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すらいど  作者: さいとう たかひこ
1/5

すこし何かが変わった世界

壊れつつある世界での日記

1.朝起きたら4時になるように

2.その為に考えられる方法は

3.なるべく疲れないように

その3カ条の決まりを最近は念頭にして生きていた。


共感とか魅了とか、そう言うものと疎いそのこじんまりとした部屋の

奥にボクは、それ以降も何時までも眠りこけていたんだろう。


兼ねてから考えていた、音楽のフレーズをボクは口ずさみ

ハミングしながら、ぼんやりと天井を眺めた。


何時もその模様はボクに話を催しつつ、眠気を邪魔した。

もやもやとさせてくれるのは、目の前にあるスマートフォン。


だけども、完全には眠らせてくれない。


何時もの流れだし、それを悔やんでも仕方がないけれど

ジェムを費やすガチャへの欲望を一気に減らせようと

努力するが、費やす3000ジェムの大きさを馬鹿にするように

ひとつもレアキャラは出なかった。


あくる日、ボクは昨日まであったそのもやっとした何かの

塊の天井への思いをつづろうとした。


なんでだろう、その渦の中にある答えはいつまでも出なかった。


会社に行く時間にはなっているし、今日はリバーサイドの景色を

目にすることができる唯一のボクのオアシスだ。


会社に行く途中に出くわす、毎度おなじみの人類笑顔たち。


悔やんでもその答えも出せずに、出すこと自体もためらい

電車に乗りもの凄いスピードでリバーサイドに向かう。


普通に働ければいいのにな。


そう思うのもつかの間、普通じゃない職場につくが、景色は最高だったし

文句は言わないでおきたい。


それは、見渡す限りの展開の景色の様だったからだ…。






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