167、数回目の出演 1994年8月9日以降 大学3年生以降
時は大幅にさかのぼり、1994年8月9日以降に雄蔵君とユニット『ユー&ミー』が結成されてから、
ドラマ等のテレビや雑誌、映画、等々露出が増えて来たが、なんとか大学生活と両立出来る仕事量であった。
またもや毎度おなじみ、お昼の帯番組の友達つながりコーナーにゲスト出演した。
「みかんちゃん、お久しぶり。」
「司会者さん、お久しぶりです。お元気でしたか?」
「元気だよ。みかんちゃんの顔を見たらさらに元気になったよ。」
「それは大変良かったです。」
「挨拶もほどほどにして今日は1人だけじゃなく、ユニットを組んだんだって?」
「はい。名付けて『ユー&ミー』。皆さん、よろしくお願い致しますね。」
「名前の由来を教えてもらっても良いかい?」
「はい、私『みかん』のミー、ゆう君からのユーになりますね。『あなたとわたし』と言う意味も込めています。」
「ありがとう。いい名前だね。」
「こちらこそありがとうございます。」
司会者さんと僕が会話している所、雄蔵君にも話を振られた。
「ゆう君、初めまして。みかんちゃんとユニットなんて羨ましいね。」
「ありがとうございます。」
「何しろ、みかんちゃんの身長が130㎝に対して、ゆう君は物凄い身長差があるみたいだけど何㎝あるんだい?」
「180㎝有ります。」
「その差、50㎝か~。ロリ巨乳のみかんちゃんとの仲で皆羨ましがっていないかい?」
「色々な声が聞こえてきますが、気にしない様にしています。」
「噂によると、なんと君達は既に入籍しているんだって?」
「「「「「えぇ~~~~~~~~~!うそ~~~~~!」」」」」
「はい、噂は本当です。つい先日入籍しました。」
「そっかぁ~。あの小さかったみかんちゃんがもう結婚か~時の流れは残酷だね~。」
「司会者さんに初めてお会いしたのは小学生の頃だと思います。」
「僕も覚えてるよ。年齢に見合わずダイナマイトボディーな身体付きで、とても印象に残っているよ。」
「ありがとうございます。覚えていて下さってとても嬉しく思います。」
「それから、たびたび出演してもらっているよね。」
「はい、おかげ様で。」
「ここだけの話、みかんちゃんの出演回は人気が有るみたいなんだ。また是非とも今後とも出演して欲しいな。」
「それは私の一存では決められません。残念ですが・・・。」
「いや、友達紹介のコーナーだけじゃなく、レギュラー出演して欲しいと言う事だよ。」
「それは事務所と相談して返答をさせて頂きたいと思います。」
「あはは、そりゃあそうだよね。おじさん、ついうっかりしちゃった。」
「「「「「あはははは」」」」」
「魅力的なお誘いありがとうございます。でも即答できません。どうもすみません。」
「いや、いいんだよ。こちらのいさみあしだよ。でも色よい返事を待ってるよ。」
「ありがとうございます。でもその時は私だけではなく、ゆう君も一緒で起用でお願い致します。」
「もちろんそのつもりさ。」
「ではおいおいご返事させて頂きたいと思います。」
「話は変わるけど、入籍は済ませたと言う事だけど挙式はいつの予定なのかな?」
「はい、1995年6月10日大安の日の予定です。」
「そっかぁ~、ジューンブライドだね?」
「はい、6月に結婚すると花嫁は幸せになると聞いた事がありますからね。」
「その話は有名だね。僕も参列したいなぁ~。」
「ごめんなさい。即答できません。」
「そっかぁ~。でも期待してるよ。」
「ありがとうございます。もし来る事が叶わない場合でもテレビ中継される予定です。」
「その手があったね。テレビでの方がアップで映るから下手に式場に行くよりもみかんちゃんとゆう君の顔が拝めると言う事だね?」
「はい、そうなりますね。」
「ではCM入りま~す。」
CM明け。
「では友達を紹介してくれるかな?」
「はい。ではこの番号をお願い致します。」
「一体全体誰かな?」
「それはかけてからのお楽しみです。」
ぷるるるるる~ ぷるるるるる~
電話の呼び出し音が会場に響き渡る。
がちゃ。
「はい、○○です。」
「「「「「おおぉ~!」」」」」
「もしもし、私司会者の○○と言います。」
「ああ、○○さんこんにちは。」
「今回お電話差し上げたのは、みかんちゃんとゆう君の紹介なもので・・・。」
「はいはい。みかんちゃん、ゆう君元気?」
「「はい、元気です。」
「では明日こられるかな?」
「はい。大丈夫です。」
番組スタッフがCM入りした事を告げる。
テレビではBGMが流れてCM入りしていた。
「では○○さん、お疲れ様でした。」
「お疲れ様でした。」
僕と雄蔵君はぺこりとお辞儀をしてスタジオから退出した。
「みかんちゃん、ゆう君、お疲れ様。」
そして控室へ行き、休んだ。
約30分後、番組のエンディングの時にサプライズで出演して番組の視聴者を驚かせた。
もう僕らの出演は終わったと思っていたからだ。
今度こそ控室に戻り、衣装を着替えて私服になり次の仕事場へと向かった。
衣装から私服と言っても、僕の身体に合う衣服が無いので、自前で用意してきた。
そして日曜日に1週間の総集編が流れて、初めて僕達の入籍や挙式の話を知った視聴者の方々が多かった。
番組出演後芸能事務所社長と相談した結果、司会者の○○さんも僕達の挙式に呼ばれる事が決まった。