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blanket  作者: 璢音
ちょっと休憩休日編
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休日二日目【月華編Ⅵ】

今回は意外と長い……かも?

やっぱ恋愛ムード(?)は書きやすくていいね!



 舞台袖からゆっくりと出てきた人物。それは、まさかのまさかで緋威翔さんだった。

 壇上にいる彼女……いや、彼が、黒髪に赤のメッシュを入れているのですぐに分かった。


 彼が着ているのは真っ赤なドレス。深紅に染めたドレスは、ドレープが優雅にかかっている。胸元はセクシーに開き、そこからは緋威翔さんの白い肌が覗く。(まぁ、セクシーも何も緋威翔さんは男なんだけども。)


 彼は直ぐに後ろを向いてしまい、後の事はよくわからなかった。


「ふっ、いつもキザなあいつには丁度いいな」


 輝生さんが嘲笑うかのように言葉を添える。


「あら、私はあの姿好きよ?」


「はぁっ?」


 凄い発言をするノエルさんに、驚きを隠せない輝生さん。よく分からない光景だ。


「だって緋威翔(かれ)に合った赤のドレス。あの人は細身だし色白だから、普通の女子より上手く着こなすわよ」


「………。」


 呆れたという表情のまま、立ち尽くす輝生さん。その表情に悔しさが見え隠れしていると思うのは、私だけだろうか。


……というか、輝生さんはいつの間に来たんだろう。


 ノエルさんの黒のメイド服に隠れてあまり見えないが、恐らく私服だろう。黒のフードがちらりと見えている。


「あーっ、いつの間にあんた私服で入ったのよ!ちゃんと準備された服を着なさいっ!」


「やなこった」


 輝生さんの返答に怒ったらしい璢娘さんは、壇上から(ロリータのままで)飛び降り、すぐさま輝生さんのいる場所までずんずん進んでいった。

 その気迫に押され、輝生さんは一歩後ずさる。それもお構い無しに近付く璢娘さんとどんどん距離が縮まっていくのを、皆が固唾を飲んで見守った。


 謎の雰囲気に包まれたこのホールで、何が起きるかは分からない。


「決めた!」


「な、なんだよ」


 輝生さんをじっくりと見定めた璢娘さんが不意に大声で言った。


「貴方には、緋威翔くんより凄いドレスを作ってあ・げ・る!」


「じゃあ帰る」


「帰らせないわよ!」


 先回りし道を塞ぐ璢娘さん。その目は獣のようにギラギラと光っている。


「……ッ」


 流石に対応に困ったのか、輝生さんは懐からゲームを取り出す。


「お前の弱点は分かってんだよ!」


 カチャカチャと少しボタンを弄ると、彼が視界から消えた。多分、武器の能力を使ったのだろう。恐らく彼はゲームの中にいる。


 ゲームの外にいる璢娘さんにはどうにも出来ない。もし、この状況を変える人物がいるならば、それは『鍵』を持った美麩さんだ。


「そうだ美麩ちゃん!鍵で道を作ってくれない?」


 彼女もそれに気付いたらしい。美麩さんに近寄りつつ、説得していく。


「……暫く待てば、輝生さんは出てきますよ?」


 全くもって場違いな(ペンギンの)着ぐるみを着た美麩さんが、諭すように言う。璢娘さんはじっと美麩さんを見つめてから、諦めたように息を漏らした。


「無理矢理鍵を使わせる訳にはいかないものね。分かったわ。待ってみる」


 美麩さんの予想は的中し、暫くするとまた彼が現れた。彼が着ているのは……。どこの国かは分からない、軍服だった。


 それを見た璢娘さんが一瞬にして停止する。そして次の瞬間、彼女は凄い行動に出ていた。


「し、し、シリキ様ぁああっ!」


 彼女は一言そう叫ぶと、軍服を着た輝生さんに抱き着き、服にスリスリし始めた。


「うっ……な、何だよこれェ!予想より反応がひでぇっ!」


 その行動についてどんな予想をしていたのかは不明だか、彼は特に恥ずかしがる様子もなく、とりあえず両手を上げ降参のポーズをとっていた。

