第三話 異世界の空
アレリア先生はここを先代文明の遺跡だと言った。
いわゆる古代文明の遺跡と言うやつだろう。地球で言うなら古墳や、エジプトのピラミッド、イタリアのローマ帝国史跡、タイのアユタヤ、アンコールワットはどこにあるんだっけ? とにかくその辺が該当するに違いない。過去の人類が残した建設物のことだ。そしてそれらに共通するイメージとして、朽ち果てているというのがあるのではないだろうか? もちろん文化保護のために補修などが行われているケースも多々あるが、その多くが当時の佇まいを再現するというよりは、その後に積み重ねてきた時間のことも考慮されているように思う。ぶっちゃけると古くてボロボロになっているというイメージだ。
確かにここも遺跡だった。
俺が召喚された部屋から一歩外に出ると、そこには朽ち果てた廊下があった。床に積もった埃が管理者の失われたことを如実に語っている。材質は室内と同じ素材のようだったが、劣化が激しい。至るところでめくれ、崩れ落ちている。
不用意に息を吸った途端に咳き込んだ。
空気中に大量の埃が舞っている。
ただ部屋から出ただけなのに、まるで別の場所にいるようだ。
「なんで……」
そこまで言ってしばし考える。
この状況について質問する前に、質問するべきことに迷ったからだ。
「なんで、俺が召喚された部屋は風化してないんでしょう?」
「うん。それは私たちも疑問に思ったところだ。これは憶測だが、時間が止まっていたと私は考えている」
時間を操る魔法。
ファンタジーなら珍しくもなんともないと言えるかもしれない。ゲームでいう敵の行動を停止させる魔法の範囲版と言ったところだろうか。
「さっきの部屋の床に魔法陣があったろう。その複雑さは君も見たとは思うが、あれはひとつの魔法陣に複数の魔法を織り込んであるためだと思われる。どういう理由でかは分からないが、先代文明はとにかく物事を複雑にするのが得意なんだ。君を呼んだ魔法、時を止める魔法、エーテルを集める魔法、その他にどれくらいの魔法があの魔法陣に織り込まれているのか、私には想像もできないな」
そう言ってアレリアさんは頭を振った。どうやら魔法陣は解析できるものではないようだ。もちろん俺にも分かるわけがない。基板に似ているとは思ったが、そもそも基板に関する知識がまったく足りていないし、あったとしてもそれが役に立つとも思えなかった。
俺たちはさっさと遺跡を進むことにする。
廊下の幅は4、5メートルほどだろうか。ここにいる全員が横一列に並ぶのは無理そうだ。
隊列は松明を持ったイケメン中年を先頭に、大剣さんと長槍さんが二列目、その後ろにアレリア先生と俺、その後ろに魔術士さんと盾持ちさんが最後尾となっている。イケメン中年が先頭なことに疑問を感じないでもないが、少なくとも俺とアレリア先生が一番安全な位置にいるのは間違いないだろう。
「ここはなんのための建物だったんでしょう?」
「うーん、それが先代文明のことは分からないことだらけでね。どうにも彼らは記録というものを残さなかったか、あるいは我々がそれをまだ見つけられないでいるか。遺跡は至る所に残っているというのに、それに関する文献が一切見つからない。ものはあるのに機能しない。それに関する説明もない。なにをするものなのか分からない。無い無い尽くしでね。一時は先代文明の解析が流行ったこともあったようだが、大した成果を得られることもなく、現在では発掘品を一部の好事家が蒐集しているくらいだ。だから私にはこの遺跡が何のために建てられたものかは見当もつかないね。むしろ君の異世界の知識に期待したいくらいだよ」
アレリア先生が肩をすくめる。
俺は改めて周囲を見回したが、もちろんこんな遺跡に見覚えなどあるわけがなく、そこに自分の知識が当てはまることもなかった。
言えることがあるすれば、
「遺跡というわりには近代的な感じがしますね」
「近代的?」
俺は自分の言ったことを反芻して、その意味が通じるわけがないことに気づいた。
