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99、宿泊学習1日目、入浴と食事 (1987年)昭和62年 中学2年生

 「4名良し。」

 「こちらも4名良し。」

 各班ごとに点呼が有り級長である僕に状況を言い、全員確認した所で僕は担任の先生に報告する。


 「全員集まりました。異常はありません。」


 「よろしい。」


 先生が学年主任に言いに行く。


 今日は1泊2日の宿泊学習。

泊まる場所は以前僕と三花ちゃんでレポートした温泉宿。

団体客と言う事で値段交渉にも成功しいくらか安くしてもらっている。

条件としては、『毎年の中学2年生の宿泊学習での宿にする』と言う事で、

定期的にお客さんが来るので宿の女将もほくほく顔だった。


 ちなみに僕の班は2年生でも同じクラスになった、柏崎恵かしわざきめぐみちゃん、霧島香きりしまかおるちゃん、日向綾子ひゅうがあやこちゃんの3人と僕の4人組で僕が班長になっている。


 臨時の貸し切り電車に乗り込みいざ目的地へ。

荷物を一旦クラスごとに宿に預けてから、バスに乗り換え色々な寺等を周った。

 途中で予約していた食事処で昼食を食べて、夕方まで観光地を巡った。

 

 夕方温泉宿に到着したらロビーにクラス事に預けていた荷物を持って割り当ての部屋に入った。


 「わ~ここが以前三花ちゃんがレポートしていた部屋ね。」


 「そうね、厳密には違うけど私達が泊まる部屋はどこも同じよ。ちょっとお茶を飲んでくつろぎましょう。」

 

 5分から10分ほどくつろいでから、制服からジャージの体操服に着替えて部屋で待機していた。

班長だけが部屋を出てミーティングする場所に集まり、これからの細かい予定等を聞いていた。


 今は17時頃で19時から宴会場で皆で食事をする。

約1時間半くらいで全員の風呂を済ませる為にてきぱきと動いてもらわなければならなかった。

約700人くらいの生徒数。男女に分かれるので350人くらいずつ。


 早速部屋に戻り、順次大浴場に向かう。

男風呂、女風呂に分かれており奥では混浴になっているこの宿。

 僕ら以外にも他のお客さんもいて脱衣所は混雑していた。


 「三花ちゃん、制服越しでも立派な感じなのに生で視るとよりボリュームがあって迫力があるわね。」

 「雄蔵さんとは普段一緒に風呂に入ったりするの?」


 等々、クラスメイトの女子達に言われたり聞かれた。


 「ありがとうございます。雄蔵さんの事はノーコメントでお願いします。」


 「ひゅ~。秘密な所が怪しいわよね~。」


 「それよりも時間がありません。皆さん急いで入浴して下さい。」


 まずはかけ湯をしてから湯舟に入る。


 「すご~い。浮いてる・・・。」


 何がとは言わないが皆僕のとある一部に視線を飛ばす。


 5分程湯舟に浸かってから浴槽を出て身体を洗う。

特に僕は黒髪のロングなのでシャンプーやリンスに時間がかかった。

その後身体を洗いもう一度湯舟に浸かった。


 その後も続々と順番待ちしているので僕らは脱衣室に戻り肌着を着てジャージを着た。


 後から聞いた話では、三花ちゃんの方でも、


 「なあ雄蔵君。三花ちゃんとは毎日一緒に風呂に入ったりするのかい?」


 等と聞かれており、ノーコメントを貫いていた。


 「く~、うらやましい。あのナイスバディーと毎日一緒にいられるなんてさ。」


 クラスメイトの男子は年頃らしく、僕の事に興味がある様で三花ちゃんにあれこれ聞いていた。


 「なあなあ、奥に混浴風呂があるんだろ?行ってみないか?」

興味深々の男子もいたらしい。

結果は三花ちゃんも聞いていないらしくわからなかった。


 入浴タイムが終わり19時からの食事タイムまで部屋でTVを見て時間を潰した。


 そうこうしている内に18時50分。そろそろ宴会場に行くとクラスごとに集まりつつあり座席についていた。


 『まだか・・・。まだか・・・。』


 全生徒の心中は早く19時にならないかとの期待で膨らんでいた。


 そうして19時になり、まずは学年主任の挨拶があり、待望の食事タイムとなった。


 メニューは海の幸、山の幸、地元の珍味が有り、舌をうならせた。


 そうこうしている内に食事時間も終わり後は就寝の時間を待つばかり。


 各班長が集合して明日の予定等聞いてから部屋に戻り班員に言う。


 消灯時間になり、布団の中に入った。






閲覧していただき誠にありがとうございます。


m(_ _)m


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面白ければ☆5を。つまらないとお思いの方は☆1を。

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