 そんな輝生さんに対して、璢娘さんはもう自分の世界に入ってしまっているようだった。床に両膝をついた状態で、胴に手を回し丁度お腹らへんにずっと頬擦りしている。


「……姉さんの好みをガッチリと把握しているな」


 舞台上のゴスロリ少女が、見た目に似合う凛々しい声で呟いた。その声はまさしく『軍に咲く一輪の薔薇』と例えられるような女将軍のよう。とてもクールな声だった。


「……(オマエ)、何処でコレを知った?」


 ゴスロリ少女が輝生さんに問う。


「それより先に、自分の名前を明かしたらどうだい御嬢さん」


 御嬢さん、の部分をやけに強調し、皮肉たっぷりにいう輝生さん。彼女は御嬢さんと呼ばれるのが嫌いなのだろうか。

その言葉を聞いた瞬間、彼女はむっとした顔になった。


……何だか可愛い。


「ぷっ!いい顔してるよお嬢さん。流石オールマイティー」


「そんな虐めないであげてください。(かれ)……彼女(かのじょ)は、からかわれるのが嫌いなんですから。」


「彼?」


 台詞(かいわ)は一瞬だったが、妙な言葉が入った事に気付く。何で緋威翔さんは、一度『彼』と言ったのだろうか。その後すぐに彼女と訂正した為に余計に言葉が目立つ。



「……ッ、妙な事を口走るな。緋威翔……。」


「ごめんなさい、璢愛(るあ)さん」


「……!」


「へぇ、璢愛って言うんだね。お嬢さんは」


 相変わらず輝生さんが言葉で攻撃を仕掛ける。


「……っ、あぁ、言えばいいのだな?言えば!」


 急に璢愛(?)さんの態度が一変した。しかもこの声は紛れもなく……


璢 夷 さ ん だ。


 今与えられた解答によって、さっきまでに起きた事の辻褄が合った。まるでパズルのピースの欠けた1つをはめ込むように。


“まともな服で良かったな”という璢夷さんの話と顔色。輝生さんの『お嬢さん』が嫌だった訳と『オールマイティー』という言葉、緋威翔さんの“彼……彼女”と“璢愛”という名前。


 璢夷さんはゴスロリを着る事をあの時知ってて。輝生さんはゴスロリ少女が璢夷さんだと見抜いてて。緋威翔さんもそれを知ってて。だからあんな事を。


「……全く」


「まぁまぁ、いずれは分かることだったんですから」


 腕を組み、そっぽを向く璢夷さんを宥めるように、緋威翔さんが言った。


「それに……後少しで」


「そうだな。」


 二人が顔を合わせてから違う一点を見つめる。その目線は、カインさんの腕に集中していた。


「カイン、今何時だ?」


「……?21時ですが。」

「よし、21時になったな。これより、舞踏会を始める。今着ている服は無効とし、各自好きな服を着ていい事とする!」


「えっ、もう終わり!?」


 輝生さんに頬擦りしていた璢娘さんが叫んだ。


「あぁ、璢娘の時間は20時から21時の間。つまり、もう璢娘に命令権はない。」


「そんなぁ~っ、まだ皆の(コスプレ)写真撮ってないのにぃ!」


「大丈夫!アタシが撮っといてあげたから♪」


「千佳ちゃんナイスっ!」


 流石カメラが武器なだけある。完璧な盗撮だ。ほんと、いつ撮ったんだろ?


「でも藤くんのはあげない」


「それでもいいわ!だって紫綺くんはコスプレしてないもの」


 黒のタキシードはコスプレに入らない。成る程。


「写真あげる代わりに、1つ頼んでもいい?」


「私に出来ることなら何でも!」


 緋威翔さんが交渉した時のように、璢娘さんに耳打ちする千佳さん。その条件は千佳さんと利害が全くもって反対の璢娘さんにとって、かなり簡単なもののようだった。


「任せて頂戴っ☆」


「じゃあ交渉成立ね!」


 成立の証として握手をする二人。完全に自分達しか見えていない。だってこの状況の(皆が一斉に二人を見る)中で全くその視線を気にしてないし。


 璢娘さん達から視線をはなし、舞台の方を見ると、ゴスロリ少女……じゃなかった、璢夷さんと緋威翔さんが壇上から居なくなっていた。その代わりに、青のマーメイドドレスを着た璢胡ちゃんが、恥ずかしそうに舞台に出てきて、階段を降りた。


