185、授乳中の一コマ 1998年7月上旬以降
1998年6月30日に3人目の由花菜が産まれて母乳をあげていた時から感じていて、
1人目の章絵、2人目の健太郎の時もだったが、授乳中に吸われる刺激でくすぐったくなる。
特に僕の場合は吸われている頂点もだが、大きく実った巨峰を子供達がつかんで時たま指を動かされるので刺激を常に感じている為に、慣れない間はどうしても感じてしまっていた。
元々敏感肌で有る為に他人から身体に触れられると、とてもくすぐったく感じる体質であった。
今回の箇所は特に敏感な場所で有る為にとてもくすぐったく感じる。
「ママ、あたちものみたい。」
「ぼくものみたい。」
由花菜に授乳していたら、章絵と健太郎が私も、僕も飲みたいとせがんできた。
「今は由花菜にあげてる最中ですよ。かわりばんこになりますがもう片方で2人交互に飲みましょうね。」
僕は空いてるもう片方の巨峰に章絵と健太郎を交代で吸わせた。
「ママのミルク、いつ飲んでもおいちい。」
「本当に?」
「うん、そうだよ。ママのミルク、とても甘いもん。」
「あら、そうなの?」
「あまい、あまい。おいちい。」
「ママも少し飲みたい?」
そう言われてみると、自分で自分の母乳を飲んだ事が無い。
好奇心が出た僕はそっと章絵と健太郎に飲ませるのを中断して、母乳をなめてみた。
言われてみれば、牛乳より甘く感じる。
小さい年頃の娘や息子にとっては普通の牛乳より飲みやすいのだろうな。
と思った。
「ねえ、続き飲みたい。飲みたい。」
と言い頂点に吸い付き、ちゅうちゅうと吸い出しを再開した。
『んっ!くすぐったい。』
僕は思ったが3人が美味しそうに飲むのでしばらく、くすぐったいのを我慢して母乳を与えた。
ようやく解放されたが、僕にとってはとても長く感じた。
由花菜はすぐに満腹になったみたいで離れたが、その後を章絵と健太郎が両方の巨峰に取り付いてなかなか離れなかった。
「あまいからいっぱいのめちゃう。」
「いっぱいのんではやくおおきくなる~。」
僕は章絵と健太郎のすこやかな成長を願っているので2人が満足するまで飲ませた。
もちろん由花菜も含まれている。
「もうそろそろいいでしょう?」
「ママ、もういやなの?」
「もうくれないの?」
「いやだ、いやだ。」
「まだまだのみたい。」
そうねだられては与え続けなくてはいけないかもしれない。
でも心を鬼にして一言。
「2人とももう満足したでしょ?ママものどが渇いて来たし、お腹もすいてきたの。」
「ええ~。ママのあまい、あまい。またくれる?」
「もっとのみたい。」
「では少し待ってなさい。すぐに戻ってくるから。」
そう言いながら、既に由花菜の口周りをベビー用口、手拭きで拭いたように、章絵と健太郎の口周りとひとまず自分自身の巨峰の頂点を拭いてから、僕用の飲み物と、一口大のチーズを台所から持ってきて食した。
由花菜はおねむの時間になっており、ベビーベッドに寝かしつけた。
「ママ~。あまい、あまい。はやく~。」
「まま~。はやく~」
「はいはい、分かりましたよ。しばらくお待ちなさい。」
そう言いつつ、ブラウスの前を開けてブラジャーを下げて2つの巨峰を出して、
章絵と健太郎に片方ずつ飲ませた。
2人は満足そうに飲んでいる。
僕はソファーの真ん中に座っていて、両側に2人がいて両手で僕の巨峰をつかみもう慣れた物でちゅうちゅうと飲んでいた。
その2人の背中に僕は手を添える。
『この子達の胃袋は底なしなのかな?』
ふとその様な疑問が浮かんだ。
「おぎゃあ。おぎゃあ。」
しばらくすると由花菜が泣き出した。
「章絵、健太郎、ミルクの時間はしばらくストップよ。」
「「はあ~い。」」
しぶしぶと言った感じで2人は僕から離れた。
2人の口周りを拭いてから、由花菜に向かった。
「おぉ~よちよち。どうちまちたか~?」
由花菜に向かい抱き上げて観察してみると、おむつ交換の時間と分かった。
おむつを交換し終わった後、
『そう言えば、章絵と健太郎の2人はどうなんだろう?』
そう思い、2人を確認した。
案の定長時間にわたりミルクを飲んでいたものだからか仲良く催していた為に交換した。
3個のおむつをゴミ箱に捨てて手を洗いまた戻ってきた。
「どう?まだ甘い、甘い、飲みたい?」
僕が聞くと、もう満足した様な2人から、
「おなかいっぱい。」
「またあとでね。」
と言う返事を受けて、僕は頂点を拭いてブラジャーを直してブラウスのボタンを着け直し、
章絵と健太郎のお昼寝タイムなので寝かしつけた。
その後、栄養補給に昼食を摂った。
そう言う何気ない日常の生活を産休の間過ごし、時間が流れていった。