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半魔族の少女は料理と共に  作者: 秋雨そのは
5章 学校と転生した少女
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64話 仲直りとこれからの事

エンカさん……一応王女なのに、登場が数回しか……多分、多くなりますよ(未定)

 私達は、特に襲撃もあるわけもなく。のんびりとした足取りで学園へ向かっていった。


 それにしても、ゲオールさんも何があったのか分からないけど。マルズダマ国の人って本当に何隠してるか分からないわね。

 喫茶店のお爺ちゃんは、魔王様だったわけだし? ナタルさんとハナさんも何も言わないけど、何か凄いこと隠してそうね。あの3人組は……流石に無いわよね?

 聞こうにも、口止めされてるし。ナタリアさんとカルネルさんの仲直りさせようかしら。


「それにしても、ナタリアさんってカルネルさんの事どう思ってたの?」


「え? えっと……」


「もう隠してもしょうが無いじゃない、素で喋りなさい」


 カルネルさんは「え? それ素じゃないの?」と呟いているけど、貴女もお兄ちゃん言ってる時が素じゃないの?

 ナタリアさんは悩んだ末、目を閉じ意を決して1つ咳払いする。


「確かにね、あれで話すのも面倒だし。これでいい?」


「え!? ナタリアさん……そんな性格だったの?」


「よろしい、ならサクッと仲直りしましょう」


 カルネルさんは素のナタリアさんに驚いてるし、話が進まなくなるため。私が仕切り、話を進める。

 2人共、変な所で謙虚なんだから。


「カルネルさんの事は、正直よく知らなかったのよ。私達、入学したばかりでしょ?」


「そうですね、色々ありすぎて凄く前の事だと思う時あったわ」


「そう、なの? 私も会ったこと無いし、教師には取り巻きに命令したのか! なんて怒鳴られるし……」


 2人は会ったことも無いし、ましては喋ったことなど無いみたい。私の事は、取り巻きの1人が暴走して起こしたと思ってもいいけど。

 しかも、この人が慕ってるのは、テオドールさんで色々やらかしてるメオドールではない。


「テオドールさんってあんなに、我が強い人じゃない筈なんですけど……」


「あれは、メオドールよ。色々あって、ややこしくなってるけど」


 カルネルさんは薄々だけど気付いては居たようだ。まぁあんな馬鹿王子より今は、仲直りよ。

 その事にカルネルさんは納得したように「なるほど、双子の悪名高い弟の方でしたか」と酷い評価だけど、私もこんな事起こしてるから。否定はしないし、同情もしない。


「そんな事良いから、貴女達2人はこれからどうするの?」


「えっと、今まで通り?」


「です?」


 はぁ……、と私はおもむろに溜息を付く、私達以外の2人は顔を向けても、避けるだけだし。ケルトさんも流石に入れないようで、顔を森の方に向けている。


「色々話し合ってみなさい、そうすれば友達にもなれるでしょ?」


「「話合うって言われても……」」


 2人はハモリながらお互いの顔を見合う。私は2人を置き去りにして、ケルトさんとオルドさんの間に立つ。来る時と違い、前方に3人居て、置いてかれてる2人の構図になっている。


 その後は、後ろをちょこちょこ見るけど、意外と会話が弾んでいるようだった。2人は笑ったり、悔しがったり、怒ったり。色々な表情をしている。


「相変わらず、マリアさんこういう仲違いとか直すの得意ですよね?」


「そうかしら? 私はもどかしいのは嫌いなのよ」


「あれは一種の才能だと俺も思うぞ……」


 ケルトさんは、私を何時もの様に過大評価してるし……。オルドさんは後ろの2人を見て、会話についていけない様な溜息をついている。

 私は、本当にスッキリしないのは嫌だからやっちゃうだけよ。

 おもむろに、オルドさんが口を開く。


「これで、後はカルネルが何か知っていればいいが……」


「ノーム・ハーネスさんは、テオドールさんだと思いこんでるみたいだし」


「言っても絶対認め無いだろうな」


 私としてはどうでもいいのだけど、後でいちゃもんや嫌がらせされるのは好きじゃない。

 そういえば、聞きたかったのだけど……。


「メオドールさんって第2王子なの?」


「あぁ、ハルデルト王国の第2王子だったんだが……、素行が悪すぎてな他国との政略結婚をさせて国から追い出すと国王が言ってたな」


「とういうことは、そのままで良いんじゃない?」


 考えてみれば、そうよね。だって、勝手にテオドールさんだと思いこんで。メオドールさんは勝手にテオドールと名乗ってるだけだし。

 そのまま、繋がって……勝手に自爆しそうね。

 ただナタリアさんはどうしようかしら。恋の行方が、テオドールさんの事だと分かったのだし。直接会わせて見れば意外と、上手く行くかも。


 そうすれば、ナタリアさんも政略結婚として成り立つし、本当の恋なら良きことかな。

 後は、2人次第かな私が出来ることは、橋をかけるくらいよ。

 1人私が納得していると学園が見えてきた。


「そろそろ、昼の時間か道理で腹が減ってきた訳だ」


「緊張感無いですね」


「この雰囲気見たら、緊張感なんてあったもんじゃないだろ」


 そう言って、オルドさんは後ろの2人を見てた。確かに……魔物に襲われないし、ただのピクニックに行ってきたという感じだ。


 校門の奥から、誰かが走ってくる……。似てるから分からないけど、多分テオドールさんだ。


「はぁはぁ……ナタリアさんもマリアさんも、急に居なくなったので、どうしたのかと思いましたよ」


「テオドールさん……」


 ナタリアさんは心配してたと言われた途端、顔を赤くしていた。カルネルさんは「青春ね~、私も負けたくないけど。私のは憧れだから……」となど、諦め口調で少し落ち込んでいた。

 多分自分の事を心配してくれないのも、落胆した原因かも。


 さてと私達お邪魔虫は消えましょうか。


「テオドールさん、後の2人お願いします私達は、昼食してきますので」


「そうだな、こんな桃色空間にいられるか」


「全然、桃色でも無いですよ……」


 私の言葉に、オルドさんが肯定し。それに突っ込むケルトさんは3人を置いて、校舎に入っていった。

次は、休日と恋愛と久々の穏やかな日々?

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