 私は璢胡ちゃんに近づき、二人が何処に行ったのかを聞いた。璢胡ちゃんは、二人は舞台袖で服を着替えると言っていたという。


 さっき璢娘さんの権限が切れ、璢夷さんが権限を持つ時間になった為、コスを脱いでいい事になっている。だから二人はゴスロリやドレスからちゃんとした服装になろうとしているのだろう。


「あっ、ちょっと静くん!それずっと着たままでいてよ?」


「やだよ!」


 二人は相変わらずの会話を続けているようだが、権限が璢夷さんに移った事により、雰囲気がガラリと変わった。楽隊が音楽を奏で始め、舞踏会らしくなったのだ。


「おー、ダンスしろっちゅう事やな!」


「お前ダンス出来んの?馬のくせに?」


「馬といっても被り物でしょうが。」


「折角楽団が音楽を奏でているんですもの。聖夜、踊りましょうよ」


「セイラが言うならやるよ。……一曲踊っていただけますか?レディ。」


「えぇ、喜んで。」


 仲が良い二人は、すぐさまダンスをし始めた。舞台寄りの広間でゆったりとした円を描きながら見事な踊りを披露していく。


 そんな二人は衣装替えをせずに踊っている為、コスプレのままだ。セイラさんはシスター、聖夜さんは牧師さんの服である。なんだか『禁断の愛』を見ているような、そんな気分だ。


「な、なんか憧れるわね」


 霧雨さんがじっと聖夜さん&セイラさんペアを見つめてぽつりと呟く。すると待ってましたとばかりにケインさんが飛び出した。


「なら俺と踊ろうぜ!」


「嫌よ。私は璢夷くんと踊るもの」


 ケインさん、撃沈。


「なぁ、俺で良かったら踊らへん?真里亜。」


 図書館の件で仲良くなったように見えた二人がペアになろうとしている。ここは是非とも真里亜さんに「yes」と言って欲しいところだ。


「はい、喜んで。でもその馬の被り物で前は見えるの……?」


「あぁ、これなら平気や。任せとき!」


 おおっ!期待通り。

 こちらのペアもコスプレのまま踊り始めた。アルバートさんは馬、真里亜さんは妖精。何ともメルヘンな組み合わせだ。


「藤くぅん、一緒に……」


「ペンギン。」

「……私の事?」



「そうだよ。他にペンギンなんて居ないだろ」


「それもそうだね。……で、何か用?」


「ね、ねぇ……藤くん?」


「踊る人居ないからさ、踊って。」


「千佳ちゃんに失礼だよ?」


「あいつはいいから。」


 そう言って紫綺さんは美麩さんの手(と言ってもペンギンの手みたいだけど)を掴み、広間とは逆方向に向かって走っていった。


「ペンギンじゃ踊りにくいでしょ?」


 どうやらペンギンのままじゃ嫌らしい。


「ちょ……!」

「気にしない気にしない。」


「藤くんってばーっ!」


 千佳さん、玉砕。


「千佳ちゃん、紫綺くんじゃなくて申し訳ないけど、僕でいいなら踊るよ?ほら、折角可愛い服着てるんだからさ。」


 アラビアンナイトに出てくるようなドレスを着た千佳さんに、天使が……じゃなかった、天使の服を着た真希さんが話しかけ、手を差し出す。

 声を掛けられたのが嬉しかったのか、千佳さんは涙を流しながら真希さんの手に自身の手を乗せた。

 異色面子、完成。


「ま、真希っ……!」


 普段なら政宗さんと組むはずの真希さんが千佳さんと組んだ事で、政宗さんが組む相手を無くす。人見知りな彼女にとっては辛い状況だ。


「ふむ。……政宗さん?」


「はっ、はい。」


 名前を呼ばれ体を一瞬ビクつかせる政宗さん。彼女を呼んだのは、カインさんだった。

 ナースの服を着た政宗さんと、吸血鬼のコスをしたカインさん。「血」が引かれ合ったのだろうか?


