哀れな道化
ちょっと更新スピードが遅れるかもしれないです。
「では、その機体、頂きます!!」
「いや、頂かなくていいから」
とりあえず、先ほど倒した機体を盾にした。しかし、「甘い、甘い、甘い~!」と何かキモい声で変なことを言いながら、機体を叩き切った。マジか。僕が言うのも何なんだけど、この機体の装甲、結構硬いよ。
「説得力ありませんね。」
ほっとけ。・・・・んっ?あれ?相手の機体に少し触れたら何か変な感じが・・・
「今、何か違和感を感じたんだけど、何か分かる?」
何と言うか、操られるような感じかな?
「えっ。・・・あぁ、あの機体のパイロットは洗脳されていますね。しかも、この洗脳波パターンは・・・DSF 05 ルクリスの特殊固有スキルですね」
お前の仲間か!
「正確には、妹ですけど」
「どっちでもいいよ!!」
さて、どうしようか。僕は洗脳を解きたいけど・・・
「なぁ、ベル。あの洗脳を解除することは、出来るか?」
僕の予想が正しいと
「無理ですね。洗脳が強すぎます。」
やっぱりか。なら方法は1つだけ。
「殺すしか、あの機体のパイロットを解放する方法がありません。」
仕方ない。
「一気に終わらせるぞ!!「捕食」!!!」
僕は、暴食の悪魔を呼び起こし、そして、相手に突っ込んでいく。
「死に来ましたか。なら死になさい。」
そう言って、マシンガンを撃ってきた。けど、無駄だ。なんせ、捕食でマシンガンの弾を喰っているから。
「嘘だ、嘘だ、嘘だーーー!?」
僕はそう叫んでいる哀れな道化を
「今、開放してやるよ」
「そんなことは、私の敗北などあり得な」
魂ごと喰らい尽くした。
---ありがとう、暴食の悪魔を従える少年よ---
そんな声が聞こえた気がした。
「終わりましたね、マスター」
「あぁ」
捕食を解除して、みんなのところに戻るか。
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みんなのところに戻ると、
「・・・やっぱりすごい警戒しているな。」
まぁ、確かに敵を倒してくれても、次が自分たちだと思ってもおかしくない。
コックピットハッチを開けて・・・
「僕だ、博宮 セツナだ。とりあえず、攻撃はしないでもらえるか?」
とりあえず、味方アピール。
すると、
「セツナ・・・なのか?」
和哉が恐る恐る聞いてきた。
「うん、そうだよ」
「はは、お前は大した奴だよ。なんせ、戦闘中に告白されているんだからな。うらやましいぞ!!この野郎!!」
うっ!そうだった!!ということは!?
「セ~ツナ♪」
遅かった!!後ろから急に抱き着いてきたのは、もちろん美霊だ。
「私、うれしいよ。それと、ありがとう。助けてくれて。」
どうしよう、何か応えないといけないよね?どうしよう?
え~い、ままよ!!!
「当たり前だろ、恋人になったんだから」
言っていて、こっちが恥ずかしい!!
(うわ、なかなか恥ずかしいことを言いますね、マスター)
黙ってろ、ベル!
美霊は・・・
「うれしい、本当にありがとう。」
今まで見たことない、最高の笑顔を見せてくれた。
そんな時だった。
「フ、フ、フザケルナーーー!!!!」
と言いながら、聖(ウゼェ奴)がマギアナイトで、切りかかってきた。
もう少しで新小説を出します。