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blanket  作者: 璢音
第二章:非武装の武器
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第一戦、Aチーム対Dチーム

璢夷「宜しく頼む。」


静「こちらこそ。」


うわー、輝生さん鎌田くんのこと睨んでるよー…怖っ!


モニターに映し出された人達を見ながら、私達は作戦会議をしている。


今は、双方の戦い方とかを観察…うん、そんな感じ。


どっちが勝ってもいいように、どっちのメンバーの戦い方も見なきゃ。


ちなみに、カインさんは審判の為にモニターが映す会場に居る。


カイン「ここは僕、カインが審判をつとめます。


…では…第一戦、Aチーム対Dチームの対戦を始めます。


ready go!」


その瞬間、一斉に皆一度後ろに下がる。


凄い緊張感…

…私達、後でこんなのやるんだ…不安だなぁ…。


ーAチーム。


璢夷「相手の大将は、輝生だ。宝石はあいつが持っている筈。璢娘と璢胡は、能力を知っている俺が相手する。」



…相手も中々の強敵だ…

あいつにゲーム化されたら元も子もない。


璢夷「次に聖夜だが、あいつは翼が武器だ。だから雷野、お前が担当だ。」


霧雨「任せて頂戴!」


璢夷「そして安西だが…、カメラに写らなくすればいいだけだ。ここは沙灑に頼む。」


沙灑「…分かった…。」


璢夷「最後に輝生だが、あいつのゲーム空間に入ったら大変だ。常に注意しろ。唯一抜け出せる美麩が担当だ。」


美麩「了解。」


璢夷「最後に藤田は、美麩の空間でアレを頼む。これが一番重要だ。」


紫綺「楽勝。」


ー…一方、Dチーム。


輝生「とりあえず、俺が宝石を持つ。向こうのボスは、鎌田だろ。そこを集中狙いしよう。」


聖夜「あのさー、俺、団体行動苦手だから、一人で行く。」


輝生「あっ、ちょっ…!待てっ!!」


ちっ…!

団体行動が鍵なのに…!

全く。


千佳「私達はどーすんの?」


輝生「俺が戦ってる間に、璢夷を狙え。二人で俺とあと一人と聖夜で残りを抑える。」


千佳「じゃあ、姉妹の方が良さそうね。私とあんたで雑魚をやっつけましょ!」


輝生「あぁ。」


璢胡「お姉ちゃん、行こ。」


璢娘「うんっ。」


ーBチームとCチーム。


カイン「どっちが勝つと思いますか?」


トランシーバーで何とか通信を取りながら、チーム全体で話し合いをする。


月華「うーん…どっちだろう…。」


セイラ「戦力的には五分五分だよ。」


ケイン「後は、統率力だよな!」


緋威翔「Aチームに一票入れます。」


月華「じゃあ…Dチームで。」


セイラ「結果が楽しみだね。」

カイン「話を作戦会議に戻しますよ。」


緋威翔「次に戦う、B班は比較的平和なチームです。どこぞのチームのような、自分勝手な人は居ません。」


それ…思いっきり聖夜さんの事だよね。


カイン「リーダー的な存在は、恐らく真琴さんでしょう。」


成程…確かにそうかも。


緋威翔「ちなみに、はっきり言って政宗さんと真希さんは戦いません。」


それはどういう…?


カイン「能力が浄化な位ですからね、回復や補助しかしないでしょう。」


セイラ「なら、残りの三人が問題だね。」


カイン「はい、あの三人はどんな能力を使うか分かりません。気を付けて下さい。」


ケイン「面白くなってきたなぁ!」


うん、これで対策はバッチリだよね。後は実践でどうにかするしかない…!

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