「踊っていただけますか?」


「も、勿論…っ。こんな私で良ければ……」


 そっ、と差し出された手に不安そうに手を重ねる彼女を何だか守ってあげたくなる。見守ってあげたいペアだ。



「あっ!ちょっと!勝手に服変えないでよっ!」


「いい加減にしろよっ」


「……ぶー。静くんのケチぃ。」


「ケチでも良いから放せ」


 漸く璢娘さんが輝生さんから離れた。


「あ!そうだった。頼まれたもの作らなきゃ。」


 そう言い残し、自室へと戻っていく。彼女は踊らないのだろうか?


「はぁ……やっと解放された…」


「凄い人気だったわね。おばかさん。」


 大人な魅力を醸し出すノエルさん。流石、魔女の服を着ているだけある。


「馬鹿って言うなよ」


「じゃあ、オコサマ♪」


「訂正。馬鹿にするな」


「はいはい。……どうせ踊る相手居ないんでしょ?相手して頂戴。」


「……ちっ、しょうがないな」


「馬鹿にされるかされないかは貴方のエスコート次第よ」


「はいはい、分かってます」


 押され気味の輝生さん、久しぶりに見たかも。いつかは美麩さん、今回はノエルさん……。案外女性に弱いのかも?


 魔女の服を着たノエルさんと、私服に戻った輝生さんが広間へ向かう。


「ちょっと。」


「今度は何だよ」


「執事の服着て頂戴?雰囲気出ないから」


「はいはい」


 ゲームを取りだしボタンを弄ると一瞬で服が変わった。ノエルさんのオーダー通り、執事服である。


「やっぱ執事服っていいわね。」


 輝生さんの服を見て満足そうに頷くノエルさん。余程その格好が好きなのだろう。


「ダンっ」


 舞台の方から音がしたので慌てて舞台に視線を戻す。


 すると、黒のフード付きローブを着て真っ黒に見える璢夷さんと、緋色のタキシードを着た緋威翔さんが舞台下に立っていた。恐らく、舞台から跳んで着地した音だったのだろう。


 緋威翔さんのタキシード姿を見て、私は緋威翔さんが誰を選ぶのかが急に気になった。いや、緋威翔さんの視線が誰を見ているのかさえ気になってしまう。私は彼と踊りたいのだろうか?はっきりと言ってしまえばyesだ。私は彼と踊りたいという気持ちになっていた。

