狐のお面少女復讐1
真守Side
美雪に会うのが日課になった
そして、「化け町」に行く
美雪はいつも、着替えに行く
戻ると着物に身を包んでいた
ある日「化け町」の行き方を教えてもらった
それは、その町の事を思って居れば行けると言う簡単な事
化け町に馴染んで来たし、化け町の住民が俺を受け入れてくれた
ただ、美雪の様子が可笑しい
日に日に目付きが怖くなってきている
「美雪。魔術師に会わせてくれ」
「殺される」
態度も可笑しくなって
楓さんの言う話だと、毎晩血まみれで帰って来る
美雪に言っても素直に言う
「お願いだ!美雪のココロを取り戻したいんだ!」
「そうか…来い!」
後を付けた
いつもとは歩くスピードが違う
着いたのは大きい屋敷
「ここが?」
振りむいた時、美雪は狐のお面を被っていた
これが美雪の素顔?
「あぁ」
勢いよく塀に乗り移る美雪
「ほら」
手を差し伸べてくれた
登れない俺を気にかけたのだろう
「よし」
塀を登り屋敷に入る
「狐女だ!」
気づかれたのか
「走れ!」
ダダダダ
屋敷を走る
(バン)
ある部屋のドアを壊す
そこに居たのは赤髪の女
「ほぉ、美雪か。その男人間か」
かなり上機嫌な女
「未来!両親の復讐だ!」
未来と言うのか
怖い
でも!
「未来!初めて会って失礼だが、美雪にココロを返せ!」
「随分と生意気な男の子だわ~」
ヤベェ。話聞いてねぇ
「死ねぇ!」
美雪が未来に刀を剥けるが未来が避けた
「チッ。親の復讐なんて無理よ!」
「無理な訳ねーだろ?」
これが美雪の多重人格の一つか
ココロが戻ればいいらしい
すると
「未来様!」
刀を持っている輩に囲まれた
殺される!
すると
(ザシュ!)
何かが切れた音する
美雪が人を切ったらしい
次々に人が死んでゆく
美雪辞めろ!