第1話 ようこそぬいぐるみの国へ
キーンコーンカーンコーンっとやっと気がなくなりそうな授業が終わり
「それじゃ帰ろうか」
と高校2年生霧野紅也は友達4人と一緒に帰っていた。
友達とは途中の道まで一緒だったので特に学校の行きはよく会うのだ。今日もいつもの道で友達と学校へ登校している。
はずだった•••友達と話しながら歩いていたら異次元に飛び出したかのような不安定な感覚に襲われたらしく空は紫色に変わって周りには黒い靄がかかっていて1m範囲しか目視できなかった。
「・・・・」
驚きのあまり開いた口が塞がらない。
「どこだここ?」
でもふっと気づいたらあのおかしな世界は無くなっていて元の場所立っていた。すると友達が
「紅也ー何してんだー行くぞー」
と行って先に行っていた。友達にさっきの事を話しても信じてくれず
「ただの疲れだって」
しか答えはない。確かに自分も部活はサッカーだし総務委員もやってるから疲れだろうと思い学校に行く。
そして学校が終わり家の自分の部屋に戻ってベッドに勢いよく飛びつき寝た。
・・・何時間寝ただろうか何か不思議な感じがするので起きるとまたあの現象が起きていた。
「またこれかさっきみたいにまたすぐに治るだろ」
だがいつまで待っても一向に治る気がしない逆に自分の意識がドンドンなくなっていく。急いで外に出ようとしても鍵が開かない
「これはやばい」
完全に閉じ込められたらしい。
その時ベッドの上あったたくさんのぬいぐるみが光り出した。
「うわ!」
あまりの眩しさに思わず目を閉じてしまった。
そしてその光の明るさに慣れて来て目を開けてみると大空にいた。
その世界は草原や湖がたくさんあり綺麗すぎるあまり目をキラキラさしていた。
だが大空で浮いていると思いきやすごい速さ落っこちていることがすぐにわかった。
「やばい!落ちる!」
結局俺はそのまま落ちてしまって幸い木の葉っぱがクッションの代わりになり少々痛みは和らいだがそのまま森の中で気を失った。
「おい!起きろ!」
「誰かの声?」
ゆっくり目を開けてみると赤い鎧に赤いマントをした男の子が目の前に立っていた。
その男の子は俺の目の前に持っていた剣を向けて叫んだ。
「おい!お前ここの国の者ではないよな!もしや闇の空想国からの偵察兵だな!」
「いやいやいや!俺はその闇のなんとかじゃないですよ!」
「問答無用!」
何か誤解をされているようで誤解を解こうとしたが残念ながらもう遅く切りかかって来た。
「やめなさい」
声が茂みの中からした瞬間黄色い鎧を纏っている女の子が素早く出て来て男の子の手を掴んだ。
「モモ!いつも長老様に言われてるの忘れたの?」
「だってこいつ空にできた穴から落ちて来たんだぜ」
「それでもダメ!」
なんだかお仕置きを受けているようで俺が悪いように感じた。
「で、あなた大丈夫?」
「はい大丈夫です」
「それなら良かったあと早速だけどぬいぐるみの国に来てもらうから」
「え!?なんでですか?」
「あなたがどこから来たのか知りたいからね」
いきなり連行される事になったらしい。
「じゃあ行くよ。もも、その子の護衛お願い」
そして歩いていてしばらくして
「あの…あなたの名前は?」
「あーまだ言ってなかったね私はミミこの国の将軍をしているわ。モモもそうよ。ほら挨拶」
「よろしくー」
「じゃああなたの名前は?」
「俺は霧野紅也です」
「コウヤね。わかった」
なんだが優しそうな人らしかった。
「さあ着きました」
初めて小説を書いています。緊張しているので間違いがあると思います。