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179/188

178、育児中の一コマ 1996年5月18日以降

 「章絵ふみえ、健太郎、怖がらなくてもいいのよ。」


 風呂場でビニール製の小さい赤ちゃん用ベビープールにぬるめのお湯を入れて2人に慣れさせた。

普段から2人の為にベビーバスを用意して入浴する予定で慣れてきたら僕達と同じ浴槽で一緒にはいるつもりでいる。

雄蔵君が一緒の僕も含めて4人で浴槽に入る時はかまわないが、僕、もしくは雄蔵君が1人の時では2人の世話をしずらいからの判断だった。


 今回のベビープールの目的は、プールに行く為にまずはぬるめのお湯に慣れて徐々に常温にしていき、

最終的には海水浴等連れて行く事が出来たら良いなと言う考えであった。


 まず2人の手を持ち、パチャパチャパチャとぬるめのお湯で水遊び、もといお湯遊びを覚えさせる。

しばらく慣れてきたら、座らせて今度は足を延ばさせてバシャバシャバシャとバタ足をしてお手本を見せてから2人にさせた。


  『く、くすぐったい・・・。でも我慢。我慢。』


 どうしても2人の後頭部が僕の胸に当たるので、髪の毛でくすぐったくてたまらなかった。


 「2人ともうまい、うまい。」


 僕は2人をほめてお湯遊びを楽しませた。 


 しばらくして2人の後頭部から更にぬるめのお湯を優しくかけていき慣れさせていって、顔にも優しくかけれるまでにして、水、またはぬるめのお湯への恐怖心を無くして行く様に心がけた。


 そして2人を立たせて、身体に軽くパチャパチャと水しぶきを当てたり、ぬるめのお湯の一部をたたいたりして遊んだ。


 また、手での水鉄砲をしたり、本当はマナー違反だろうけどタオルを水面において両端をつかんでお湯の中に入れて風船状にして空気を逃がして、泡をぶくぶくさせたり、握りつぶして水中で空気が漏れて『ボコッ~!』と鳴るのを見せたりしていた。


 「「キャッ!キャッ!キャッ」」


 2人はとても喜んでいる様で満足した。


 それから定番のアヒルのおもちゃも浮かべたりして喜ばせた。

結膜炎の恐れがあるのでまだ水中では目を開けさせてはいない。

いずれ、浴槽の底におもちゃを置いて指示した物を拾わせたりしたら良いと思ってる。

本格的に水に潜る為の練習になるからだ。

また、これらは小学校のプールの時間でも授業の一環として行われると思うのもある。


 とにかく2人には水泳好きになってもらいたいと思っている。

その為に、水への恐怖心を無くす為の訓練をしていた。


 『早く一緒にプールに入りたいな。』

 そう思う僕であった。

 

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