79話 逢い引きと遅い学園探索
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寮に戻り服装を変えて、私達は午後の授業から受けることになった。
授業を担当する教師も「国王様の呼び出しなら、構いませんよ」と言っていた。確かに一番重要だからね、1国の王の呼び出しを、学校があるから。で無下にしたら何が起こるか分からないもの。
授業は測定学。いわゆる、前世で言う数学辺りの事。ただ専門的でない上、細かい計算は無く。足し引き辺りの計算になるため……。
始まってから、ナタリアさんと2人で「えっ!?」って言ってしまったのが、印象に残ってしまった。無論簡単過ぎるからである。掛け割りやそれ以上の事をやっている、前世の人達はこの世界では異常の計算力となった……。
そして、私達はその事を心の中に仕舞った。
建物とかのになると流石に専門のある……よね? 確かに、日本の専門だと意味不明になるほどだし機械が無いから、ある程度低いのは予想出来たけど。
午後の授業を終わり、放課後になった。
私は特に、この後の予定を決めていないので、私は教室を出ていた。
「どうしようかな~、そういえば……何時もメオドールさんって何処に向かってるんだろう?」
「それは僕も気になりますね」
「あ、ケルトさん。どうせなら、ぶらぶら探します?」
ケルトさんは「故意に探しませんが、ぶらぶらして見つけたら偶然って言えますけど」と言ったので私達はのんびり、学園をグルっと周る事にした。
何か昨日と同じ事になりそうなのは、私の気のせい?
一番ありえるのは、2年の貴族教室になるけど……う~ん。庭園、魔法実技室とか回ってみるのもありかな。
とういう事でのんびり庭園をケルトさんと話しながら、歩いていた。
ちょこちょこ人は見るんだけど、あの2人は居ないか~。
次は、講堂に行くと人気が無いため、歩く度に広い講堂中に靴の音が広がった。2人の足音がする中、私はこの講堂を見て「わぁ~」という間抜けな声を出していた。
学校で全員が集まる場所はここだろう。だが、入学の時も全員集まらなかったし。集まってやることまだ行っていないため、来たことはない。
「ここに来るのは初めてですね」
「そうね、その内来る事になる……のかしら」
全体の構造は木造だ。洋風の学園と言っても、レンガなどを除けば鉄などで作られてるため学校内部とかになるみたいだ。王宮は全体は見た限り、丈夫の物使ってます……はい。
ガタッ
うん? 奥で何か物音がしたような……。ケルトさんに「ちょっと見てきてもらっても良い?」といい、私は送りだした。
私も静かに近くまで行っておく、音は立てないようにね。
ケルトさんは、扉を開いて少し驚いて居たようだけど。静かに締めて、私に向かって「気にしないことにしましょう」と言っていた。何があったのよ~。
変わらずの声で「セリカさんと居る時に言います」と言った。
とういう事なので、静かに私は講堂を後にした。まぁ、死体があったわけじゃないなら別に良いんだけどね。
少し疲れたので、セリカさんが居る保健室にやってきた。
「貴方達どうかしたの?」
「噂の2人を探してたんですけど、見つからなくて」
「へぇ~、私から見れば貴方達が校内デートしてる様にしか見えないけど?」
う~ん、そう見えなくもないけど。私こういうのに疎いからな~。そういえば、ケルトさんがさっき言っていた事はなんだろう?
セリカさんに何か耳打ちしてるけど、そうすると大笑いした。
「あの2人、そこまで発展してたのね。これは流石にマリアさんには早いわ」
どうしたのよ~、本当に少しケルトさんも顔赤いし。それを引き継いで、私に話しかけてくる。
「まぁあそこに居たのは、メオドールとノームさんよ。それ以上は流石にプライベートだから言えないわ」
む~っ、しょうがないわ見つけたのだから目的は達成したのだし。そろそろ寮に戻りましょうか。
ケルトさんは私が追求してこなくてホッとしていた。何があったのかは気になるけど疲れたし。
「あ、マリアさん……もっと貴女の味方はここにも居るんだから、もっと頼りなさいね」
「はい、ありがとうございます」
私に何やら意味深な言葉を言ったが、私はそれにお礼を言ったが、何の事だか分からなかった。
「……貴女は、どんな過去を背負っているというの? あの時の呟きといい、貴女は……」
その呟きは、保健室を出る私達の元には届かなかった。1人でセリカさんは溜息をついていた。
私達は、寮に戻って料理を作ったりして、のんびりと過ごした。
寝る前、エンカに疑問も含め言ってみると「逢い引き?」など言っているので、そうかもしれない。何時もだから、みんなも気にしないのだろうと思った。
授業で貰った板を見て時間の表示を見て私は。
「後4日なのね」
呟いた。エンカも別段気にしてないので、安らかに眠りについた。
次は、のんびり?なんですか?




