業証書を校長先生からもらう。
「鏡原三花」
「はい。」
僕は他の児童と同じく担任の先生の名前の呼びかけに返事をして壇上への階段下に順番待ちをする。
「卒業おめでとう。」
校長先生が卒業証書を渡しながら一言言われた。僕は形式的作法にのっとり受け取り壇上を後にした。
卒業式が終わり教室に戻った後、クラスメイト達との最後の話をする。
「三花ちゃんは中学校はどうなるの?」
「どうって?」
「芸能界活動に専念する為に、別の学校行くのかな?と思ってね。」
「別に問題ありません。皆さんと同じ中学校になると思います。」
「「「「「やった~~~~!」」」」」
皆の喜び様に僕も嬉しい。
小学校最後の帰りの会の司会を務め、僕は先生にある物を手渡した。
「先生、今までありがとうございました。これをどうぞ。」
花束と寄せ書きの色紙を先生に渡すと先生が、
「皆、ありがとう。皆の気持ちが伝わってくるよ。」
と言い涙していた。
6年間毎日の様に使用した学童帽子とランドセルは今日で用済みとなる。
でも色々な記憶が入り混じった品物。僕は大事に取っておこうかと心に誓った。
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卒業式の翌日から中学校での制服等の採寸にてんてこ舞いだった。
理由は僕の場合規格品が合わず、全てオーダーメイドになるからだ。
制服はセーラー服。昔写真集作成で着用したとは言え学校により制服のタイプが違うので新鮮だった。
僕の通う地域は紺色セーラー服に白線が3本。白いスカーフにアンダーとして丸襟のブラウスを着用する。
ついでに体操服の採寸もする。ブルマは130センチ用で合うけど、上着の胸部の部分がオーダーメイドなので測ってもらっている。
あれから胸部は更に成長してブラも特注で白色の下着着用の校則なのでブラとショーツの数セット購入した。
ついでに私服も作成する。そうしてあわただしく3月が過ぎ中学校へと入学した。
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