獣狩り、そして【災厄戦】
最近、本業が忙しくてなかなか書けません。1~2週間後に出します。すいません
奴、マギアビーストがいくつもあるワイヤーテイルをこちらに飛ばして来た。
「くっ、早すぎだろ!!!!」
にしても、何か変だ。あいつが守っているような・・・
「マスター!横から、来ます!!!!」
おっと。危ない、危ない。しかし・・・
「何で、こんなに暴れているのに誰も来ないんだ?」
「ここは、ゴミや兵器の試作品が捨てられいたため、爆発しても平気なように装甲が非常に厚いので、音が漏れないんです」
マジか。ならば通信機能を使って・・・
「ちなみに、通信機能は故障しているので使えません」
ガーン!!!畜生め!
「にしても、何か武器は無いのか!?」
「周りに、いっぱいありますけど・・・?」
「あいつに効果がある武器だ!!!」
周りにある武器は、片っ端から使っているけど全く効果がないんじゃ意味がないだよ。
「マギアビーストには、とにかく高威力の武器が効果的です」
とはいっても、そんな武器がそう簡単には見つからない・・んだ・・が・・・
「マスター?」
おいおい、見つけたよ。ちょうど良いのがね。例えるなら、パイルバンカーの杭をマシンガンで飛ばすような物かな。
「よし、これなら!!!」
そして勢い良く、僕はソレの引き金を引いた。
「マ、マスター!?ソレは!!!」
えっ?
バチッ、ジャコン、キュイーーーーン!!!
あっ、何か嫌な予感が・・・
それは、一瞬の事だった。まず、杭が10本同時に飛び、マギアビーストに突き刺さり、そのまま壁まで、吹き飛んだ。
「・・・・・何、これ?」
やべーぞ、これ。なぁに、これ?
「マスターの先祖である【博宮の一族】が、暇をもて余して作った【ぶっ壊れウェポンズ】の1つ、『オルヴァリア』です」
何だよ、【ぶっ壊れウェポンズ】って!?こんなのがまだあるの!?ところで・・・あいつは何を守ってたんだ?・・・あれ?
「あれって、何?」
何か球体の物があるんだけど・・・
「あぁ、あれは【BWB】ですね」
何かカッコいい。
「なぁ、それって何の略何だ?」
「・・・『ぶっ壊れウェポンビルダー』の略です・・・」
おーーーい!!それ?それを守るのか!?確かに敵に渡るのを防ぎたい気持ちは分かるけど!?ところで・・・
「なぁ、こいつが災厄戦のきっかけになったんだろ。それについて、色々教えてくれない?お前、知ってるだろ?」
「・・・そうですね。マスターが【博宮の一族】なら、尚更ですね。では、話します。1万年前に起きたあの惨劇を・・・」
そして、ベルは話し始めた。消された歴史の真実を。
「まず、私達姉妹が造られる50年前にNEXT・WORLD・SYSTEM【NWS】と呼ばれた情報統合AIが造られました。人間は、それを使って惑星の管理を行わせました」
何か、ありふれた展開の気が・・・
「そしてその10年後、【NWS】は人類に対し宣戦布告。【NWS】に支配されたマギアビースト1万機が、侵略を開始しました」
ほらな!!やっぱり、こうなった。ところで・・・
「なぁ、【NWS】は何で反逆したんだ?」
やっぱり、それ相応の事を・・・
「あぁ、確か残業が多すぎたからだと思いますけど・・・」
・・・えっ?何だよ、その下らない理由は!?いくら何でも呆れるわ!!
「とにかく、その侵略を食い止めるために、博宮一族と抵抗軍が新たなマギアナイトの開発を開始しました」
なるほど。
「結果、開発されたのが私達姉妹【DSF】シリーズと【VTF】シリーズの14機です」
ほぉ、そうやって誕生したのか。
「その後、敵の90%の破壊に成功し、最後に敵の本拠地を潰そうとしたのですが・・・」
「ん?どうしたんだ?」
何かあったのか?
「味方による裏切りによって、我々はあの空間に閉じ込められたのです」
え、そうだったの?
「しかし、ラスイアを含めた10機は、先行していたので無事だったのです」
「じゃあ、何でお前らは中にいたんだ?」
「それは、ちょうどメンテナンスをしていたからですね」
な、何て役立たずな。まぁ、そのおかげで僕は助かったけどね。
「さて、とりあえず【BWB】を持って帰るか」
「はい!」
これがあれば、武器不足は無くなるだろ。
次は番外編を書こうと思います。