この世界が剣と魔法の世界のお約束である中世準拠の世界であるならば、現代日本の俺の思い浮かべる近代と、アレリア先生の思い浮かべる近代には、大きな隔たりがあるだろう。それに俺の言いたいこと自体が近代的という言葉には当てはまらないような気もする。
つまり崩れかけ、埃が積もっているものの、ここは古代の遺跡というよりは学校か病院のような施設を連想させる作りをしている。現代日本の建築物とは明らかに違うが、遺跡という言葉から連想できるような古臭さもない。
「言葉を間違えました。機能的で無駄がないと言いたかったんです」
「確かに先代文明の人々は建物を飾り立てることには興味がなかったようだ。だが無駄がないというのはどうかな? なんのために作られたのか分からないものだらけで、無駄が無いのか、無駄だらけなのか、私には判断できないな」
その後も雑談を交えながら遺跡の中を進んでいった。
どうやら俺のことを除いては新しい発見などは何もなかったそうだ。この遺跡は全体からするとほんの僅かしか探索できていないそうだが、残りのエリアは扉が開かないなどで立ち入ることすらできていないらしい。今回は何らかの形で装置が作動した結果、それに連なるエリアだけ扉が開いたのだろうということだ。
さらにこの遺跡にはアレリア先生たちを除けばしばらく誰も立ち入ってないだろうとのことだった。つまり俺の召喚は誰かが任意的に起こしたことではないということになるんだろう。ますます俺が日本に帰ることができる可能性が減ったわけだ。
やがてイケメン中年の先導で俺たちは遺跡の出口に差し掛かった。
扉はなく、かつてはあったかもしれないが、今は失われていた。
外からの光が差し込んできている。
俺は心のどこかが弛緩するのを感じた。
ずっと光源が松明だけということでどうやら緊張していたらしい。いや、それどころではないような気もするが、松明の明かりよりは太陽の光のほうがずっといい。
それにしてもファンタジー世界か。
どんな感じなんだろう?
よくあるイメージとしてはどこまでも広がる平原とか、山脈とか、遺跡、は今いるか。それからお約束としては巨大な岩が浮いていたりするんだろうか?
記憶は失ったが知識はある。大抵のことには動じずに済むだろう。水滴型のスライムがぽよんぽよんと跳ねてきたり、ドラゴンが空を飛んでいたりもするかもしれない。
まあ、魔物とすぐに出くわすことはなさそうではあるが、アルゼキア王国への道中では何度もお目にかかることになるのだろう。
だが何が現れてもアレリア先生や、大剣さんたちが守ってくれるというのを俺は信じる。
俺は慌てふためいてパニックを起こして彼らの邪魔をしないようにだけ注意していればいい。
だからこそ、どんなことが起きても動じない。
そういう心構えが必要なのだ。
「ってなんだこれえええええええ!!!」
遺跡から一歩出た俺はその瞬間に恥も外聞もなく喉の奥から叫んだ。
最初に目に飛び込んできたのは、空。
青空だった。
だがその空は真っ二つに分かたれていた。
空の半分が、空では無かった。
俺は膝から崩れ落ちそうになるのを、必死でこらえなくてはならなかった。
それでも膝はガクガクと震えた。
それはあまりにも異様な光景で、一方で“それ”がなんであるか俺は理解していた。理解できていた。だからこそ心はそれを受け入れまいとして、俺は何度も瞬きを繰り返し、それが消えないことを確かめた。
見間違いではない。それは確かに頭上にある。
空の半分を埋めるもの。
それは地球風の言い方をすれば、“月”ということになるのだろう。星ほどに小さくなく、恒星でない、空に浮かぶもの。だがそれがあまりにも大きい。空の半分を埋めて、まだその全貌が明らかになっていない。その大半は大地に隠れているのだ。そしてそれは月のような無機質な衛星ではない。その斑模様から察するに木星や土星のような惑星だ。
そう、惑星だ。
青い斑模様の惑星が空の半分を埋め尽くしている!
