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魔動騎士 ベルゼギア  作者: 城神 タクト
3/11

生き残るための共闘、そして目覚める「暴食の悪魔」

前話、間違いがあったので直したのでまた見直してください

-美霊視点-

セツナが落ちていくのに、私は見ていることしか出来ない。そして、セツナが完全に見えなくなった時、私の感情が溢れてきた。それは失望感でも、悲しみでもない。怒りだ。セツナを殺した、こいつらを絶対に殺してやる。

「殺す」

その声が自分の声とは思えないぐらい怒りに満ちていた。

「貴様ら。一体、何のつもりだ?!」

敵の隊長が味方に聞いていた。彼も怒っている。彼も、セツナが死んだことを怒っているようだ。何故かは知らないけど、セツナに対する好意を持っているように感じた。

「隊長。あなたのような老人は、必要ないと判断されたので死んでもらいます。」

どうやら、仲間割れのようだ。

「撃て。」

相手が元隊長を撃ってきた。でも、当たらない。

「何故だ?」

私が大盾で防いだからだ。

「あなたは、セツナの死を怒ってくれている。だから、助ける。」

「少女。お前はセツナ少年のことが大切か?」

そんなことを聞いてきた。そんなの決まっている。

「当たり前。」

「そうか。なら手を組まないか?その方が生き残る確率が上がる。」

「分かった。いいよ。」

何でもいいから、生き残るために使える物は、なんでも使え。セツナがそう教えてくれた。

それに、セツナは死んでない予感がする。根拠はないけど。でもセツナが生きてると信じる。それまで、時間を稼ぐ。セツナなら絶対に来る。1人だった私に初めて手を差し伸べてくれたセツナなら絶対に!

------------------------------------

セツナ視点

カラン、カッ、コッ、コン

「イッッツ~。」

頭が超痛い。死んでないようだ。出来るなら戻りたいんだけど・・・

「無理かな~」

何故なら、落ちてきたはずの穴が見えないからだ。ここ、どんだけ深いの?

とにかく、明かりをつけて・・・

「何だ、あれ?」

そこにあったのは、宇宙船だった。それも、宇宙戦艦。

中に何か武器があるかもしれない。だから、とにかく、

「中に入れるか。」

船体に傷はないから、不時着ではないようだ。とりあえず、マギアナイトでも入れそうな扉から入った。

しばらく進むと、広い部屋に出た。すると、

「勝手に電気がついただと!」

かなり高い技術だ。こんなの5000年以上前の技術だ。しかし、それよりも大変な物があった。

「マギアナイト?」

ここには4機のマギアナイトがあった。

どれも見たことがない物だ。そして、1つのアイデアが浮かんだ。

「よし、機体をもらってしまおう。」

別にいいよね、もらっても。持ち主いないし。

じゃあ、メインカラーが黒に赤のラインが入った奴にしよう。

「中は、きれいだな。とりあえず、起動させてっ!」

何もさわってないのに、勝手に画面がついた。そして、(生体パターンを認証・・・完了しました)と言ってきた。えっ?何?!

「マスター、初めまして。この機体のサポートAIのベルです。これからよろしくお願いいたします。」

「えっ?!あっ、いや、それよりも」

「そうですね。それでは、マスターの御友人を助けに行きましょう。」

先に言われてしまった。というか、何で分かった?!

「うん、そう何だけど、この機体を僕が動かせるの?」

「問題ありません。」

そんなあっさり言われても・・・

「マスターは、博宮の一族の末裔なのですから。」

んっ!どういうこと?!僕の一族ってそんなに有名なの?!

でも、実際に動きそうだし、やってみるか。

「では、DSF 001 ベルゼギア、起動します。」

この時、1万年前の戦争で、敵の全てを喰らい尽くし恐れられた「暴食の悪魔」が目を覚ました。


次は主人公機VS敵マギアナイトです。2~3日後に出します。

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