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半魔族の少女は料理と共に  作者: 秋雨そのは
4章 半魔族の少女は学園へ通う
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52話 出身国はどちら?

最近は文がそこそこ増えてきたような気がします

 私達は授業を受けるとと思うんだけど……。


「それじゃあ、集まった所で教科書は明日から配布されるので~。自己紹介辺りでいいだろ」


 て・き・と・う過ぎる。この教師、色々問題なんじゃないかな? 協力者だから、そこまで攻めないけど……。まぁ名前分かるし、良しとしましょう。


「前列から行っていけ、知ってるやつも居るかもしれないが。家名と出身国行ってけよ~」


「「「「は~い!」」」」


 私は最後の方かな、席は窓側の一番奥だ。そういえば、前世の学校も一番奥の窓側だったような……。あそこだと凄く、外眺められていいんだよね。

 自己紹介は進み、案の定メオドールはテオドールと名乗り、テオドールはメオドールと名乗った。テンションも違うから知り合いに合うとすぐにわかると思うんだけど。あと、ステータス見せたら分かる気も……。


 そんな事を思っていたら、例の睨んでいた令嬢が喋る。


「メリアーナ・デル・モーバンです。出身はハルデルト王国、テオドールさんの婚約者となりたいです」


 なるほど、それで入学の時に一緒に居たから睨んできたのね。納得出来たけど……悪い子じゃなさそうなんだけどね。婚約者となりたいって、予定なんだね……。

 次は、メオドールの元? 婚約者の人。


「ナタリア・ワリ・ホーメントです。出身はアダムイブ国です」


 アダムイブ国! 女性だけの国、行ってみたいな~。でもなんでこんな綺麗な人が婚約破棄されちゃったんだろう? あと、なんかデジャヴを覚える仕草はなんだろう?


――あ、マリアさんこの人ですよ! この人、例の転生者です!――


 いきなり叫ばないで欲しいんだけど……、凄くびっくりするのよ? そっか、みんなドレスの裾を持って一礼するのに対して、彼女はキチンとした。私達の世界の礼だ。

 それがデジャヴの正体なのね、見慣れてると正直普通に反応しちゃいそう。


 ちなみにマルズダマ国出身の人は居なかった。同じ学校に通わないだけかな? 貴族だから平民は別な場所とか?

 私の番になったため、喋る。


「マリア・トアネット・カールです。出身はマルズダマ国です」


 みんながざわめき初めた……え? そんなに有名な国なの? 確かに最強国って書いてあったけど……。メルトさんまでも目を見開いてこっちを見ているし、みんなから注目されて恥ずかしいんだけど。


「お、おぅ……実技の成績から見て、そうなんじゃないかと思っていたが……本当にそうだと言われると」


 先生まで若干引いてるし……私は普通の女の子よ……半魔族だけど。

 私が分からないみたいに、戸惑っているとメルトさんが説明してくれた。


「あのね、マルズダマ国は格差社会が激しい国なのよ。貴方はそんな生活分からないと思うけど……その貴族なんて、国王のお墨付きで未来を約束された人がなるものよ?」


 そうなんだ~、あの……ガルドさん。さらっと貴族にしちゃったけど良いんですか~!

 私はただの女の子ですよ! 角生えて魔法使えるだけ……それって普通じゃないわね。


「そうなの?」


 全員して「うん」って言われた、睨んでたメリアーナまで普通に頷いてたし。事がデカいのは本当らしい。

 で、でも何で招介状とか渡ったはずだけど……。みんなに知られてないのかな?


「え? でも……国王と貴族が学園に紹介状を送ったとか言ってましたけど……」


 今度は全員「はっ?」と言っていた。みんな仲良しね……私もその輪に混ざりたい。

 先生から説明してくれた。私は今本当の本当に、事の重大さに気づいた。


「それな……、普通はあり得ないぞ? 国王が招介を送るという事は、国の信頼を全てお前に託すという意味だからな? ましてや……貴族の書状だと? 普通にそんな物貰ったら戦争起こしてでも保護する意味合いになる」


 戦争……凄い……、私そんなの背負ってたんだ~。一周周って落ち着いたわ。という事は、ここに私は戦争の引き金が……。


「ヤバイですね」


 テオドールさんまで目を点にしていた。呟きいてたのは「マリアさん貴女は何者なんですか?」というものだった。

 至って普通よ……ちょっと私も普通じゃないかも? と思ってしまったけど。


「と、取り敢えず。自己紹介も終わった、今日は授業をしないので交流を深めてくれ」


 すると先生は私の方に歩いてきた。

 テオドールさんと、メリアーナさん、メルトさん。ナタリアさんまでこっちに来た。テオドールさんとメルトさんは私を問い詰めるように。メリアーナさんは睨むように、ナタリアさんは何か言いたそうに。


「ど、どうしたの? メオドール(兄)さん? メルトさん」


「どうしたのじゃないです。なんで黙ってたんですか!」


「そうです! マリアさんの事全然知らないと思ったら、こんな秘密を隠しているなんてズルいですよ!」


 テオドールさんとメルトさんに、順番に勢い良く言われたせいで、たじろいでしまった。助けを求めようにもケルトさんは別なクラスだし……。

 だって、そんなに重要な事じゃないと思ったんだもん。私からしたら「学園で勉強してくるわ」くらいの勢いだったのよ?


「はぁ……貴女は、そんな所が評価されているのね。人懐っこいとか、喋っていて微笑みたくなるような柔らかさだし」


「そうですね、僕も喋りやすいですし。何より国の門番ですら、普通に話してましたしね」


 そういえば、衛兵さんにクッキーの感想貰わないとね。その内ケルトさんと一緒に行ってみようかな。元気にしてると良いんだけど。

 私は、問い詰められながらオルド先生は呆れ顔で呟いた。


「俺はこっちについて良かったってわけか……」


「何の話です?」


 その呟きを聞き取ったのか、メルトさんは問い詰めるが……。オルド先生は「何でもねぇよ」と答えて追求を回避した。

 メリアーナさんはテオドールと気づいているのか、出会えて光栄ですという感じで。話しかけたがっていた。ナタリアさんは、メオドールさんだと思っているのか。少しチラチラ見ながら、首を傾げていた。


 時間が来た後、先生の話をして解散した。私はナタリアさんに話しがあると言って、庭園に一緒に歩いていった。

次は、転生者の受難

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