66話 2人の距離とあっちの人の距離も
5章を終わり次第、オマケで学園の物語を語ろうか。次の章に持っていくか考えてます。
誤字修正!
私達は、授業を受け。何事も無く穏やかな日を過ごした。
次の日、休みの日。
まだ寮の食事を作る必要が無いので、少し遅い時間に起きた。エンカは何時もの様に穏やかな寝顔で寝ている。
「結局誘えなかった……」
そう、誘えなかった。ミネールさんとセラートさんを誘ってみたけど、色々あるみたいで断られた。遠慮しがちで2人とも「私(俺)達の事は気にせず2人で楽しんで!」と口を揃えて言ってきた。ケルトさんは疑問符を浮かべる私を尻目に2人に感謝していた。
ケルトさんは「たまには2人で出かけましょうか」と言ってくれたので、私はそれに甘え一緒に出かけることにした。
「服と言っても、そこまで無いけど。何時も通りより少し変わったのにしようかな?」
マルズダマ国で、ゴシック服が売っていたのを見かけて。店員にも勧められたり、何故か通りの人にまで勧められて買っちゃったものがあるけど。
前世にもあったけど、私の容姿じゃ全然似合わなくてよく笑われた記憶が……。でも、今の容姿なら少しは……まだ……マシかしらね?
部屋を出て平民側の廊下を歩くと、みんな割りとラフな格好をしていた。少し私が浮いた感じになってしまったけどね。みんなこっちを見て「あのお人形みたいな子居た?」などヒソヒソ話してたりしていたのを、耳に聞こえてきた。
少し気になってたら奥に、見知った人が居た。ミネールさんだ。
「おはようございます、ミネールさん」
「おはよう、貴女そういう服似合うわね。他の人の視線が凄く痛いけど」
苦笑いしながら、周りに視線を向け周りの女の子を見るが。みんな一斉にサッと顔を背けた。それに呆れたのか私の方に向き直り、溜息を付いた。
ミネールさんは、気になったのか自然に聞いてくる。そしてつい、反射で答えてしまった。
「貴女と従者って付き合ってるの?」
「はい、一応は」
周りの女の子から「キャー!」「何時からなの?」「どっちから?」「禁断の恋?」など聞こえてきた。凄く自然に聞かれちゃったから、答えたけど……凄く恥ずかしい!
「だよね、あれで付き合ってなかったら……グーで殴ってから、送り出して告れって言う所だったわ」
怖っ! 前はそうだったよ? つい昨日だもの、マルズダマ国の人達は何時も生暖かい目で見てたけど。ミナトさんに関しては「お前は度が超えた鈍感」とも言われる始末だったらしいです。ケルトさんはかなり前から好きだったらしい。
今更考えたら……前の行動振り返ってみて、顔が熱くなるのが分かる……。
「「「「か、かわいい……」」」」
「貴女、もっとアピールしなよ? 男は飽きるの早いんだから」
周りは「貴女は付き合ったこと無いんだから、見栄はらない」と言って、再度ミネールさんが睨み付けたのは言うまでもない。サササと周りの女子が、一同に去っていくのは見事と言えた。
でも、アピールか~私って前世でも居なかったから分からないのよね。
「難しく考えないで、遊びに行くと言うより。誰と行った事を思うと良いかもね」
「何時もの様にで良いなら、できそうです」
そう言って私は、寮を後にしようと。寮の門まで来ると、外でケルトさんが、壁に寄りかかって居た。
私は、名前を呼びながらケルトさんに小走りに走っていく。
「ケルトさん~、お待たせしました」
「何時も僕は早めに来てますから、気にしてませんよ」
割りと、デートみたいな返しで少し、驚いてしまった。そっかそういえば、前世の言葉でデートよね。
何時から見てたのか、寮の門の所に女子がいっぱいいて「ひゅー、ひゅー」とか言っていた。その後、ミネールさんが、みんなの撤収に努めていた。
「今日は変わった服なんですね」
「えぇ、マルズダマ国で買ったので着てみたくなったので」
「可愛いですね、お似合いです」
素っ気ない感じに見えるけど、イケメン力全開のケルトさんの笑顔は眩しかった。私は少し赤くなって「ありがとう」と言った。
まだ、落ち着いていないけど。私は仕切り直して「街に向かいましょう」とケルトさんに言った。
「道中は歩きでいいですよね、流石に馬車を借りたいですけど。マリアさんは歩きが好きそうです」
「そうですね、歩きがいいです」
私達は歩き出した。森を少し挟むけど、魔物出る気配は無かった。あってもケルトさんが何とかしてくれそうな気がした。
惚気は周りに出したくないけど、なったらしょうが無いよね。うん。
穏やかに、無言だけど少し暖かい雰囲気を纏っていた。
街に着くと、街を数多の人歩く中。見知った人物の2人の影が見えた。
あれは……テオドールさんとナタリアさんだろうか。少し遠くて見えないけど、片方のは特徴の紅色の髪はナタリアさんなのが分かる。
意外と2人は機会が無かっただけで、相性良いのかも。
「2人は仲良く慣れたようで、成功でしたね」
「そうですね、私も協力……したわけじゃないけど。良いことじゃないかしら」
その2人に私達は、笑顔浮かべていた。
その後、私達は2人を気にせず街の中を、順番に見ていったのだった。
次は、新たな出会い?またトラブル?




