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尋問

はじめての投稿です。最後まで読んでいただけたら嬉しいです。


ある鍛冶師の工房では今日も少女の声が響いてる。「うんうん。なるほど、分かったわ。私に任せなさいって!」そう言うと少女は工房の奥に入っていった。その後、少女が出ていったあとの工房には少しの不安と嬉しさを含んだ賑やかな会話が続いた。そして工房が静かになった頃に石を叩く音が聞こえはじめた。



第1章

「ありがとうございました!」

元気な声で客に挨拶するのはこの店、「武器工房フラン」の店主兼鍛冶師のユアンである。明るい栗色の髪に今は白いエプロンをしている少女だ。そして従業員の黒い髪の大人っぽい女性、シルクと2人で営業してる。2年前に開店して今では常連客もいるほどの好調である。

「ねー、シルク?」

憂鬱そうな顔でユアンは、

「最近誰かに見られてる感じがするんだよ。」

「本当?」

少し驚きながらもすぐに

「あんたの魔力ならしょうがないんじゃない? 」

と素っ気なく言って店の整理に戻っていった。

「そんなんじゃないと思うんだけどなー。」

と煮え切らない感じで、棚に向かってボソボソと言ってたらカラーンと店のドアが開く音がして、急いで営業スマイル全開で、

「はーい、今行きまーす。」

と言い、(こんな時間に来る人なんて珍しいな)と思いつつ振り返ると、

「いえ、今日はあなたが目当てで来ました。」

と、低い声が聞こえたと思ったらすぐに頭に衝撃が走りそれがおさまる前に意識がなくなった。




どれくらい時間がたったのだろうか。店で後頭部を殴られてから私は見たことがない部屋に居た。頭はもう痛くない。しかしここは本当にどこなのだろうか。誘拐でもされたのか。いや、私を誘拐しても得する奴なんていないし…。じゃあなんで?

「その問いにお答えしよう。」

「ひゃ!?」

いきなり耳元で声がしてびびった。しかも変な声出しちゃったし。

「おっと失礼、ここは貴方の罪を白状してもらう部屋。まぁ、監獄の一歩手前というところですか」

「監獄の一歩手前?」

なんだそりゃ、悪い奴は監獄にすぐ行くんじゃないのか、そもそも私は何にもしてない。

「はい、簡単に言うと監獄に行くかどうかをこの部屋で決めると言うことですね。しかし、めずらしいですねぇ。」

「はぁ?」

何がだろうというか人の話を聞かずにここまで連れてきて珍しいも何もあるのか?

「さて、とりあえずの説明も終わりましたし、始めますか」



読んでいただきありがとうございます。感想などいただけたら嬉しいです!


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