表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

121/188

120、学園祭 (1989年~1990年)平成元年~平成2年 高校1年生~高校2年生

 1989年2学期、生徒会選挙があり現生徒会からの勧誘や推薦等多数で役員の一員に三花ちゃんと一緒に加わった。


 役員はまたかと思うが、『広報委員』で学校の布教活動を推進する割り当てで、学校案内のPRビデオが作成された。


 各施設の紹介、部活動の紹介等々ビデオに収められて作成された。


 「ここが○○部です。」


 紹介ビデオはダビングされて、各中学校に贈られた。


 僕らの母校の中学校2校にも贈られて僕と三花ちゃんの姿を観る事が出来喜んでいた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 月日が過ぎ高校2年の生徒会選挙で推薦多数で生徒会副会長に就任した。

三花ちゃんも生徒会役員の1人として当選した。


 丁度1990年、高校2年生の時に学校創立30周年を記念して大掛かりな学園祭が開催される事と前世と同じくなった。


 僕らのクラスの出し物は模擬店を開きたいと言う大多数の意見で決まり、衣装等細かい事が話し合われた。


 普通の模擬店では目新しさが無い。

何か斬新なアイディアを。と言う事で僕は『ナース喫茶』を提案した。


 ナース服を着て給仕をする。そのアイディアは多くの賛同得る事が出来た。

女子学生がナース服を着てみたいと言う子が多くいた為だ。


 すぐさま各員サイズ合わせをして注文した。

僕は特注である為時間がかかる。

その事を考慮して早めのナース服の注文だった。


 簡単に言えばウェイトレスがナース服を着ていると言うわけである。


 出し物はコーヒーやジュース、簡単なお菓子等を提供する予定である。


 女子はナース服で給仕する代わりに男子は裏で仕込み作業を担当する。


 そうこうしている内にあっという間に学園祭当日が来た。


 「いらっしゃいませ~!」


 ナース服を着た女子が廊下で呼び込みをする。

興味を抱いたお客さんが入店してくる。


 「コーヒー2つお願い。」


 「コーヒー2つはいりま~す。」


 しばらくするとナース服に着込んだ女子がオボンにコーヒー2個を載せて客の所にやってくる。」


 「お待たせしました。ご注文のコーヒー2つです。どうかごゆゆりと。」


 「ありがとう。」


 客の出入りが有るが少々心許ない。


 その頃僕と三花ちゃんは体育館の特設ステージで簡易コンサートを開いていた。

衣装は今回はナース服だった。

三花ちゃんは普通のステージ衣装を着込んでいた。


 数曲歌い、終わりに僕の衣装のナース服の訳を話して客の勧誘をした。

午前の部の簡易コンサートが終わり、次は午後からとなる旨を伝えた。

コンサートの合間は休憩時間とナース喫茶の時間で是非とも来てくださいね。

という僕のお願いで多数の客が舞い込んできた。

あと、プラカードを持って校内を歩きナース喫茶の紹介をして僕らの模擬店に足を運んでもらう様に努力した。


 その甲斐あり、客が多く来て頂いて順番待ちの状態になった。

ウェイトレスがナース服。その様な事は聴いた事がないので大変評判を浴びて売り上げが上がった。


 終わってみれば大盛況で僕らのクラスの模擬店は終了した。

クラスの女子も初めは緊張していたが、徐々に慣れて行き最後はもともとナースだったのか?と見間違えるくらい衣装を着こなしていた。

 

 将来看護婦希望の女子が出ればいいな・・・。その様な事を思っていた。


 学園祭終了後、女子更衣室で着替えた時にナース服一式を欲しいと言う意見が多数出た。

衣装会社と相談した所、学校側が半額、学生が半額と言う事で希望者は購入出来る様になっていた。


 もちろん僕も購入を希望して家に飾ってある。

また仕事上で使用する機会があるかもしれないと言う気持ちがある。

 

 また家族からは僕のナース服姿が好評であった。


 「三花、その姿で耳かきしてくれないか?」


 お兄様が言う。


 僕はナース服姿のままで正座すると太ももまくらにしてお兄様が横になる。


 「おお~気持ちがいいぞ。普段と同じはずなのに今日は何かが違うな。」


 「そうでしょうね。」


 「三花ちゃん、母さんにもしてよ。」


 「はい、お母様。」


 「三花、父さんにもしてくれよ。」


 「もちろんよ、お父様。でもしばらく待っていてね。」


 順番に家族の耳かきをする。


 「雄蔵さんもいかが?」


 「僕もいいのかい?」


 「ええ、もちろんよ。」


 「では頼むよ。」


 「まだ少し時間がかかるけど待ってていて下さいね。」


 そうして家族全員の耳かきをする事になった。

皆一様に普段着とナース服では感覚が違うと証言していた。

ナース服での耳かきはとても気持ちが良かったと言う。


 『今度はどの衣装で耳かきしようかな?』


閲覧していただき誠にありがとうございます。


m(_ _)m


面白い、続きが読みたいとお思いの方はお手数だけど、

下の星の所から評価をよろしくお願い致します。

面白ければ☆5を。つまらないとお思いの方は☆1を。

またそれ以外の方は☆4~☆2をお願いします。

またブックマーク、感想を記入していただけると多いに励みになります。

何卒よろしくお願い致します。


m(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