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魔動騎士 ベルゼギア  作者: 城神 タクト
11/11

王都 トルヴァンデルク、そして第6王女

色々あって、GWもまともに休めません。

あの恐怖の食事から、1週間が過ぎた。今のところ、何の問題も出ていない。僕は王都の事を考えていた。

王都トルヴァンデルク。人口は5万人以上の大都市だ。5000年前に建国された。マギアナイト製造の総本山である魔導騎士研究開発所、通称【マギア・ラボ】がある。もしかすると、災厄戦に関する資料が残ってるかもしれない。

そんな事を考えていると・・・

「王都だ、やっと見えてきたぞーーー!!」

生徒の誰かが言ったのをキッカケに、甲板には多くの人が出てきた。けど・・・

「全員、船に戻れ。あちらは、僕達を歓迎してないらしいぞ」

そう、王都のおそらく全勢力が集まっている。マギアナイトの魔導銃【マギライフル】や魔導砲【マギキャノン】がこちらを狙っている。

さて、どうするか・・・

「ねぇ、セツナ。攻撃していいかな?すぐに片付けるわ!!」

「うん、激しく同意する。鉄屑にしてやる」

「鉄屑はやめなさいよ。でも、正当防衛になるんじゃない?」

こちらの女性パイロットは、戦闘バカなのか?

「まぁ、客観的に見るとこちらの方が敵だろ」

和哉がまともな事を言った。明日は、槍が降るかな?

「マスター、こちらに近づく反応が10」

セキが伝えてくれた。画面を見ると、

「あれ、この人って王女じゃない?」

「えっ!?」

うん、間違いない。この国の第6王女のルーナ・アリルロアだ。何で?

『所属不明の戦艦の指揮官よ、敵意がないのなら降りて来なさい!!』

仕方ない、素直に従いますか。

「ベルゼギアで行って来るよ」

「えー、私も行きたいー!!」

「私も行くよ」

「護衛は必要よね?」

「セツナに護衛はいらないだろうけどな。まぁ、俺も行くぜ」

みんな一緒に行くのかよ。まぁいいけど・・・

――――――――――――――――――――――――――

ルーナ視点

一体なんなの、この戦艦は?王都の全勢力でも勝てないかもしれない。しかし、こちらのマギアナイトなら勝てるに違いない。なんせ、こちらには新型があるから。

でも、私は捨て駒ね。王位継承権が一番低いから、こんな簡単に敵の前に行かせる事が出てきた。

「王女様、敵が来ました。数は・・・っな!?」

んっ?何かあったのかしら?

「どうしたの?」

「て、敵が空を飛んで来ました!!」

あり得ない、あの技術は漏れてないはずなのに!

そして、敵が現れた。全部で5機のマギアナイト。どこの国の物か分からない。

そんな中、

『なあ、僕達はリストリア学園の生徒の代表の博宮 セツナだ。出来れば、攻撃しないでくれると助かるんだけど?』

えっ?

――――――――――――――――――――――――――

セツナ視点

「貴様、王族に対しよくそのような態度を!!覚悟は出来ているのか!!」

イヤ、何でだよ。でも、あの護衛は知らないか。

「セツナ殿か!?しかし、次の指導訓練は2ヶ月後のはずですが?」

おっ、知ってる奴がいる。

「やあ、コルトさん。久しぶりですね」

「やめてくださいよ、敬語で言うなんて。いつものように言ってくださいよ」

「分かったよ。で、メルバイア王国が攻めて来てな、領が壊滅したから来たんだ」

「何と!?しかし、宣戦布告は全くありませんでしたが?」

「待て待て、セツナ?何かあっさり凄い事言ってない?」

んっ?ああ。

「セツナ殿。もしかして、ご学友に隠していたのですか?」

コルト君が聞いてきた。だけどね・・・

「別に教える事でもないだろ?」

「全く、あなたという人は・・・。では、代わりに私が。おっと、失礼。私は、コルト・レントと言います。王族護衛第一部隊隊長を務めています。セツナ殿には、王都全ての兵士の指導訓練を年に3回頼んでいるのですよ」

流石出来る男、何事も丁寧だ。

「ああ、連休の時にいないかと思ったら、そんな事をしてたのか」

「うん、流石セツナ。私の恋人」

「それは、違うんじゃないかな、美麗?」

「うー、美麗が羨ましいよー」

後ろの奴らがうるせー。後さ、美麗さん。恥ずかしいからそういう事を言うのやめて。


「あのー、皆さん?私を無視しないでくださいよー」

あっ、王女様の事を忘れてた。

「あっ、すいません。ルーナ・アリルロア王女様。先程の、質問に対する答えは?」

王都にも、知り合いが何人かいるからさすがに、攻撃はしたくないのだが・・・

「ええ、あなた方を避難民として保護します。ちなみに、この戦艦の所有者は?」

「ああ、僕ですよ」

「では、あなたともう一人は王城に来て父上、国王陛下に会ってもらいます」

えー、マジか。・・・最悪だ。

本業がきついけど、頑張って小説書きますね

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