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ぬいぐるみの国  作者: 星空 響
ようこそぬいぐるみの国へ
4/10

第4話 初戦と新王

〜朝〜

「・・ろ!」

「う〜ん」

俺の上でドスドスとジャンプしてくる何かがいる。

仕方なく見てみると

「起きろ!」

「う〜ん誰?」

上でジャンプしていたのは小さな子供たちだった。

子供たちは口々に答えた

「僕たちはちっちゃいもの隊!とにかく起きろー」

「はいはいどうしたの?」

「もう8時!」

どうやら7時に起きなきゃ行けなかったらしい。

「速く着替えろー」

「ちっちゃいもの隊は可愛い割には口が悪いんだな・・」

そのほかいろいろ言われながら部屋のドアを開け1階へ降りた。そこには将軍達と翼の生えた男の子2人が話していた。

「紅也、遅い起床ね」

「ミミおはよう、どこか行くの?」

「学校よ」

「学校・・・」

茶色の翼で凛々しそうな男の子がニヤリと笑ってこう言った。

「まさかお前学校を知らないのか?」

その言葉に俺はカチンと来た。

「知ってるよ!俺の世界でもあるし!」

「アンカーあんまりからかわないの!」

「だってこいつ弱わそうだから」

白い翼の男の子が眠そうに

「アンカー兄さん速く学校行こうよー」

「あーわかったミミじゃあな、あとそこの弱そうな兄ちゃんもな」

そして笑いながらアンカーはアンクと共に行ってしまった。

「全く調子こくんだから」

「そういえばミミとさっきのアンカーは同級生なのか?」

「そうね、さらに言うとフィー以外の将軍はみんな同級生じゃっいてくる」

「行ってらっしゃい」

そしてミミも学校へ行き俺は朝食を食べ部屋に戻って行こうと階段を登っている途中ロッキー長老に会った。

ロッキー長老はいきなりこっちに来なさいと言うように手招きをした。

「どうしたんですか?ロッキー長老」

「いきなりだがね〜王の座をお前に渡そうと思ってね〜」

「えぇ!なんでですか!?」

俺はロッキー長老の言葉に驚愕し驚きを隠せなかった。

「わしもこの歳だしそろそろ定年退職者からの〜この国では次の王を決めるのは前の王と決まっているからね」

「でも何故俺なんですか?」

「ある言い伝えでね’異界の者に運命を託せよ,

とあるんだよもしかしたら紅也くんがと、わしは思うのじゃ」

俺は少し考え込み

「俺には王はできません」

「そうかまぁすぐにはとは言わないから待ってるよ」

と言い去った。

この事をロッティー先生に話して見た

「じゃああなたは何故王にならなかったの?」

「あまり王になる自信が無いんです。だってロッキー長老なら国も安定だし魔物が出てもすぐに対処できるし」

「でもねこの国の危険は魔物だけじゃ無いのよ。」

「魔物だけじゃ無いって?」

「この世界にはねヴォクスって言う闇の空想国がいてねいつ攻撃してくるかわからないの、だからロッキー長老はまだ若くてすぐ動けてさらにその言い伝えを信じたと思うよ」

そう言い終わった時非常ベルが鳴った

「何!?」

「魔物じゃない?まさか!ヴォクス!」

ヴォクスの1軍が攻めて来たせいで町中大騒ぎ。

すぐに将軍達は宮殿に戻って来た

「ヴォクスが攻めて来たって本当かよ!」

ロッキー長老も駆け付けて来た

「モモ前線に出て敵を倒してタボはフィーと一緒にモモの援護を」

「わかった!」

そしてモモとタボとフィーは配置についた。

ヴォクス軍の長らしき人が前に出た

「おやおやぬいぐるみの国の将軍1人で立ち向かうのですか〜?」

「いーや俺1人じゃ無いぜ!」

そしてモモは炎を纏ったと思うど赤い鎧に炎の刀を持ち後ろには何百万の騎馬兵

がいた。

「俺たち火の将軍の軍に勝てるとでも?」

ヴォクス軍の長が悔しそうに

「全軍突撃!」

そしてしばらくするとモモの軍が優勢と思われたが逆に押されていた

ちっちゃいもの隊がロッキー長老に

「ロッキー長老どうするの?これじゃ負けちゃうよ。」

ロッキー長老は黙り込んでしまった、予想外に相手が強かったらしい。

俺は相手が突撃だけで勝っていたからもしかしたら横からの攻撃には弱いのではないかと思う。

「ロッキー長老。作戦があるんだけど」

その作戦の説明をした

「やって見なさい」

「よし!」

「作戦をやるなら王にならなきゃいけないよ〜」

少し思いとどまったがロッティー先生の言葉を思い出した

「わかった!王になる!」

「モモ!左右の坂から勢いつけて突撃だ!」

「登るまでに時間がかかるけどどうするの?」

「タボが時間を稼いでくれるから大丈夫。タボ、お願い。」

「仕方ないですね!」

「よっしゃ!」

そしてモモとタボの作戦が成功しヴォクス軍は撤退して行った。

「ただいま〜」

「おかえり」

「王よ良い作戦だったぞ」

「それなら良かった」

それでも紅也はまだ俺が王になって指揮をするのはあまりにも不安でしょうがなかなかた

そして次の日

「起きろー起きろー!」

「う〜んまたちっちゃいもの隊?今日はどうしたの?」

今日のちっちゃいもの隊の起こし方が昨日と違いもっと急かしていた。

「今日からこっち!」

手渡されたのは白いマントに太陽のマークのなんだかよくわからない服を着るように言われた。

「え?え?なになに?」

「いーからいーから」

俺は宮殿の階段の前に立っていたロッキー長老の隣に立たされた。

目の前の広場には何十何百の人々がいた。

「皆の者!新しい王はこやつじゃ!」

「では新王、自己紹介とこれからしたい事を述べよ」

「えーっと新王の霧野紅也です。頼りなさそうだけど頑張ります!これからしたい事はみんなが安心して暮らせる日常を作りたいです!」

そして人々の歓声が上がった。

そしてパレードが終わり一息ついているとモモがやってきた。

「お疲れ様」

「あぁお疲れ様、あー緊張したー」

「そうか?あんなのよくあるぞ次は緊張しない様にな」

「あぁわかってる」

「”安心して暮らせる日常を作りたい”と言っていたがどうするのだ?」

「まだ考え中」

「そうか、だが急いだ方がいいぞヴォクス軍を退けたとはいえまた来るからな」

「OK」

そしてパレードだけで1日が終わり俺は寝た


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