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半魔族の少女は料理と共に  作者: 秋雨そのは
2章 街の人と王女
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29話 3人組の悪党と姉御

関係上、予約投稿にします

読んでくれてる方感謝です、ゆっくりしていってね!

誤字修正!

 私は、目の前にいる3人を前に立っていた。


 う~ん、なんでこんな事になったんだろう?


「姉御! これから何しますか!」


「おい、失礼だろ! 今は待つんだ」


 3人は慕ってくれるんだけど、こっちのミスだしあまり騒がないでくれると……。

 実は次の日朝を迎えた時だけど。


――――――――


 私は、寝ぼけていた。

 布団といえる物は無く、日を避ける物も無く。寝心地が悪いのが原因だ。


 すると、扉の奥で誰かの話し声が聞こえる。


「前こんな建屋あったか?」


「いや、俺は知らねぇな」


「誰か新しい奴が来たから、誰か建てたんじゃねぇか?」


 うるさい……、髪もと整えないといけないのに……。

 バンッ! という音共に、開かれ男3人が入ってくる。


「女が住んでるぞ」


「おい! ここを明け渡せ、そうすれば痛い目をみずに済むぜ」


 寝起き悪いせいか、イライラしてたのもあって、昨日使っていた魔法を使った。


「ストレングス」


 そこから、記憶が無かった。


 眠気が覚め、まともな意識になった時には。

 何この地獄絵図、ここで何があったの!?


 3人は床に突っ伏して、私は髪が整っていて……。

 最初ナタルさん辺りが来てやっつけてくれたのかな? と思った。


 3人が気絶から治るの待ってる間、朝食を頂く。といってもパンと水だけど。

 う~ん、味付けとか無いからシンプル。


 3人が気絶から治った時、3人は頭を下げこう言ってきた。


「「「す、すみませんでした!」」」


「え? どういうこと?」


 3人は頭を下げるが、私にはその意味が分からなかった。


「姉御、なんであんなに強いんすか」


「え? 私がしたの?」


 嘘、寝ぼけて何かしちゃったの?


「俺ら3人がかりをいとも容易くちぎっては投げ、ちぎっては投げするのを見て感動しました!」


「嘘……、もしかして寝ぼけて魔法使っちゃった……?」


――マリアさん……、本当に覚えてないんですね……――


『何があったのよ……』


――マリアさんが魔法を使って、3人の攻撃を避けては男性の急所に……――


『うわぁ……、流石に意識無かったとはいえ、凄く申し訳なくなった』


 うん、謝ろう流石に駄目だと思う。


「ご、ごめんなさい! 寝ぼけてたみたいで」


「「「い、いえいえ女性が住んでいる所に、侵入した俺たちが悪いんです!」」」


 凄い……、優しいのもあるけど。3人して息ピッタリ。


――――――――――


 そして今の状況である。


 私が困っていると、ナタルさんがやってきた。

 こっちに来るなり、なんか呆れてるけど。


「これどうしたんだ?」


「私が寝ぼけてる間に、やっちゃったみたいで……」


「お前そんなに……腕っ節強かったか?」


「いえ、無意識に魔法で」


 ナタルさんは頭を抱えていた。

 私だって、傷つけたくなかったのよ? でも、うるさかったからどうしよう~とか考えたらね……。


「おい、お前らはどうするんだ?」


「俺らは姉御についていきやす」


 再度項垂れるように、頭を抱えた。


「まぁいい、これから場所案内するからついてこい」


「は~い」


 そう言ってついていく、貧民街は広くは無いが密集地帯のように色々な場所がくっついている。

 もちろん、道は狭く建屋といえるか分からないけどいっぱい並んでいる。


 歩いていると、ナタルさんが案内したかった場所に着いたらしい。


「ここは?」


「まぁ貧民街の取引場みたいな所だ」


 開けると、色々な人がいた。

 例えば、店員の様な人に金を値切ってたり、こっちをこっそり伺っていたり。

 観察してると、1人の男が話しかけてくる。


「おう、ナタル今日は、女持ちか?」


「茶化すな、これは新しい仮住民だ」


「いいとこの嬢ちゃんにしか見えないがな」


「そうは言うが、後ろの3人見てみろ」


 男は私の後ろを見て、驚いていた。

 話ししていた人らも驚愕の表情を浮かべていた。


「ま、まさかあの粗悪で、卑劣な野郎達が下につくだと……」


「え? そんなに酷い事をしてたの?」


「「「い、いえいえ滅相もありません!」」」


 凄い、ハモリ方だ聞いてるこっちがびっくりしちゃうよ。

 その受け答えに、中はどよめきが強まった。


「あの嬢ちゃん何者だよ……」


「寝ぼけてる時に、思いっきり叩きのめしたらしい」


「「「は?」」」


「ということだ、まぁ居ても今日か明日辺りだと思うが、仲良くしてやってくれ」


 どういう自己紹介よ~!

 私そんなに乱暴な女の子じゃないわよ!

 私はいたって普通な……あ、半魔族だった……。


 そんなこと思っていると、全員が土下座してきた。


 え? 何どういうこと?


「実はな、こいつら3人組は、強いと卑劣でそして悪事の代表的な奴らでな」


「へぇ~、でもそれとこれじゃ関係あるの?」


「弱肉強食みたいなもので、強い者に従うんだよ」


 それで、ここで悪事をやってても何も言われないって事なんだ。


 私は、何か変えられるなら、ここの人達と変わろうと思った。

次は、貧民街大開拓?

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