115、巫女のアルバイトに関して (1989年)平成元年 高校1年生
1989年高校1年のクラスメイトに中学1、2年生の時に特に仲良しだった、
柏崎恵ちゃん、霧島香ちゃん、日向綾子ちゃんの3人と1年間の間隔を空けてまた一緒のクラスになった。
「三花ちゃん、元気だった?」
「お久しぶり、元気よ。皆も元気だったの?」
「うん、私達も元気よ。三花ちゃんと雄蔵さんと同じクラスにまたなれてとても嬉しいわ。」
「そうね。私も嬉しい。」
「ところで三花ちゃん、しばらく見ないうちにますますプロポーションが良くなったわね。
同性である私から見てもほれぼれするわ。」
「ありがとう。」
「雄蔵さん、ますます背が伸びて恰好良くなってるわね。」
「ありがとう、伝えておくよ。」
「それはそうと、お仕事頑張ってるわね。私の家族もファンで熱中してるわよ。個人的に付き合いのある私の事大変うらやましがっていたわ。」
「それなら私の所もそうよ。私経由で『ユー&ミー』の普段の事を聞かれるわ。」
「どこも一緒なんだ~、私もうらやましがられて、普段の動向を聞かせてと言われてるわ。」
「ふ~ん、どこも一緒なんだね。」
「それ程、三花ちゃんと雄蔵さんは国民的アイドルって事よ。」
「ますます頑張らないとね。」
4人で語らいをしている中でふと会話の輪に入りたさそうな子がいた。
「華野舞さんね、貴女も会話に参加致しませんか?」
「ありがとうございます、鏡原さん。」
「確か華野さんは地元でも有名なお宮の娘さんだと聞いたわ。たまに巫女の手伝いをしてるとも言っていたわね。」
「確かにそうね。」
「華野さんの巫女服姿見てみたいわね。」
「三花さんの巫女装束姿とても似合ってましたよ。巫女舞もまるで初めてでは無い印象を受けました。」
「それは本番前に沢山練習したからよ。」
「だから完璧に出来ていたのですね。まるで昔からそれで働いていたと錯覚してしまいました。」
「来年の正月三が日、巫女のアルバイトは皆どう?巫女服に憧れない?華野さんいいかな?」
「父に聞いてみます。鏡原さんがその気ならとても喜ぶ事でしょう。皆さんはどうしますか?」
恵ちゃん、香ちゃん、綾子ちゃんに舞ちゃんが聞く。
「できるなら私はしてみたい。」
「私も。」
「三花ちゃんを見ていて巫女装束憧れていたんだよね。」
「それで決まりだね。4人とも巫女のアルバイト希望という事で華野さん、後はお願いします。」
「わかったわ。皆が来てくれるととても嬉しいよ。」
そういう事で話が進み、僕達の巫女のアルバイトの件は後日に結果が知れる事となった。
翌日華野さんから回答があり、二つ返事でアルバイトの了承を得た。
後は学校側に問い合わせなければいけない・・・。
「先生、来年の正月三が日にアルバイトしたいのですが良いでしょうか?」
「鏡原さんは特例で仕事と両立出来るのではありませんか?」
「いえ、私以外にも数名いまして・・・。」
「そのアルバイトの内容はどの様な内容ですか?」
「はい、華野さんのお宮の巫女のアルバイトをしたいのです。」
「確かに三花さんの巫女装束姿はとても可愛かったわよ。でもそれあくまでも仕事上での事。
三花さんは務まるかもしれませんが、数名と言いましたね?その方達はちゃんと務まりますかね?」
「それは華野さんと私で練習します。どうか許可をしていただけませんでしょうか?」
「私とて、三花さんの生の巫女装束を見たい欲求があります。でも現在認めらえてるのは郵便局のアルバイトのみ。他の先生方に相談しなければなりませんので今は保留にします。いいですね。」
「わかりました。」
そうしてその日の帰りに先生から回答が得られた。
巫女のアルバイトはOKと言う事が教諭達の話し合いによって即決で決められた。
「わしも三花ちゃんの巫女装束姿、生で見てみたい。」
その様な校長先生の鶴の一声でアルバイトの許可が下りた。
とりあえず皆に報告するとやる気に満ちていた。
僕の衣装合わせは11月頃だろうと言う話だった。
他の皆は12月に衣装合わせをする予定になっている。
前世の時みたいに一般客の前で巫女装束姿になる。
俄然やる気がみなぎり、その時を楽しみにして日々を過ごしていった。
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