短編 アイスの当たり
ミーン、ミンミンミン
ガシッ
ジジジィッ
暑く長い退屈な休みの日だった。
「当たった」
食べていたアイスの棒が当たった。
再び、ワクワクした嬉しい気持ちになりながらお店に入って一つのアイスを貰った。
それは、外は餅に包み込まれて中はバニラ味のアイスだった。
「あっつ〜」
隣に麦わら帽子の被った同い年のような男の子が座ってきた。
虫かごにはセミが入っていた。
「あの、これ食べる」
その言葉のあと、この退屈な長い休みは、楽しく短い休みとなった。
(完)