夜中のトイレにて
晴香は夜の〇時、トイレに行きたくなり目を覚ました。
トイレに向かうとリビングの明かりがついているのに気がついた。
「お父さん、まだ起きてたの?」
「おお晴香、今帰ってきたところだ。残業があってな。ふあぁ~~、そのうち寝るよ」
父はソファーに座り、お茶をすすりつつ欠伸をした。
晴香は用を足しトイレを出ようとした時、足下にカサカサとした感触が――。
下を向くと、一匹のゴキブリが足の甲の上を這っていた。
晴香は悲鳴は堪えたものの、気持ち悪さを通り越して怒りを覚えた。
トイレを出てドアの隙間から殺虫剤を撒きゴキブリを退治、トイレットペーパ―に包みトイレに流した。
足に残る不快な感触を気にしつつも、自室のベッドに戻り眠りについた。
朝の七時過ぎ、晴香は目が覚めた。
何やら近所で救急車のサイレンが鳴り響いているようだ。
「うるっさ。こんな朝からなんだっていうの……」
不機嫌そうに二度寝をきめ込む晴香。
するとそのサイレンがかなり近くなってきたところで停まり、今度は玄関の方でバタバタと騒がしい音と、母の喚く声が聞こえる。
何事かと思い様子を見に行くと、――父が救急隊により担架で運ばれていくところだった。
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真相はコチラ
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殺虫剤は虫を退治するための薬。
だから人体には無害、――そんなわけありませんよね?
大量に吸い込めば人間にも有害となり得ます。
晴香が部屋に戻った後、お父さんがトイレに行ってしまったのです。
殺虫剤が充満するトイレの中に――。
虫よりずっと大きい人間ですから死に至る可能性は低いはずですが、肺なり器官なり、何かしらの悪影響が出るでしょう。
しかもお父さんは残業を終えたばかりで疲れ切っていた。
もし便器に腰かけたまま居眠りをしてしまったとしたら?
殺虫剤を撒いた後は換気を忘れずに――。
今月から始まりました
『ロクショウ的意味が分かると怖い話(時々怖くなかったり……)』
トイレでゴキブリが現れ~トイレに流す……というあたりまでは
僕の実体験がもとになってます
こぼれ話は活動報告で!!




