127、エピローグ
孫娘の舞の空を飛ぶ姿を見た僕のお父様が間もなくして寿命が尽きてしまった。
ここでふと思いだす。
今世では何とか結婚して父母に孫の顔を見せる事が出来た。
だが、前々世の時の僕は遊びほうけて勉強もろくにしておらず45歳まで独身を貫いていた。
今の記憶を持ちながら過去に戻れたなら・・・夢想する日が続けていてろくに生産性の無い生活を過ごしていて半ば親不孝な事をしていた。
今ならもう一度前々世の両親に対し親孝行が出来る。
そう思ったが吉日と言う事で今世の今までは特殊能力『セーブ&ロード、設定』のセーブ能力を用いて保存する。
そして前々世の男性時代、『鏡原雄蔵』としてもう一度人生をやり直す決心をした。
すなわち、今世と前々世の世界はパラレルワールドになる。
いつでもロード能力が有るので今世へと戻る事が出来る予定だ。
という事で三花ちゃんに念話で事情を話し僕は前々世の世界の0歳の頃に戻った。
それから過去の遊び呆けていた人生を改め勉強をして成長していった。
懐かしい出来事が目白押しだった。
成長するにつれ、数々の堕落への誘惑が有ったがそれを跳ね返し乗り越えて勉強に打ち込んだ。
そうして見事結婚して子供を授かりやっと両親に親孝行する事が出来た。
それから安定した家庭を築き幸せな生活を営んでいた。
1度目の人生においての後悔の念は治まり、また人生データをセーブして今度は2度目の人生のデータをロードした。
時代は三度目の人生を迎える契機となった、『鏡原三花の恋人は誰だ』企画の番組収録の途中から続きをした。
言い出しっぺの僕の事を狙っていたお偉いさんの息子さんは番組収録中に色々と女性をくどいて毒牙にかけていた事が発覚して途中降板してしまった。
そうしてなんとかこの番組企画である僕の恋人候補は全て却下と判断して『残念でした。』と言う結末となった。
それから僕は独身を貫いていて芸能界の七不思議として扱われた。
こんなに可愛いのに相手の話が出ない。
アプローチを掛けてくる殿方は大勢いたが僕はことごとく却下していた。
そうして2度目の人生では生涯独身を貫いていた。
それから2度目の人生もセーブをしてこの世界もパラレルワールドとしてデータを残した。
3度目の人生データをロードして残り人生が後わずかという時期になり、4度目の人生を計画した。
今度はどの様な設定にしようかな?職業は?身長、体重等の体型は?そもそも男性?女性?としてのやり直しか考えた。
『さて、どの様な人生を歩もうかな?』
そうして出した答えを持って、人生をやり直す。
はたしてどの様な展開が待ち受けているのか?
神のみぞ知る事となった。
『おっさんがTS逆行転生してセーブ&ロード能力、設定と言う技能を持ちロリ巨乳生徒会長と芸能界活動を両立する話。旧題:ある特殊能力を保有する者の物語(改訂版)』
完
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