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半魔族の少女は料理と共に  作者: 秋雨そのは
3章 半魔族の少女の軌跡
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41話 活気と人としての生活

 私は、貧民街の1角にある。我が家で寝ていた。


 実は、住む家が無いので頂いていた。貧民街の中にある部屋に住んでいた。

 私は、私の胸の中に寝ている猫を優しく抱き起こし長い髪を揺らしながら起きた。


「今日はのんびり~」


にゃあ~


 私の声に起きたのか猫が鳴く。猫を地面に下ろし。

 髪を整え、パジャマと呼ばれる物ではないけど。服を脱いで、白いドレスに着替える。


コンコン


 誰かな?

 着替えが終わり、扉を開けると。エンカと……国王がいた。

 って国王!?


「すまない、おやすみの所……今回の事で深く謝罪したかったのだ」


「え? どういうこと、あのいきなりだと何のことだか?」


 エンカはうんうんと頷いているし。

 国王は頭を深く下げてるし。


「エンカさん? これはどういうこと?」


「そうですね、説明しましょう。大体の事は理解していると思いますけど」


 要はこういう事らしい。

 5歳の頃、トアネット・カール家……私達の快く思わない貴族が、父が魔族だという事を掴み。それをネタに国王に泣きついたらしい。

 その時に、私に付いている別な、もう1人の女神が誘惑と共に、家を滅ぼさせる事を実行に起こさせた。

 それを実行したのが、ミナトさん。元から、ミナトさんはその女神に誘惑を受け。それを気に国王の命として実行した。

 そして、国王の誘惑は今の今まで掛かっていたらしい。その記憶まで持っている。


 その実、その女神が……って分かりづらいわね。

 ラクシュミー事、ラクの事を快く思わない。女神が起こした馬鹿みたいな悪戯である。


 本当に迷惑よね~。


「そんな事、私は解決したので気にしてませんよ」


「そう言ってもらえると助かる」


「私からも、お詫びします」


 また、深く謝られちゃった。もう、気にしないって言ってるのに。


「お願いしたいことがあるんだけど……」


「何でも仰ってください! 私はこんな国王でも、受けた恩は必ず返します!」


「もうお父様は、こんなとか言わないでよ」


 う~ん、なんかこの流れ見たことある気がするんだけど。

 でも、気軽に接したいし。エンカとも仲良ししたいから。


「エンカと国王も私の友達になってくれませんか?」


「「え?」」


 2人して、疑問符を浮かべてる。うん、ケルトさんも同じ反応してた。

 すると2人は笑って言った。


「はっはっは! そんな事であれば、私も気軽に接する相手が居なかったものでな。お願いしたい」


「そうですね、私もこういっては何ですけど……、マリアさんの事を少し利用してる感じだったので。友達としてお話したかったです」


 洗脳されていた時とは違い、国王はエンカと同じような顔を浮かべて笑っていた。

 私は親子だな~、という感じに眺めていた。


 友達が増えるのは良いこと、気持ちが暖かくなるよね。

 私はしたかった事を切り出してみる。


「ゆっくり街を散策しませんか? 今ならのんびり歩けるはずですよ」


 国王とエンカは頷き。


「「喜んで」」


 私とエンカ、国王は活気のある貧民街をまず散策し始めた。



 ぶらぶらと歩いていると、国王がこんな事を言ってきた。


「そうそう、私を国王としてではなく、1人の友達としてだが名前で呼んでほしい」


「え? いいんですか?」


「流石に周りに貴族がいる時は、国王様でも構わないが。気軽にガルドと呼んでくれ」


 そういえば、硬い言葉が無いのはそこら辺も関係してるのかな?


 そんな事を話しているといつもの3人組が、駄弁って座っていた。

 こっちに気づくと、手を振って。


「「「姉御! 元気っすか?」」」


「あ、相変わらずハモるわね」


 2人は驚いていた。テンション高い3人がハモるのだから。

 名前を聞いてなかったから、ついでに聞こう。


「そういえば、貴方達の名前って何ていうの?」


「俺はワルドといいやす」

「おい! 抜け駆けするな、わっしはワーモルといいやす」

「お前らずるいぞ! おいはハロルカといいやす」


 一気に喋られると分からないんだけど……。

 えっと、左1人目のワルドと言った。ガタイのいい男は一見暑苦しいけど、筋肉馬鹿ではないらしい。

 2人目、ワーモルと言った。細めの体なのに筋肉がある、いわゆる細マッチョである。

 3人目のハロルカは、美男子って感じ。ナルシストっぽいけど、実は自分より下はいないと思っている。


 よくこんな3人がハモるよね、どう考えても無理だと思うわ。

 最初会った時に、特徴を気にしてなかったのは……、面倒そうだな~と思ったり思わなかったり。


「気を取り直して、そっちはどう?」


「「「はい、順調ですぜ!」」」


「そう、売れ行きはゲオールさんが管理してるし大丈夫そうね」


 2人の親子は首を傾げてる。

 そういえば、エンカも外の様子しか見せてないから。そこまで詳しくなかったわね。


「貧民街を復興させているのよ、みんな本気でやってくれてるから。私も張り切っちゃって」


「マリアさん……、人を纏める才能あるんじゃ」


「私も思うぞ、あんなにもバラバラになっていた……。私の責任だがな」


 そう言っても、私は背中を押したに過ぎないからね。

 みんなきっかけが欲しかったのよ、多分。


「次は商店街とか回りましょう」


 そう言って、商店街を周っていった。

 国王……ガルドさんは、歩く度に挨拶されるし。エンカも挨拶し返している。

 エンカやガルドさんが商店街の物に夢中になっている時に。

 こっそりこっちに近づきみんな。


「良かったね」


 と言ってくれた。私は胸が暖かくなって。


「ありがとう」


 と返していた。



 次に冒険者ギルドに寄り、扉を開くと。


「お、噂をすればお嬢ちゃんじゃねぇか」


 ミナトさんとケルトさんがカウンタ席に座っており。

 気づいた冒険者がこっちを見て、ニヤニヤしている。


「ケルト、返事もらえるまで諦めんなよ」


 ミナトさんがそう言った時、周りの冒険者も合わせて言った。


「「「「応援するぞ俺らは!!」」」」


 そういって、拳を突き上げる人と、酒のジョッキを持っていた人は掲げていた。

 それを、ちょっと眉をヒクヒクさせながら、見ている獣人族の受付嬢がいた。


 ここの冒険者ギルドは酒場も兼ねている。

 冒険者が気軽にここに入ってこれるようにだそうだ。


 ゲルドさんとエンカは外から覗いていた。

 みんなはもれなく受付嬢に怒られていた。ただこっそり、ケルトさんに話しかけている所見ると応援してるんじゃないかな?


 肝心の私は、まだあの時の返事を返せてなかった。

 いつか彼の素直な気持ちを、私も素直に答えたいな。


 そう思いつつ、私たちは冒険者ギルドを後にした。



 その後、お爺ちゃんがいる喫茶店に行ったり、してのんびり過ごして。

 王宮で、料理人の5人と話したり、衛兵やメイド達の話していた。


 王の間に着いた時、ゲルドさんは。衝撃的な事言ってきた。


「お主の……、爵位を復元しようと思うのだが、どうされる?」


 びっくり、私が貴族なのを忘れていたのもあるけど。復元するの?

 それと、と前置きすると。


「それから魔法学園に入学してもらいたいのじゃが」


「え?」


「実はな12歳で正式に学園に通わないと行けなくてな、最低でも1年はいないといけないんだ」


 えええぇぇぇぇぇ~~~~!!

次は、おまけです。3人組と3人の仲間達?


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