すこし何かが変わった世界
壊れつつある世界での日記
1.朝起きたら4時になるように
2.その為に考えられる方法は
3.なるべく疲れないように
その3カ条の決まりを最近は念頭にして生きていた。
共感とか魅了とか、そう言うものと疎いそのこじんまりとした部屋の
奥にボクは、それ以降も何時までも眠りこけていたんだろう。
兼ねてから考えていた、音楽のフレーズをボクは口ずさみ
ハミングしながら、ぼんやりと天井を眺めた。
何時もその模様はボクに話を催しつつ、眠気を邪魔した。
もやもやとさせてくれるのは、目の前にあるスマートフォン。
だけども、完全には眠らせてくれない。
何時もの流れだし、それを悔やんでも仕方がないけれど
ジェムを費やすガチャへの欲望を一気に減らせようと
努力するが、費やす3000ジェムの大きさを馬鹿にするように
ひとつもレアキャラは出なかった。
あくる日、ボクは昨日まであったそのもやっとした何かの
塊の天井への思いをつづろうとした。
なんでだろう、その渦の中にある答えはいつまでも出なかった。
会社に行く時間にはなっているし、今日はリバーサイドの景色を
目にすることができる唯一のボクのオアシスだ。
会社に行く途中に出くわす、毎度おなじみの人類笑顔たち。
悔やんでもその答えも出せずに、出すこと自体もためらい
電車に乗りもの凄いスピードでリバーサイドに向かう。
普通に働ければいいのにな。
そう思うのもつかの間、普通じゃない職場につくが、景色は最高だったし
文句は言わないでおきたい。
それは、見渡す限りの展開の景色の様だったからだ…。