17話 後始末
中央広場の近くの橋は騎士団の詰所から200mほどの場所だった。騒ぎを聞きつけて直ぐに警らの騎士が駆けつけてきた。
「直ぐにツクミを呼んで。」
アオイが駆けつけてきた騎士に告げると騎士は激昂した。
「ツクミとはツクミ団長のことか!呼び捨てとは何という無礼か!」
アオイは黙って桜紋のパスを突きつけた。
「し、失礼しました!おい、直ぐにツクミ団長に連絡を。」
ツクミは直ぐにやってきた。そして来て直ぐにアオイに倒された男を見て、
「アオイさんは何をしたのですか?」
と問うて来た。
「魔剣が粉々ですな。」
「そうなんですよ。アオイさん、やり過ぎです。」
「うっ、ごめんよ。こんなに脆いとは思わなかったんだよ。」
「確かに私が戦った魔剣はもっと強い力を感じました。」
「劣化品だな。でも充分な脅威となる。魔剣が作れるということは闇の使い手がいるということなのか。」
「はい、魔剣を調べれば刻印方法がわかるかもしれません。もしかしたらオリジナルを使って刻印を施しているコピー品かもしれません。」
自然と皆の目がアオイに集まった。
「だ、だからごめんって。」
「まあ、壊れたものはしかたありませんね。男達の素性はわかりそうですか?戦い方から騎士ではないかと思いました。」
「これから尋問するが時間はかかりそうだな。」
「ツクミ、私達は帰るよ。明日出発だから身体を休めておきたい。旅程のスケジュールはアルカディアが把握している。ああ、そうか。情報部の伝信鳩も使えるね。何かわかったら知らせて。」
「そうですね。畏まりました。後のことは我々にお任せください。」




