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狐の仮面少女と勇敢な少年  作者: 悪死姫
4/8

美雪の過去と約束

俺は高校を中退した

高校ぐらい通わなくても不便ではないと考えたからだ

美雪は学校だよな

放課後に迎えに行こう


「美雪!」

「迎か?中退したんだ、私も」

美雪が中退?

何があって?

「どうしてだ?」

「そなたがおらんと退屈だから」

そうだったんだ

酷い事したような

「ゴメン」

「平気だ。行こう!」

そう言い、化け町に走って行くことにした


「美雪様~」

「楓。真守にアレの話をしていい。風呂に行く」

「了解しました~」

客室に連れて行かれた

昨日も来たけど落ち着かない

「真守。これから言う事はヒミツです。美雪様の許しを得たので」

「何の事だ?」

「私語をしてはなりませぬ。美雪様のお話を」

美雪の過去を聞けるのか

人前では無口の少女の

「美雪様は10歳の時に別の町の魔術師の妖に連れて来られたのです。

そして、美雪様は人のココロと言う大切な物を取られて妖の少女として

7年間この町で生きているのです。美雪様は、初めてこの町に来た人間なの。

貴方は7年振りに来たお客様ですのよ。」

そうだったのか…

「美雪はどうして、此処に連れて来られたのです?」

「その…美雪様から聞いた話ですけど…魔術師に両親を殺されたって。

気づいたら此処に連れて来られて、ココロを取られたって」

「じゃ、楓さんのお店に居るのです?」

質問攻めで悪いが美雪の事を沢山知りたいんだ

他の人よりも

「あの子から行く当てがないから助けて!って言われて

私は、あの子のお姉さん見たいな存在なのかな?」

「そうですか」

美雪にそんな過去があるんだ

人のココロがないなんて

「人のココロを戻すには?」

気になる

「魔術師を殺さないと駄目なのよ。

あの子…日頃から、狐のお面を被って血まみれで帰って来てるから…」

え?殺人をしてるのか?

「!?ゴメン。気にしないでね」

(シュッ)

襖が開いた

「あと、もう少しで6時」

帰らないとか…

「また、来ます」

お店を出た


「美雪…」

「何?」

これだけ言わせてくれ

「人を避けないでくれ」

人を避けて居るんだろ?

だから

「私には、ココロがないのよ。人の気持ちなんて」

「俺がなんとかするから!」

そう言い、家に帰った


美雪を守るから

俺の名に懸けて



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