43話 着替え
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「アオイさん、ヒスイさん。こちらです。」
アサインは領都に入る前に一軒の農家へ立ち寄った。
「アオイさんとヒスイさんは目立ちますから。その、人目を引くといいますか…。ここは我々の協力者に提供してもらって色々な装備を隠しています。領都に入る前に目立たない服装に着替えてもらえると…。それでは私は外で待ってますので。」
アオイとヒスイは女性用の服を物色して、商人の娘のような服を選んだ。
アオイは着ていた服を脱いで下着だけになるとベルクにもらった短剣をベルトで腰に括った。
「よし、これで上着を着れば外から見てもわからないよね。」
ヒスイは下着姿で短剣を括っていたアオイから目が離せないでいた。
(何て無駄のないきれいな身体なんだろう。筋肉質なのに女性らしいんだよなぁ…。今度、アオイの裸像を作ってみたいなぁ。アオイ、怒るかな…?)
「なあに?ヒスイ。」
「い、いや何でもありません。」
アオイはヒスイに下着のまま近づくとヒスイが身につけていた魔装の胸当の留め具を外した。
「ヒスイ、顔が真っ赤だよ。どうした?早く着替えようよ。」
「は、はい。」
ヒスイは急いで着替えようとしたが気が焦ってしまい、アオイの外した留め具で指を切ってしまった。
「痛。」
「ああ、ヒスイはドジだな。」
アオイはヒスイの切れた左の人差し指を口に咥えた。
「ちょ、ちょっ。アオイ。」
「大丈夫だよ。ヒーリング。」
アオイはヒスイの指を咥えたまま、ヒーリングを行い、傷を癒した。ヒスイは人差し指に残るアオイの唇と舌先の感触にドキドキしていた。
「ほら、ヒスイ。着替えるよ。」
アオイはそう言うとヒスイのシャツのボタンをはずした。その際、アオイの指先がヒスイの胸元に触れた。
「あっ!」
思いがけない感覚にヒスイは思わず声が漏れていた。
「なになに、ヒスイ。感じちゃたの?」
アオイが悪戯っぽい表情を浮かべてヒスイを見た。
「ア、アオイが悪いんです!アオイがあまりにきれいな身体をしているから!ドキドキして変な声が出てしまいました!」
「ふふん。ヒスイはしょうがないね。じゃあ今度一緒にお風呂に入ったら見ても良いよ。」
ヒスイは顔を真っ赤にして、コクンと頷いた。
「それじゃあ、早く着替えて。アサインを待たせちゃうからね。」




