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40話 SSS級って、どういうことですか?

お読みいただき、ありがとうございます!「いいね」や「ブックマーク」を挟んでいただけると励みになります!これからもアオイとヒスイをよろしくお願いします。

ヒスイは魔剣を拾うとその刀身を見つめた。


「この魔剣、オリジナルから複製されてますね。」

「うん、とても嫌な気持ちになる剣だ。魔素喰いを模倣しているのかな…?」


アオイは嫌そうに魔剣を見ていた。


「魔剣の作成もそうなのですが、複製にもその属性の使い手による刻印が必要です。闇の使い手がいるのでしょうか?」


「あのう、この度はありがとうございます。改めてバールミン領B級騎士のアサインと申します。」


アサインはアオイとヒスイを深々と礼をした。ヒスイはそんなアサインに恐縮しつつ返礼した。


「アスラ王国情報部A級騎士ヒスイと申します。」


 ヒスイはそういうとパスをアサインへ見せた。アオイは自然体のままでアサインに向き合った。


「私はアオイといいます。」


 アオイも桜紋のパスを取り出し、アサインへ見せた。アサインは申し訳なさそうな表情をして、


「すみません。こちらがどのようなものか?知識がなく、申し訳ありません。ですがあなたの剣技や魔法から立場がある方だというのはわかります。」


 アオイは頷くとアサインを見据えて言った。


「バールミン領で何が起こっているのですか?盗賊団は魔剣を持っていた。調べて見ないと確かなことはわからないけど…。」


 アオイはそう言うとヒスイを振り返った。


「はい、この魔剣はマーズ領で暗躍していた混沌の魔団の剣士が持っていた魔剣の複製品だと思います。」

「実は私達も王都で複製品を持った集団に襲われている。バールミン領に入ってからも襲撃があった。その時に指揮を取っていたのはバールミン領のC級騎士だったよ。」


 アオイは取り上げていた騎士のパスをアサインへ見せた。



「ジュールですか…。直情的な男です。」


 アサインはため息をつくとゆっくり話始めた。


「3年前、スガル平地の戦いの後から魔国を敵視する集団が台頭してきました。」

「そうだね。ベルクが取り締まりを強化していたと聞いているよ。」


 アサインは内心で国王を呼び捨てにしたアオイに驚いたが、顔には出さずに続けた。


「はい、王都や大多数の所領ではそれ程問題になっていないと聞いています。ただ、バールミン領では違った。もともと大森林に接しており、魔物も多い土地です。魔物による被害も多い。魔物による脅威を説いてその勢力は大きくなっていきました。」

「バールミン侯爵はそんな事を許す人じゃないでしょ。

「はい、バールミン侯爵はそのような勢力の一掃を指揮していらっしゃいましたが…。1月前に時期領主であるディスターブ殿が魔国の排斥を突如として訴えられて、亜人族の追放を配下の騎士団とともにはじめました。バールミン侯爵は激怒され、ディスターブ殿を激しく叱責し謹慎を命じました。しかし、その3日後にバールミン侯爵は突如として出奔され…。」

「ちょっと待ってよ。」


 アオイはアサインの話を遮って聞いた。


「出奔って…。ディスターブの仕業としか思えないでしょ?」

「はい。我々もそう確信してます。ディスターブ殿は実権を握ると戒厳令を領都に出しました。ディスターブ殿配下の騎士団以外は騎士権限を剥奪され、動きが取れなくなってしまいました。我々はこの現状をベルク陛下にお伝えすべく、領都を脱出したところで戦闘になってしまいました。」


アオイは頷くとアサインの目を見つめながら言った。


「話はわかりました。アサインさん、私はアスラ王国情報部SSS級騎士です。できたら力になりたい。」


「SSS級って…。え?どういうことですか?」


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― 新着の感想 ―
[良い点] S3つはとてもインパクトがありますね。アサインさんもびっくりだったかと思います。ここに来て、陰謀の匂いもプンプンとしてきて、楽しくなってきました。とても面白かったです。
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