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150、CG特撮アニメ 1994年 大学3年生

 「こちらミラー隊、敵との交戦中。」


 バババババ、ヒュ~ン!ドン!ドシュ!ドシュ!

コクピット内から辺りを見渡すと、宇宙そらのどこかで輝きが増している。

だが一つのきれいな輝きは幾人か、何百人かの生きた証であった。


 ミラーα(アルファ)、ミラーβ(ベータ)、ミラーγ(ガンマ)、ミラーδ(デルタ)、ミラーε(イプシロン)の5機合体ロボで戦っていた。


 隊長機事、ミラーαに『鏡原三花』、サブリーダー機ミラーβに『華野舞』、γ、δ、ε機に『柏崎恵かしわざきめぐみ』、『霧島香きりしまかおる』、『日向綾子ひゅうがあやこ』の15歳の少女が5人1組となり、合体ロボ『ミラーファイブ』に搭乗していた。


 そうこうしている内に、戦いは終わった。だがこれは前哨戦に過ぎず今後の困難な道のりを示していた。


 「鏡原君、君の部隊の追加装備としてサウンドシステムを搭載しようと思う。パイロット兼歌手になる気はないかね?」

 母艦に戻り、状況報告をしていたらふいに問いかけられた。


 「パイロットの技能は幼い頃より学んでいましたが、歌手は自身がありません・・・。」

 「いいや、学校での授業中に歌った声が保存されている。素晴らしい歌声だと思うよ。自身を持って欲しい。」

 「はい、善処します。」

 「そう、かたぐるしくなくてもいいんだよ。」

 「了解であります。」


 後日、サウンドシステムを追加配備されたミラーファイブに乗り戦場を駆け巡る。

見方には歌の効果で戦意高揚やリラックス効果を敵には畏怖の念を与えていた。



 それらの出来事の発端として、

1999年7月某日、当時世間をにぎわせていた『ノストラダムスの大予言』の予言通り、空から大魔王が降り注いだ。

 大魔王の正体は小惑星であり、それらがいくつも地球に落下した。

大気の摩擦熱によりいくぶんかは小さくはなったが、何しろ数が多い。

それに当時の技術力では落下する小惑星に対し迎撃するのは難しかった。

 各都市に小惑星が落下したり、海に落ちたりして余波による被害が甚大だったと記録されている。

塵がもうもうと大気中に浮かび太陽光線を長い間遮断して、『地球温暖化』と以前は騒がれていたが、寒冷化してしまった。

 それでもごくわずかの人類は生き延び、明日をも知れぬ日々を過ごしていた。


そして20年が過ぎ、地球に草木の緑と澄んだ水の青が戻ってきた。

その間人々は地下シェルターに逃げ込んでいて難を逃れていた。

人類は総出を掛けて母なる地球脱出作戦に取り組んでいた。

地球脱出作戦、通称『箱舟作戦』。

希望は全人類を乗せた『フロンティア号』にかかっていた。


そして日本部隊が中枢組織にいる。

日本部隊は20世紀の頃より秘密裏に実行していた計画があった。

『巨大ロボット建造計画』これは小さい頃漫画やアニメを見ていた世界を実現させる。

研究者全員の夢と希望がかかっていた。

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 「・・・と、導入部はこのような話なんだけどいいかな?」

 「所どころ聞いたことの有るストーリーが入ってる気がしますが・・・?」

 「いいんだよ、言い方は悪いけどリスペクトしてるから。」

 「本当にそれでいいのでしょうか・・・?」

 「まあその話は置いておいて、みかんちゃんの級友に名前の使用許可得てもらってありがとうね。」

 「いえ、どういたしまして。断られるかと思いましたが、皆快諾してもらいましたよ。」

 「所で題名はもうきめてあるのでしょうか?」

 「応、もう決めてあるよ。題名は・・・『新天地を目指せ!ロリ巨乳少女が操る5機合体変形ロボで宇宙を駆けろ!』て言うんだ。」

 「題名のロリ巨乳少女と言うのはもしかして?」

 「もちろん主役のみかんちゃんの事だよ。」

 「やはり、そうでしたか・・・。」

 「ヒットすると良いな。」


 こうして、アニメと特撮が融合したCG特撮アニメが撮影されて公開した。

どこか懐かしさのある話の展開に観客動員数も多く大ヒットした。

 



 

 


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