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半魔族の少女は料理と共に  作者: 秋雨そのは
5章 学校と転生した少女
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83話 過ぎる日々と懐かしの人達

累計ユニーク数10000超えてました、PV数も60000超えと凄く……凄く感謝です。

 私は、あれから料理研究部や魔術研究部に顔出していた。


 のんびりした日々は過ぎ、研究部に最初来た時から3日が立っていた。

 特に問題が起きる事は無く、料理研究部で作った料理を他の部活に行って食べさせたりしていた。魔術研究部は本を漁ったりして、発見した魔法を試したりした。


 朝からのんびり、朝食を作りながらそんな事を思っていると。


「マリアさんこんにちわ~」


「ごきげんよう」


 私は下りてきた2人の寮生に「ごきげんよう」と挨拶を返していた。料理研究部で色々している内に、平民や貴族の方から挨拶をされたりするようになった。

 上級生問わず、平民は挨拶や呼び方はあまり気にしない。貴族の方は「お姉さま」など言うらしいけど、私は普通に接しても何も言われなかった。

 周りは、前みたいな貴族と平民の壁は少し薄くなったような気がする。ちょこちょこだが、話しているのを見る。


「貴方は相変わらず元気ね」


「ミネールさんは今日行かないんでしたっけ?」


「そうよ、貴族の人達だけよ。招待されているのは」


 話しかけてきた、ミネールさんに聞くと返事が帰ってきた。

 そうだったんだ、部活の方に聞いても「何それ?」的な事を言われたので、そうなんじゃないかな~とは思っていた。

 喋っている内に朝食を作り終え、皿に分けてみんなに配っていく。


 平民は、先生も招待に応じる人が多数いるらしく。学校が休みらしい、なのでみんなラフな格好でいた。


「「「マリアさん、おはようございます」」」


「おはよう、3人も元気ね」


 料理研究部の3人が下りてきて挨拶していた。この3人はリアクションも一緒なので、本当にタイミングを測っているのでは無いかと思うほど……凄くデジャヴがしてならない。

 すると何やら、話しがあるようで。


「「「私達が信頼する人達に、護衛を頼みましたので。安心してください!」」」


「あ、ありがとう。でも、誰だろう?」


「「「それはお楽しみですよ」」」


 男子寮の方を先に作ったため、こっちで食事を始める。ナタリアさんやテオドール、メオドールさんは先に屋敷へ行ってるため不在。

 私の隣に珍しく早く起きたエンカが座ってきた。セリーナさんもオマケに……何故か。


「2人共ごきげんよう」


「ごきげんよう、マリアさんの事でそこのセリーナさんに根掘り葉掘り聞かれてぐったりよ」


「マリアさんごきげんよう、カルネルさんをあの時助けて貰ってありがとうございました」


 エンカは凄くぐったりしていた。凄く質問攻めにあったのか、心なしか顔が引きつっていた。セリーナさんはしれっとした顔で、青い眼鏡をクイッと上げた。

 セリーナさんと対面して話すのはこれで始めてね。カルネルさん経由で話しを聞いたりしたけど、若干暴走気味だけど考えなしでやる人では無いらしい。

 すると、セリーナさんは顔をエンカの方に向けた。


「それにしても、エンカさんは王女なのに。マリアさんと接点があるのは気になりますね」


「それはちょっとした理由があるので」


「言っちゃダメですからね、本当に!」


 あ、やっぱりダメ? 騙された上に私達が来なかったら……。まぁ過ぎたことだし、言わないでおきましょう。

 セリーナさんは、興味津々に私達2人を見ている。私は知らん顔で食事を進める事にした。


「今は、ここまでにしておきましょう。食事をしなければ遅れてしまいます」


「そうよ、早く食べましょう。着替えもあるんですから」


 あ、そういえばドレスなんて持ってないんだけど……。私パーティ行くなんてしないし、行く気も無かったから。私はどうしようという顔で、思考していると。


「マリアさんのドレスは、私の親が勝手に持ってきました……本当に何処でそんな情報を持ってきたんだか」


「そうなんですか、ありがとうございます」


「まさか、国王様まで? やっぱりマリアさんは興味深い……」


 なんか凄く見られてるんだけど、凄く食べづらい……。周りのみんなも会話を聞いていたのか、こっちを見ていた。


 慌ただしい朝食が終わり、着替えはエンカさんに手伝ってもらい。なんとか間に合った。


 外に出て、私はケルトさん。他の人はそれぞれのお付きの人と共に、馬車に乗り込んだ。

 もう学園の外が馬車でいっぱいよ。森の中とはいえ、1本道の街への道があるから。その道の横にびっしり馬車が置いてあるのだ。


「圧感……」


「そんなもんよ、私達の馬車はこっち。何かある3人から頼まれて、護衛は3人よ」


「そうなんだ?」


 私達は、校門から少し離れた場所にある馬車に近づくと。


「「「姉御! 久しぶりっす!」」」


「あ~、いや本当に……この人達だったのね」


「それは私も同意、父が簡単に許す訳だわ。貴女も信頼におけるでしょ?」


 ソウデスネ、と私はカタコトで言ってしまった。ケルトさんもこれには少しびっくりしてた「まさか、こんな形で会うとは思いませんでした」と言うほど。

 そういえば、あの外国の人達はどうなったんだろう?


「そういえば、貴方達の方に集団来なかった?」


「「「来ましたぜ! あれは俺達の、昔の後輩でさぁ」」」


 後輩……しかも、あの感じは衛兵の仕事をしてるレベルだと思うのだけど……。王女の護衛を務める程だし、何者……?


「姉御、その顔は信じてませんね」


「そうだな、俺達は昔、特殊護衛騎士をしてたからな」


「特殊護衛騎士は、暗殺者や冒険者の依頼で殺しに来る。輩を静かに排除する約目です」


 3人が息ぴったりに説明をしてくる。相変わらず、凄いハモリ具合よね。普通に喋ると普通なのでは無いかと、思ってしょうが無い。

 それにしても、特殊護衛騎士なんて初めて聞く。私に負けたのは、演技じゃないかな? 流石に私に負けるほど弱いわけないし。


「私にやられたのは、演技でしょ?」


「「「いやいやいや、姉御は気づいてませんけど。本当にガチでやってあれですぜ!?」」」


「えぇ~、それは無いでしょう」


 エンカは私をジト目に見て「貴女そんなに強かったの?」なんて言ってくるし。誤解だってば~、あの時は何が起きたか覚えてないし。

 気づいたら、他の馬車はちょこちょこ出ていったので。私達も急いで、乗り込んで王宮に向かった。


 本当に私の周りって、意外な人が凄い職業してるわよね。

次は、会場と何か?

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