「なにをそんなに驚いている。天球を見るのは初めてか?」
「初めてだよ! 何もかも初めてだよ!」
俺は完膚なきまでにここが異世界であることを思い知らされた。そしてそのあまりにも圧倒的な光景に、体が押しつぶされそうなほどの重圧を感じていた。まるであの惑星が俺に向かって圧力をかけてきているみたいだ。息すら苦しい。
なにせ今にも空が落ちてきそうなのだ。
はっきりと巨大すぎると分かるものが頭上にあるのだ。
あれと激突すれば、世界なんて一瞬で吹き飛んでしまうのだ。
ただその威容だけで、俺は呼吸を止められてしまう。
「待て、ちょっと待ってくれ、頭上に惑星があるってことはここは衛星か。だったら太陽とかどうなるんだ? 一日はどういうことになるんだ?」
地球の一日とは、太陽に対して地球が一回転することだ。それに対して確か月は自転していない。地球に常に同じ面を向けて地球を回っている。その月の上に立っているとしたら、一日はどう判断すればいい?
そんなもん分かるわけがない。
「何を混乱しているんだ。天球が明るくなって一日が始まり、暗くなって一日が終わる。簡単なことだ」
「太陽は? 太陽はどこに行った?」
「この時間だと太陽はもう天球に隠れているな」
良かった。あるのか太陽。いや、当然だろう。でなければ空が明るいはずがない。
俺は何度も深呼吸して息を落ち着けようと努力した。
酸素が血液を巡って全身に行き渡る感覚がある。実際にそれを感じているわけはないから錯覚だろうが、手足の先にチリチリと痺れが走る。それからゆっくりと手足の感覚が戻ってきた。膝の震えは止まった。
オーケー、分かった。
ここにも太陽があるようだから、太陽系としよう。その太陽系の生物生存可能領域に惑星があって、その惑星には大気を持つほどの質量がある衛星があって、それがこの大地だ。
よし現状は認識した。それがいったいなんの助けになるのかは分からなかったが、少なくとも頭上にあるあまりにも巨大な存在について、自分を納得させる理由にはなった。
「天球は動くのか?」
「天球が動くわけないだろう。いや、ゆっくりとは動いているらしいが、目で見て分かるようなものではないな」
月と同じだ。この衛星は惑星に対して常に同じ面を向けているに違いない。ということは惑星が反射する太陽の光が、この世界での昼の光というわけだ。
「一日ってどれくらいの長さなんだ?」
「60時間だ。どうやらこの世界はワン君の知っている世界とはずいぶん違うようだな」
「地球は一日24時間だよ。ちくしょう」
なんとか取り戻したはずの冷静さをかなぐり捨てて、思わず地面を蹴りつける。
60時間だって!?
どう考えてもこの世界の人間と生活リズムが合うとは思えない。それ以前に正気を保っていられるだろうか? 24時間を超えて続く昼に。24時間を超えて続く夜に。俺の精神と肉体は耐えられるだろうか?
