始まり
俺は死んだ。交通事故だった。それはいい。それはいいとして、今は異世界がどうなっているかだ。謂所剣と魔法の世界へと転生した俺はどうしたら良いかと赤ん坊ながらに考えていた。魔法使いの母親を持ち魔法も使える赤ん坊。使い方は赤ん坊に教えてくれた母親のお陰だった。それを寝静まった頃に練習している。今は生後半年。耳も目も使えるようになった今日この頃。段々とはいはいが出来るようになったころには、魔法もいろんな種類使う事が出来るようになっていた。
火、風、土、水、雷、氷と6種類。まだまだ覚えられそうだが、今はこの六つが一応使える範囲としておこう。母さんは美人なので授乳の時間は苦痛ではない。そんなこともあり、今は成長中である。現在3歳。歩けるようになり捜索範囲が広がっている今日この頃、何とも嬉しい事だ。魔法しかやる事のなかった俺には嬉しい事だった。それでも魔法は楽しいのでなんぼでもやる事ができるがな。最近ではダブルキャストなどもできるようになった。ダブルキャストとは平行詠唱である。魔法は想像力が大切であり、何よりそれを大事にする。
そのため、詠唱があるが、俺には必要ない。ここまでの境地に達するのにどれだけかかったか・・・・。今はもう大丈夫だが、魔法の制御を手放したことも何度もある。まあ、魔法は制御を手放すと勝手に消えていくがな。最近では魔力を波にして送ることで村を観察することに成功した。村の外にいる魔物も確認した。猟師のおじちゃんが魔物を狩っているのを発見した。弓を使って倒していた。やり手だな。魔物に気疲れずにやっていたのでそれだけ腕がいいのだろう。
最近母親に魔法を見せたら驚かれた、むふふふふ。どうだ?と言わんばかりに笑ってたらなでなでされた。くそう。まだ小さすぎるか。もっと大きくならねば。