11話 冒険者と食べ物と
毎日更新頑張ってます!
誤字修正、文修正
私は街に入ってから、のんびり歩いていた。
周りの人がちらちら、こっちを見てる気がするけど。
「なんでみんなこっちを見るのかしらね」
「貴女は……、いえなんでも」
どうしたものか……。
――とりあえず、それぞれしたい事すればいいんじゃないですか?――
それもそうかも、彼は冒険者ギルドだっけ?
行く予定あったはず。
「それじゃ、冒険者ギルド?って所に行きましょう~」
「そうですね、僕から離れない方がいいですし」
ん? なんでだろう?
離れる理由も無いし、いいけど。
「その……、マリアさんは正体の事もありますし、か、可愛いので」
そうかも、バレる可能性上がるよね、1人じゃ。
そう思いつつ、冒険者ギルドに着く。
入ると、色んな人がこっちを見ている。
酒を飲みながらだったり、話をしながら。
猫耳の受付嬢がこちらに手を振っていた。
「ケルトさん~、待ってましたよ」
何あの可愛い生き物……。
――獣人族ですね~、尻尾もありますし、もふもふですよ?――
凄い触ってみたいけど、平常心、平常心。
「えっと、そちらの女性は?」
「彼女は、街の近くで会ったので、街の案内も含めてですね」
「そうだったんですね」
私が居た場所の事は、伏せてくれるみたい。
まぁ森で会ったなんて言えないもんね。
「早く用事あるならさっさと、離れてくれねぇかな……、俺のワハネちゃんと話したいんだけど?」
「す、すみません」
うん、弱いな~、彼。
ワハネっていうんだ、彼女。
「誰が、俺のですか……。私は誰のものじゃないですよ、ケルトさん依頼はどうします?」
「今日は案内があるから、今度お願いします」
今日は、挨拶だけだったようだ。
出ようと入り口に向かうが。
「兄ちゃん、女置いて行ってくんねぇか?」
「なんで?」
「殺されたくなかったらな!」
大ぶりの斧を彼の前に、突きつける。
何処の世界も男は変わらないんだな~。
――何処の世界も変わりませんよねぇ~――
女神も思ったようだ。
「僕たちは急いでいるので、失礼します」
「置いてけって言ってんだよ!」
斧は彼の脳天に叩きつけれる……が。
彼は、少し体を捻り避けた後。ガラ空きになった、男の腹を思いっきり蹴り飛ばした。
「がはっ!」
「冒険者同士での暴力沙汰は禁止ですよね?」
「はい! 後で覚悟してくださいね?」
男達のパーティに受付嬢は、黒い笑みを浮かべて言った。
こめかみに青筋付いているのは、前から暴力沙汰があったのかな?
それにしても、彼強かったんだ……。
全然そういう風に見えな……、気にしないことにしましょう。
「それでは行きましょう、マリアさん」
「はい」
冒険者ギルドを出た後は、商店街や料理店を周る。
商店街は、珍しい物もあれば、あっちでも見たこともある食材ばかりだ。
目を輝かせながら、見ていると。
「お嬢ちゃん、これなんかどうだい?」
店のおじさんが、1つ商品を見せてくる。
バリリ
バナナのこの世界読み、あまり流通はされていないが。
マルズダマ国の特産品の1つ。
バナナか~、見た目もそのまま、後で買おうかなお金無いけど……。
「今手持ちに無いので、機会があったらお願いします」
「そうかい、何時でも待ってるよ」
笑顔で言うと、おじさんは笑顔で送り出してくれた。
商店街を後にすると、料理店が集中する広場にでた。
「ここが一番楽しみ!」
――貴女は本当に料理好きですね――
しょうがないじゃない、前世の人生は中々出来なかったし。
異世界料理なんて、興味津々。
ワクワク。
「今日は僕がおごりますので、好きなお店いいですよ」
「ありがとう~」
中に入ってメニューを見ると、さすが異世界、全然見たこともないメニューばかり。
私は、オススメを聞こうと思い、店員を呼ぶ。
「どうかしましたか?」
「オススメの料理教えてもらっていいですか? この辺りの料理を知らないので」
「かしこまりました、そうですね~、チャーのアルダとかどうですか?」
チャーのアルダ
チャーという動物の肉を使った。
薄焼きの肉との間に野菜を盛り込み、上から半熟玉子を乗せたステーキ。
へぇ~、これにしてみようかな、かなり楽しみ~。
「それじゃ、お願いします!」
「かしこまりました」
接客も丁寧だし、意外とちゃんとしてるのね。
前世基準だから、差があると引いちゃうかもしれなかったけど。
彼は何も頼まないのかな?
「頼まないの?」
「貴女の幸せそうな顔を見れて、十分ですよ」
そうなの? 私は自覚ないけど……。
「お待たせしました、チャーのアルダです」
「ありがとう~」
来た、食べるのは、フォークとナイフ。
異世界にもあるのね、もしかしたらこの世界創った人は、前世のとこが好きだったのかも?
「う~ん、美味しい!」
「食べ方分からなかったら、教えようかと思ったけど必要無い……みたいだね」
優しいのね、森を出るまではあんなに頼りなかったのに。
食べると、旨味が出てきて美味しい。
ただもう少し工夫すれば、もっと美味しくなりそう~。
食べ終わり、彼がお金を払う。
次は、宿探しかな?
どうすれば、宿見つけられるんだろう?
そう思いつつ、店の外にでたのであった。
次は宿屋と料理と?
(マリア)意外と知ってるものあるわね
(女神)それはそうよ、この世界創ったの、あの世界の神だもの
(マリア)そうなのね、ならレベルとか存在しそうだけど
(女神)分からなくもないわ、でも他の神に止められたらしいわよ
(マリア)個人的に無くて良かったと思うわ
(ケルト)何話ししてるんだろう?
ブクマしてる方いつもありがとうございます。
(マリア)いつも同じくらいに収まってるわね
(女神)いいじゃない、ユニークも増えてるし順調よ
(マリア)大丈夫かな、毎日更新頑張りすぎよ、即興で