「くっそ、ちょっと楽しそうとか思ってた自分が馬鹿だった。今すぐ帰りたい」
頭を掻きむしる。
一日が30時間だったら、毎日あと何時間か寝ていられるのにとか考えられるのだろうが、そんなレベルじゃない。
60時間だ。
60時間だぞ。
これが48時間ならまだ昼の一日と夜の一日みたいに割り切れたかも知れないが、なにこのぴったり2日と半分って。毎日12時間ずつ一日がずれるとか嫌すぎる。
俺が頭を抱えて地団駄踏んでいる様を、アレリア先生は興味深そうに眺めていたが、やがてポンと手を叩いた。
「ワン君、ちょっと落ち着こうか」
「これが落ち着いていられるか!」
「いや、考えてみたんだがね。果たして君の言う一時間と、私の言う一時間は同じものかな?」
「は?」
「つまりだね。時間というのは言ってしまえば究極的には一日という単位しかないんだ。天球が明るくなって暗くなる。この一周のサイクルが一日だ。これは理解できているね。そしてそれより短い時間の単位というものはそれを使う人々が便利なように区切った尺度に過ぎない。つまり一時間が60個集まって一日になるわけではなく、一日を60個に分割して、その1個を一時間と呼ぶようにしているわけだ。その証拠に一日を10の時間にしか区切らない国もある。文献で知った話だけどね」
俺は混乱する頭でアレリア先生の言葉を反芻した。
徐々に落ち着いてくるのを感じる。
「……それはつまり一時間の長さそのものが違う、ということですか」
「おや、落ち着いてきたようじゃないか」
「まだ混乱してますが、ええと、もうちょっと教えて下さい。それじゃあ一時間はどう区切りますか? つまり一時間は何分で、何秒ですか?」
「ほうほう。ふん、に、びょう、か。ワン君の世界では一時間をさらに区切って分けるようだな。中々に細々しているじゃないか。残念ながらここでは一時間をさらに区切ったりはしないよ。それより短い時間の単位は滴だ」
「滴……、それじゃあ一時間は何滴ですか?」
「決まっていないな。そもそも滴は大体これくらいという尺度でしかない。一応、水を満たして落ちてくる雫を数えて1滴とする滴儀という装置もあるが、出来はまちまちでね。ものによって微妙に雫の落ちる早さが違う。まあ、大体一滴というと、いち、に、さん、と、これくらいだな。一時間は2千滴くらいかな? 一日中滴儀の雫を数えた記録もあるんだが、11万から13万の間で落ち着いているから、おおよそ正しいだろう」
アレリアさんが取ったリズムは、感覚的に一秒よりやや早い感じだ。ということはこの世界の一時間は2000秒よりかなり短いと見ていいだろう。地球の一時間は3600秒で、ええと。
俺は暗算できなくて、石を使って地面に計算式を書いた。
24時間は、86400秒だ。これを60で割ると1440秒。
長く見積もって一時間が2000秒だとしても一日は12万秒、まあ30と何時間かというところだ。それくらいなら惰眠できる時間が延びるという認識でも構わないだろう。
なんとか許容できる誤差範囲内に収まってきた。
「ほうほう。ずいぶんと算術が得意だな」
「こんなのは小学生レベルですよ」
「しょうがくせい?」
「ああと、6歳から12歳までの子どもが通う学校です」
「それってもしかして年齢かい?」
「そりゃ年齢ですけど」
アレリア先生はしばらくじっと考えてこんでいたが、やがて頷いて顔を上げた。
「そうか、君の世界にはレベルが無いんだったな。成長度を計る尺度が無いから時間で管理するのか。しかしそれだと個人差はどうやって吸収するんだい? 年齢でひとまとめにしたところで、出来不出来にはずいぶん差がつくだろうに」
「それは、まあ、出来のいいのは自分で勝手に勉強したり、塾に通ったりしますし、うーん、どちらかというと最低限の知識と教養を身につけさせる場と言ったほうがいいんですかね。あと集団での行動も学べますし」
「うーん、なんだかそういう教育法はこっちにもあった気がするぞ。なんだったかな……」
唸って考え込んだアレリア先生への助け舟は意外な方向からやってきた。
大剣さんが頭をボリボリ掻きながら、声を上げたのだ。
