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狐のお面少女と復讐の誓い
美雪Side
復讐してやる
だから今日もお面を被る
狐のお面
両親の思いをこの面に込めてやる
お店を深夜抜け出す
「また、来たぞ!魔術師、未来様を守れ」
お決まりの敵のセリフ
警備員を切り裂く
あの、月を紅く染める気持ちで
血が付いても関係ない
「どこだ!未来!」
復讐の声だ
血の匂いが鼻に付く
お面が血で赤い
着物も
「狐女!未来様を誰が出すか!」
人を切るのは慣れたかも知れない
今日も居ないのかよ
警備員を切り過ぎて頭が狂いそう
戻ろう…
「!?美雪様…また、ですか…とにかくお風呂に」
楓は驚くが感情が余りない私を気にかけてくれる
「お風呂入るね…」
ザァアア
シャワーが心地いい
血を流してくれるから
3週間ぶりに魔術師に会いに行った
いつも、会えない
いつか、この手で
殺したいな
「楓さん。いつも、ゴメンナサイ
この姿を見たら真守は…」
「大丈夫ですよ。今日は、おやすみ」
「はい」
布団に入る
すぐに眠たくなる
意識が…
また、明日…