表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者になってみませんか?  作者: 七瀬 優
第二章 ヒロイン登場  りん「これから私のターンだ!」  ????「ターン終了」  りん「誰だ終了させたの!」
PR
57/75

博士

化学薬品、りんとの相性は色々な意味で最悪かもしれない。


PS.毎日更新中

 科学部部長。通称博士といえばこの学校では有名らしい。

 俺もつい最近知ったのだが、放課後頻繁にトラブルを起してるそうだ。

 その殆どが爆発と小火騒ぎでもはや日常的な風景とかしてるとか……。


 そんな博士はりんに質問攻めにあっていた。


「ねね、さっきのピカーっての魔法なの!?」

 期待のこもった眼差しで博士を見ている。

 多分、魔法を教えてもらおうとしてる。

「いえいえ、あれはただの化学反応ですよ。マグネシウムを燃やしただけです」

「マグ……ウム?」

「昔のカメラのフラッシュにも使われていた金属で、火をつけると強い光を出して燃えるのです。即席の閃光弾がわりです」

「わたしもやってみた~い」

「残念ながらあれが最後なのですよ」

「うう~残念」


 なんてやり取りが聞こえてくる。

 まあ、りんをしばらく任せて科学部部室を見渡す。

 実験器具やら沢山のラベルの貼られたビン、使い道が良くわからない物たちであふれている。

 広さは一般的な教室と変わらないと思う。

 ただ、仕切りで幾つかの小部屋に分けられているため、正確にはわからない。

 あとは、水道、ガス、冷蔵庫なんてものも付いてたりする。

 あ、『トイレ』なんて張り紙の張ってある個室まである。

 黒いこげ跡やススで汚れているのが気になったが、結構快適に暮らせそうな場所になっていた。


 そんな場所で、男子生徒が6人と女子生徒3人が皆憔悴仕切った顔で座っていた。

「大丈夫だから」

 などと励ます声と、苦痛にうめく声が仕切られた小部屋の奥から聞こえてもくる。

 怪我人などがまだ奥に居るようだ。

 どうやら、みんなこの場所に避難してきているようだった。

 ここにはモンスターが入ってこれないみたいだし、一応安全なのか。

 そういえば、この部屋のモンスターを阻む結界のようなものって、家の敷地の境界線のやつと同じなのか?

 そう思って、博士に聞いてみようとした所で、

「これ投げたら爆発とかしたりしない?」

 りんがビンを片手に投げようとしている。

「それは、やめてください本当に爆発しますから!」

 博士が真っ青な顔でそれを止めようとしている。

 りんの持ってるビンのラベルが一瞬見えた気がした。

 『ニトログリセリン』

 そんなことが書かれていたような……って爆弾の原料じゃないか!?

「りん、まてそれを乱暴に扱うな!」

 俺もあわてて止めに入る。

 


「これには絶対に触らないでくださいね!」

 博士がりんに何度も、何度も、何度も、念を押す。

「わ……わかったよ……」

 りんはしょんぼりとそれに従う。

 でも次の瞬間には周りに目を向け面白そうなものを探している。

 まあ、この本人以外にはガラクタの山に見えるこの部屋の様子はりんの物置と通じるものがあるからな。

 宝探しでも始める気なのだろう。



「博士さん?」

「博士でいいよ、それで何か聞きたいことがあるんでは?」

「何故ここにはモンスターが入ってこれないんですか?」

 俺の質問に博士は興味深そうにこちらを見ながら、懐から1枚の紙を取り出す

 コインの上に薄い紙を置いて写し取ったようなそれは、どことなく見覚えのあるコインだった。

「このようなコインに見覚えはないかな?」

「何故そんな質問を?」

 いきなりな話なので、少し警戒して質問に質問を返す。

「君が質問したのが『モンスターが存在する事に対する疑問』ではなく『モンスターがここに入らない理由』だったからだよ」


 確かに、いわれてみればその通りだ。

 数の多さや場所はともかく、モンスターが出現することに対しては疑問に思わなくなっていた。

 普通だったらそっちが先だな。

「そうですね、そのコインの絵柄のこぶしとは違いますが、私にも見覚えがあります」

 俺の答えに博士は何か希望を見出したようにすぐさま続ける。

「もしかして、回復魔法とか使えないか? 出来るのなら……」

 とその途中で、奥の部屋で騒ぐ声が聞こえる。


「りんちゃん、ダメだってそんなことしたら死んじゃうよ!」

 何か悲鳴じみた声の中に聞き覚えのあるバカの名前があったような。


 急いで行ってみると、腹の辺りに真っ赤に染まった布を巻かれた女生徒が寝かされていた。

 その女生徒の口になにか草のようなものを突っ込んでいる、りん。

 それを必死に止めようとしてる他の女生徒。

 

 なんで、りんは草なんか…………。

 違う、あれ『やくそう』だ!

 回復させようとしているのか?


「君、何をしているんだ、その子は大怪我を負っているんだぞ!」

 博士が驚いた様子で急いで止めようとする。

「りん、それ『やくそう』か?」

「うん、そうだよ~。だから早く食べさせないと!」


 すぐに状況を悟る。

 ちゃんと説明して無いだろう、りん。

 

 あわてて俺は説明する。


 それは『やくそう』だ。

 ゲームの様なこの世界の回復アイテムだから食べれば傷が回復する。


 怪我を負った女性とは、その説明に半信半疑ながら無理やり薬草を飲み下す。

 

 

 全快とまではいかなかったようだが、傷口だけは一応ふさがっているのが確認できた。

 ひとまずは、命の危機は脱したと思う。

 あと、改めて回復魔法を使って全快にしようかと迷ったが。

 今は何が起きるかわからないということで魔法は温存するように博士に止められた。


 それにしても、大怪我の場合『やくそう』の効果は限定的になるのか少し心にとどめておこう。


りん「何か面白そうなものがいっぱいあるよ~」


博士「まってください、それは触ったらダメです」


りん「じゃあ、こっちは?」


博士「それに振動をあたえては……」


りん「うぎゃー」


博士「!!!! こんな所で転ばないでくだい!!」


あお「りん、博士泣きそうになってるぞ」


----------------------------------------------------------------


りん「まーちゃん大丈夫かな? さやちゃんとしーちゃんは大丈夫そうだけど、まーちゃんは心配だよ」


りん「あ、まーちゃんで思い出した」


りん「↓のリンクを一日一回クリックしてね~」


りん「久しぶりに仕事した気がするよ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