「あー、軍隊だよ。先生。軍隊だ。あそこじゃレベル関係なくとりあえずひとまとめにしてよ、叩いて同じように仕上げて使えるようにするんだ。槍構えて一列に並んでよ。進めっつわれたら、進むんだ。んでよ、いいスキル持ちだけが出世するんだわ」
「ふむ、なるほど。兵士には個人の資質よりも、集団としてのまとまりのほうが必要とされるからな。魔術士としても、そういう兵士が相手だとやりにくい。十や二十は倒せても、百のまとまった集団に勝つのは容易では無い。個々の資質を伸ばすのではなく、集団として固めて、なおかつスキル持ちは抽出する。それを子どものうちから徹底させるのか。ワン君、君の世界はずいぶんと物騒だな」
「いや、俺のいた国、軍隊無いからね!」
自衛隊が軍隊かどうかは置いておくとして、建前上は一応というやつだ。
つーか、俺が色々聞きたいのに、俺の世界のことばっかり話させられてる気がする。
「ともかくもうすぐ日が暮れる。ワン君の疑問も尽きないだろうが、今は野営地に向かおう」
日が暮れるというのなら是非もない。
俺たちは移動を開始する。
遺跡の外に広がっているのは草原だった。
だが現代の日本人が草原と聞いて思い浮かべるのとはちょっと違うかもしれない。遺跡の外に覆い茂っている草は、子どもの背丈ほどの高さがあったからだ。俺の胸の辺りまでが草に覆われてしまう。ふと振り返ると魔術士さんは肩の辺りまで草に埋もれていた。
ついでに俺たちが今出てきた遺跡も見えた。やはりそれは巨大な学校に見えないこともなかった。ただ日本の学校との違いがあるとすれば、全体的に丸みを帯びたデザインになっていることだろうか。あるいは時間をかけて侵食された結果なのかもしれない。それと窓かあるいはそれに該当する穴が壁面に見えない。結構な高さがあるように見えたが、今回移動したのは一階部分だけだ。どこかに入れなかった場所に階段か何かがあるのだろう。
それから同じような建物がいくつも周囲に建っているのが見える。遺跡というよりは遺跡群だ。
「野営地まではどれくらいですか?」
「一時間もかからないよ」
結構遠いんだなと思ったが、すぐにそれは違うことに気がついた。
せっかくなのでこの世界の一時間がどんなものか体感させてもらうことにしよう。
程なくして一行は一本だけ生えた木のそばに建てられた天幕にたどり着いていた。木には四頭の馬が繋がれている。どうやらここが彼らの野営地らしい。感覚的には20分か30分くらいだ。この世界の一時間はかかったと思っておきたいところだが、明確な答えは得られなかった。“一時間もかからない”という言葉が、実際に一時間を指すわけではない可能性もある。他人の言う“すぐに”が信用できないようなものだ。
一行はそれぞれに背嚢を下ろしたりしたが、武装は解除しない。決して空気が緩んだりはしなかった。
そう言えばここは魔界だという話だった。
エーテルの暴走とやらで周囲に魔物はいないという話だったが、今はそれも収まっている。なら、魔物たちが戻ってくるってことだ。
アレリア先生は早速木板と紙とペンを取り出していた。
「私は記録をつける。ウィンフィールド君、ユーリア嬢を借りるぞ」
「いいですが、何を?」
「ワン君にステータスの見方を教えさせる。ついでに魔術の基礎もだ。手は足りているだろう?」
「食事の味付けに文句を仰らないのであれば構いませんよ。しかし魔術ですか。可能性は低いと思いますが」
「だろうな。だが貴重な事例を逃す気はない。私自身がやってもいいんだが、魔力操作スキルはユーリア嬢のほうが上だからな。適材適所だ。いいな。ユーリア嬢」
「……だいじょうぶ、です。できます」
「ワンくんも魔術が使えるようになるほうがいいだろう?」
「もちろんです!」
俺は一も二もなく頷いた。
魔術が使えると聞いて心が躍らないわけがない。そうだろう?
ちょっとややこしいですが、異世界であることを強調したかったので、あえてこういう設定でいきます。
月が二つとかはよくありますけど、舞台が衛星というのは自分の知る限りではなかったので。
もちろんワン君が思いついていないだけで、二重惑星という可能性もあります。
ただ一方がガス惑星なので、この場合はまず間違いなく衛星でしょうね。
次回は10月4日0時更新です。