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魔動騎士 ベルゼギア  作者: 城神 タクト
7/11

リミッター解除、そして「侵食装甲」

遅れてしまいました。すいません。編集に手間がかかりました。

ベキッ!!!

ドゴーン!!!!!!

あいつの拳を受け止めて、どうして爆発音がするんですかね?不思議だ。

「あら?初めてよ、私の拳を受け止めた人は」

「それはどうも!!」

こっちはかなりヤバイ。どうするかな。

「マスター。一つ提案があります。【捕食】を発動させればよいと思います」

あっ・・・

「【捕食】発動!!」

何で忘れてたんだろう?

徐々にラスイアにダメージを与えている。

よし、このまま・・・!!!

「マスター!!!!避けてーーー!!!!」

あれ?何か嫌な予感がする。そんなことを考えている一瞬に奴は、機体を殴った。その瞬間、ベルゼギアは500メートル位飛ばされた。

「ガハッ!!」

口から血が出てきた。何だ、あのパワーは。

「あなたは運がいいのね。ラスイアの【ラースソウル】解放状態で殴られて無事だった人は、今までいなかったからね」

全然嬉しくない。これがリミッター解除か・・・。ベルゼギアも、全く動かない。ベルも反応しない。

「安心して、あなたは殺さないからね。そこで、仲間が殺される光景をずっと見ていなさい」

そう言って、仲間の方に行った。まずい、まずい。どうすれば奴に勝てる?どうすればみんなを守れる?どうすれば!!!・・・

『力ガ欲シイカ?』

えっ、誰だ?ベルじゃない。

『オマエニ理不尽ヲ強イル奴ラヲ滅ボシ、己ノ配下ニスル力ガ欲シイカ!?』

誰かは知らないけど・・・

「あぁ、寄越せ、その力を俺に、その全てを!!」

『心得タ、我ガ主ヨ』

そして、目覚める。ベルゼギアが「暴食の悪魔」と言われるようになった桁外れの能力、【グラトニーレギオン】とベルゼギア専用武装が・・・

--------------------------------------------------------------------------

メリア視点

ふぅ、疲れた。あの黒い機体は強かった。本気じゃなかったら、私が負けていた。でも、ラスイアの【ラースソウル】に壊せない物はない。後は、黒い機体の仲間をみんな倒して・・・

「お嬢様」

「どうしたの、スイ?」

ラスイアのサポートAIのスイが話しかけてきた。珍しい。いつも自分から話しかけてくることはないのに。

「何か嫌な予感がします。まるで、『起こしてはいけない者』を起こしてしまったような・・・」

これも珍しい。スイはいつもはっきり物事を言う。

「気のせいじゃない。それに、あなたと私がいればどんなことにも、負けない。そうでしょ?」

「そうですね。今の言葉は忘れてください」

「ええ、忘れたわ」

その時だった。

ビキッ!!

「えっ」

後ろから、音がした。

ビキッ!!バキバキッ!!ベキッバキッビキッ!!!!!

「なっ、何の音?!ヒッ!!」

「なっ何ですか、あれは!?」

そして、後ろを見て私は悲鳴をあげかけた。

スイは、信じられない物を見たような声を上げている。無理もない。

そこには、周りの建物や土、マギアナイトの残骸を黒い結晶に変えている禍々しい姿になった、あの機体がいた。

「あの機体・・・お、お姉様!?」

えっ、どういうこと?

「スイ。どういうことなの?」

「あの機体は、私達DSFシリーズの中で最初に造られたDSF 001ベルゼギア。私の姉になります」

なんと。そうだったのか。あれ?ということは・・・

「あなた、お姉さんを普通に殴ったことになるんじゃない?」

「・・・・・・・・・」

何も言わない。

すると、ベルゼギアの周りにあった結晶が浮かび、そのまま飛んで行った。・・・私の仲間がいる方に。

「急がないと!!」

お願い、みんな無事でいて!!

しかし、私がみんなのところに着いたとき、そこに広がっていたのは、地獄だった。

黒い結晶が、仲間に突き刺さり、そのまま覆い被さって呑み込んでいく。

「うわーーー!!!!く、くるなーーー!!!!」

今呑み込まれた機体のパイロットの声が聞こえる。

「大丈夫か?!」

「うわーーー!!!!」

ダメだ。全く聞こえていない。しかし、みんな、何に怯えているんだ?

「お嬢様。思い出しました。あれは、【侵食装甲】です。あれに触れたら、ただの金属になり、お姉様の操り人形になってしまうお姉様専用武装の一つです」

そんな・・・

そして、奴が動き出す。私達は反応できないまま、殴られてた。そして、大量の【侵食装甲】が突き刺さった。

「まずい!?」

逃れようとしたが、ダメだった。どんどん侵食してくる。そんなとき、

「なにやら、お取り込み中のようですね」

それは、第1師団団長 ルカト コンテルからの通信。

「援軍を送って!このままだと全滅する!!!」

「悪いけど、それは無理な話だ」

なっ!?

「どうしてか?まぁ、簡単な話、君はもう用済みなんだ。」

どういうこと?

「君は私に洗脳されていた。そして、情報をこちらに送るようにした。だが、ベルゼギアを怒らしてしまったことが、君の敗因かな。最後にベルゼギアのことを伝えてくれたことは、感謝するよ。」

そう言って、通信を切った。

そんな・・・私はずっと操られていたの?

「お嬢様!!」

スイの声も聞こえないぐらい、私は自分を見失ってしまった。そして、コクピットにまで金属がきていた。

2~3日後に出します。

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