表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
半魔族の少女は料理と共に  作者: 秋雨そのは
5章 学校と転生した少女
81/136

76話 仲が良い以上の事は知りません

キャラがブレブレな気がする……

 私は、忙しい昼を終えて放課後になっていた。


 昼を終えてから、ナタリアさんとテオドールさんの間にある雰囲気が変わっていた。何というか……凄く近寄りがたい、というよりは。近づいてはいけないような。

 周りのクラスメイトの貴族達もその雰囲気が伝わったのか、彼女ら2人に入り込める人は居なかった。メオドールさんに関しては、放課後になったらすぐ教室を出ていった。


 私はケルトさんの元に向かうため、教室を出てすぐにある教室……ってケルトさんが開けた扉の横に寄りかかっていた。


「どうしたの?」


「いえ、マリアさんを待っていただけです」


 そっと、顔を逸らされた。どうしたのかな? 今日はどうしようかな~、エンカを誘って平民クラス辺り行ってみる? ナタリアさんとテオドールさんはあんな感じに会話に花を咲かせているし。

 ケルトさんもそれに気づいたのか、2人を探していた視線は私の方に戻っていった。

 私もケルトさんと話した方がいいかな? それよりも、取り敢えずエンカの元に行こう!


「2年の教室はどっちだったかしら」


「誰かに用事ですか?」


「そうでは無いけど……、エンカさんと何処かのんびり歩こうかなと」


 ケルトさんは少し考えて「そうですね、最近話してませんし行きましょうか」と言った。ケルトさんには言ってないけど、エンカと同じ部屋なのよね。

 エンカの教室は丁度上の教室らしいので、のんびりとした足取りで2階へ上がった。


 2階に上がると、先輩達がこちらを見てくる。けど、私は気にせず進む。エンカの教室へ向かっていると、知っている人物が……下を向いてトボトボ歩いていた。


「エオリアさんどうしたの?」


「あ……マリアさん、ごきげんよう……です」


「僕も居ますよ、ほとんど喋っていませんでしたが」


 銀髪の少女エオリアさんだった。何かあったのかな? 私の顔を見るなり挨拶と共に、少し落ち込んだ。どうしたのよ~。ケルトさんにも一応「ごきげんよう……」と言ったのだけど、覇気がなかった。

 どうせだし、エオリアさんも誘って見よう! 平民クラスなら、元気出る人いっぱい居そうだし……偏見だけどね。


「エオリアさん、これから暇ある?」


「え?……あ、ありますけど……」


「少し平民のクラスに行ってみようかなと」


 エオリアさんは少し黙ってしまったけど、ここに居るよりは良いのか「……付いていく」と言ったので、エンカを探していると教室を覗くとエンカが、ぐったりして机に突っ伏していた。王女がそんな事してたら色々不味いと思うのだけど……。

 私は教室を静かに入ると、耳元にふっと息を吹きかけると……「ひゃっ!」と言って飛び退いていた。私を見て。


「何するんですか、マリアさん!」


「ちょっと面白そうだったから」


「エンカ様……ごきげんよう……」


 講義してる脇でエオリアさんが、挨拶していた。それに毒気を抜かれちゃったのか、コホンッと言って「ごきげんよう」と言った。う~ん、やっぱりこの挨拶は慣れない~。

 エンカ曰く、貴族だと優雅に居ないといけないため挨拶は「ごきげんよう」なのだという。エンカも適当にしか思っていないため、ツギハギだった。


「それでどうしたのよ」


「平民のクラスに行ってみようと思って」


「貴女、破滅願望でもあるの?」


 そんなにダメな事なの? ミネールさんやセラートさんもいい人なのに、破滅願望ってそこまで言わなくても。エンカは更に続けた。


「普通は誰も行きたがらないわよ。穢れる~とか、貧しい人達でしょ~? とかばかり言ってるから」


「それを此処で堂々と言う、エンカさんにもどうかと思いますけど……」


 そうなんだ~、エンカの言葉にケルトさんが突っ込んでいた。周りの人もチラチラと見ているし。エンカも「あ」とか言ってるし、わざとじゃなくて素で言ってたんだ……。

 ここに居てもしょうが無いので、私は「移動しながら、話しましょう」と言って、教室を出ようとしたら。

 すると、扉の方から誰かが入ってきた。その人は。


「マリアさん、何で私の教室には来ないんですか!」


「何で逆に私がここに居たの分かったのよ」


「それは……黒髪が珍しい上に、エオリアさんまで連れてるからですわ!」


「「あぁ~」」


 カルネルさんだった、何時もいるらしい? 取り巻きは近くに居なかった。

 と、エンカとケルトさんが感心していた。確かに、余り見ない髪色は目立つしね。それにしてもここに来たってことは……。


「仲間に入れて欲しいの?」


「べ、別にそういう訳じゃありませんけど……あの子にテオドール様が……その……取られてしまったので」


「確かにあれで、付き合い始めてなかったら。殴ってから、告れと送り出すわ」


 ミネールさんと同じポーズをしてみる。ケルトさんは少し面白かったのか、隠れて少し笑っていた。私なりに似せてみたんだけど。

 私達2人以外……の内、1人以外はその言葉が以外だったのか少し、唖然としている。残り1人のエオリアさんは疑問符を浮かべていた。


「さてと、それなら人は多いほうが楽しいし。移動しましょう!」


「何処へ行くんです?」


「平民クラスよ」


 私が言った瞬間、両肩を掴まれた。痛いんだけど……カルネルさんは息を吸って……吐いて「貴女、頭大丈夫かしら?」と言った。失礼な、私は普通の頭よ! 何でみんなそんなに、平民クラスと関わりを持とうとしないの?


「まぁいいわ、何があっても私は知らないわ」


「何も無い……と思いますよ?」


 こんなにいろんな人に、言われると逆に自分の感覚が麻痺してるのか気になってくる。う~ん、平民クラスと何かあったのかな?


 そんな疑問に思いつつ、私達は結局5人で平民クラスを向かうことになった。

次は、平民クラスと貴族との交流(仮)?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