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寂しい人

作者: えぬ

それは彼が信じようとも信じれない。

裏切られるのをずっと警戒せざるおえない

そんな気持ちになってしまう

過程のお話

何もかもが嫌になるくらいな出来事が少年に起きた。

もっと酷い経験をした人や大人はたかがそんなことと言って嘲笑った。でも、少年にとって、全てが嫌になるほど人の汚さを思い知らされた出来事だった。


これからその出来事を淡々と彼の代わりに話していこう。


少年は幼稚園生までは普通の日常を過ごしていた。

少年の名前を仮に歩としよう。

歩は小学校からいじめを受けるようになった。

いじめの理由なんてものは何も無い。

ただ、外見が変だとか、名前が変だとか、

そんな理由だったのかもしれない。

歩は目が大きかった。大人の私たちから見れば美形なのかもしれない。だが、同級生の子供から見たら変なやつ。あだ名で「でめきん」と呼ばれるくらいには目がぱっちりしていた。

少年はずっと落ち着いていた。今思えば年相応では無い反応をしていた。彼は頭が良かったのだ。いじめられても、あまりに酷いことされない限りは平気な顔をしていた。

さすがにおろしたての服を汚された時は号泣していたがな。

彼は家ではよく話す子だった。それはもううるさいくらいに楽しそうに今日起きたことを祖母に話すのだ。そう、祖母に……

彼の母親は彼に対して厳しかった。祖父も祖母も彼の家族自体が彼に対して厳しかった。例えば、ある日のこと彼は少し門限に遅れて帰ってきた。すると家のドアは固く閉ざされていた。どれだけ叩いてもインターホンを鳴らしても

「うるさい。外で反省してなさい」

そう言って2、3時間彼を締め出した。

彼はその後30分ほど家族から説教された。酷い時、夕飯は出なかった。彼はそれでも、家族が好きだった。信じていたのだ。

どれだけ母親に理不尽に怒られても叔父に蹴られても、家族は好きだったのだ。それが彼にとって普通だったから。だが、彼が中学校で不登校になり初めてリスカをした時……親にもう二度とするなと言われた。その頃からもう彼はおかしくなり始めていたのに家族は気づけなかった。時は過ぎ……高校生になった彼は、インターネットに触れることが多くなり、友達が増えた。いわゆるネッ友という人達に少し親への愚痴を話した。その時だった。彼は友達から普通だと思っていた「それ」が普通じゃないと言われたのだ。彼の心はもう既にボロボロだった。10年ほど我慢していた傷を彼は自分で気づいていなかった。だが、普通じゃないと言われた時……傷に気づいてしまった。そして、今まででいちばん深い傷を同時に負い、そして彼の心は壊れた。人を拒絶し、興味も示さず、そして、顔の見えない誰かを全てだと思うように、インターネットに依存した。そこから彼はどんどん歪んでいった。人に優しかった彼は、人のことをものとしか扱わない非情な人間になってしまった。そしてそれは彼も理解していた。ふと……壊れすぎた時に過去の自分と今の自分の違いを知り……戻ろうと努力をした。それでも…戻れなかった。どれだけ戻ろうとしても……結果は腕の傷が物語る……もう元には戻れなかった。どれだけ思い出して似たような行動を取っても疲れてしまうのだ。そして彼は親を恨み…人を嫌い…復讐することだけを生きる糧に

今も生きているのだ。親を殺した時彼はどんな顔をするのだろう…楽しみだ……


これで彼の話はおしまい

色々と省略はしているが長すぎてしまうからね。

彼は何も無い一般の家庭に生まれそだったのに

それでも…心は壊れる

人間は脆い……ほら彼を裏切ったあなたは

彼の復讐する人のリストに

入れられてるかもしれませんよ。


おしまい

読んでくれてありがとう

病み病みしてますね……ごめんなさい

これはフィクションです。

決して私の実体験ではありませんよ?多分ね


機会があればまた……お会いしましょう

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