 自分から誘ってしまおうか、少し悩む。でも、彼が私を誘ってくれるなんて事ももしかしたら――。


 そんな想像をしていたのはつかの間だった。


「あっ、ひーと君だぁっ。ねぇ、私と踊りましょ?」


 私より先に彼に駆け寄った人物がいた。そう、幟杏ちゃんだ。


「僕は――」


「ねぇ、ひーと君は私と踊りたくないの?」


「ちょっと、止めなよ幟杏…っ!」


「氷椏は黙ってて!私は真剣なのっ!それとも何?私がひーと君と踊るのはダメとでも言うの?」


「違うわ。だけど緋威翔さんは――」


「煩いっ!氷椏には関係ないでしょっ!あっち行って!」


「………。」


 あっち行ってとまで言われ傷付いたらしい氷椏さんは、涙ぐみながら広間と反対方向へ向かう。


「そうやって周りの同情を誘うんだから!卑怯ものっ!自分一人じゃ何にも出来ないくせに。私なんて――」


「もう止めてあげてください。分かりました。僕は幟杏さんの相手をしましょう。」


「え、本当?やったぁっ」


 緋威翔さんが認めた瞬間にころっと態度を変え笑顔を見せる。私は何とも言えない感情に苛まれた。


「……ごめんね。月華ちゃん」


 私とすれ違いざまに氷椏さんが私に小さな声で謝ってきた。何故彼女が私に……。


 深い藍色のドレスに、百合の髪飾りを頭に乗せた氷椏さんは憂いを含んだ表情のまま、広間を後にしようとする。その時だった。


「………大丈夫、ですか?」


 一瞬だけ、知らない声が微かに聞こえた。

 少し低い、男性の声。しかもかなりの美声。


「……えっ」


 その声が聞こえた後、この広間の入り口側の左の角を見たままで氷椏さんは硬直していた。


「沙灑……くん?」


 滅多に人前に出てこない右流砂さんが氷椏さんの目の前に立っていたのだ。


「………。」


 その一言により注目を集めてしまった沙灑さんは、一瞬にして元の性格に戻ってしまった。

 彼は無言で氷椏さんに手を差し出した。彼女は嬉しそうに手を乗せる。


「……有難う。優しいのね、沙灑くんは……。」


 広間の隅で踊りを始める二人。その姿があまりに優雅すぎて……まるで静かな湖畔で踊っているようなその雰囲気に圧倒される。

 私もあんな風に踊れたらと思ってしまう。


「鏡」


「はっ、はいっ!」


 うっとりと二人を見ている間に名前を呼ばれた私は、一瞬心臓が止まりそうになりながら返事をした。


「る、璢夷さん……どうかしましたか?」


「……踊ってくれるか?俺と。緋威翔ではなくて申し訳ないのだが。」


 表情も本当に申し訳ないというような感じだった。だが、何故彼が謝る必要があるのか。……まぁ、その気遣いが璢夷さんの長所でもあるが。


「私で良ければ……」


「あぁ、丁度話がしたかったんだ。」


「えっ?」


 璢夷さんにリードされながら、広間の中心へと進む。ゆっくりと私を回したりしながら、私のペースにあわせて踊ってくれている。やんわりと添えられた手はとても温かい。


「なぁ、璢夷は月華の相手するって言うし、俺と踊ろうぜ?」


 後ろの方では、諦めのついていないらしいケインさんがまた霧雨さんを誘っていた。


「……アンタだけは嫌。……あ、真琴さん。お相手してくれます?」


 霧雨さんはそれだけをケインさんに伝えるとすぐに真琴さんに話しかけ、真琴さんとペアになってしまった。ケインさん、ドンマイ……。


「あ、あのぅ……アタシと踊ってくれないかな?」


 がっくりと肩を落としているケインさんを不憫に思ったのか、亜里亞さんがケインさんに話し掛ける。


「亜里亞……ありがとな。」


 案外この二人は仲が良いようで、あっさりとペアとなった。


 広間は沢山のペアで埋まり、それぞれがゆったりと踊っている。お伽噺に出てくる舞踏会そのものだ。


「~~♪」


 このクラスは男子の方が少ない為、女子が必然的に余ってしまう。今回は璢娘さん、そして璢胡ちゃんがそれにあたる。

 だが、当の二人はそれを気にしていないようだ。


 璢娘さんは部屋に戻ったっきり広間に来ないし、璢胡ちゃんは自身の武器を活かして、楽団に入って演奏しているようだった。


「……それで、話って……?」


「鏡、お前が見た夢の話と……この国の生い立ちについてだ。」


 甘いムードとは程遠い、現実に関わる話。出来れば夢を見ていたいけれど、璢夷さんが気にするのには訳がある筈。

 私は彼と踊りを楽しみながら、質問に答え、会話を続ける事にした。

がっくり月華ちゃん。


まぁ月華ばかりがいい思いする訳にはいかないので、たまにはフラグを折ってみようと。


大胆幟杏ちゃん。……というかもはや自己中(笑)いやーモデルがモデルだけに酷くリアルだ(笑)←


そして初めての台詞です沙灑くん!個人的に応援してるキャラです。うん、元の設定とかなり変わったキャラだから!ww


次回は舞踏会の続きです!久々に話す元メインヒーローの璢夷くんと一体どんな会話をするのか!そして月華と緋威翔はこのままになってしまうのか!次回をお楽しみに(つω`*)笑

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