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半魔族の少女は料理と共に  作者: 秋雨そのは
2章 街の人と王女
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11話 冒険者と食べ物と

毎日更新頑張ってます!

誤字修正、文修正

 私は街に入ってから、のんびり歩いていた。

 周りの人がちらちら、こっちを見てる気がするけど。


「なんでみんなこっちを見るのかしらね」


「貴女は……、いえなんでも」


 どうしたものか……。


――とりあえず、それぞれしたい事すればいいんじゃないですか?――


 それもそうかも、彼は冒険者ギルドだっけ?

 行く予定あったはず。


「それじゃ、冒険者ギルド?って所に行きましょう~」


「そうですね、僕から離れない方がいいですし」


 ん? なんでだろう?

 離れる理由も無いし、いいけど。


「その……、マリアさんは正体の事もありますし、か、可愛いので」


 そうかも、バレる可能性上がるよね、1人じゃ。


 そう思いつつ、冒険者ギルドに着く。


 入ると、色んな人がこっちを見ている。

 酒を飲みながらだったり、話をしながら。


 猫耳の受付嬢がこちらに手を振っていた。


「ケルトさん~、待ってましたよ」


 何あの可愛い生き物……。


――獣人族ですね~、尻尾もありますし、もふもふですよ?――


 凄い触ってみたいけど、平常心、平常心。


「えっと、そちらの女性は?」


「彼女は、街の近くで会ったので、街の案内も含めてですね」


「そうだったんですね」


 私が居た場所の事は、伏せてくれるみたい。

 まぁ森で会ったなんて言えないもんね。


「早く用事あるならさっさと、離れてくれねぇかな……、俺のワハネちゃんと話したいんだけど?」


「す、すみません」


 うん、弱いな~、彼。

 ワハネっていうんだ、彼女。


「誰が、俺のですか……。私は誰のものじゃないですよ、ケルトさん依頼はどうします?」


「今日は案内があるから、今度お願いします」


 今日は、挨拶だけだったようだ。

 出ようと入り口に向かうが。


「兄ちゃん、女置いて行ってくんねぇか?」


「なんで?」


「殺されたくなかったらな!」


 大ぶりの斧を彼の前に、突きつける。

 何処の世界も男は変わらないんだな~。


――何処の世界も変わりませんよねぇ~――


 女神も思ったようだ。


「僕たちは急いでいるので、失礼します」


「置いてけって言ってんだよ!」


 斧は彼の脳天に叩きつけれる……が。

 彼は、少し体を捻り避けた後。ガラ空きになった、男の腹を思いっきり蹴り飛ばした。


「がはっ!」


「冒険者同士での暴力沙汰は禁止ですよね?」


「はい! 後で覚悟してくださいね?」


 男達のパーティに受付嬢は、黒い笑みを浮かべて言った。

 こめかみに青筋付いているのは、前から暴力沙汰があったのかな?


 それにしても、彼強かったんだ……。

 全然そういう風に見えな……、気にしないことにしましょう。


「それでは行きましょう、マリアさん」


「はい」


 冒険者ギルドを出た後は、商店街や料理店を周る。


 商店街は、珍しい物もあれば、あっちでも見たこともある食材ばかりだ。

 目を輝かせながら、見ていると。


「お嬢ちゃん、これなんかどうだい?」


 店のおじさんが、1つ商品を見せてくる。


バリリ

バナナのこの世界読み、あまり流通はされていないが。

マルズダマ国の特産品の1つ。


 バナナか~、見た目もそのまま、後で買おうかなお金無いけど……。


「今手持ちに無いので、機会があったらお願いします」


「そうかい、何時でも待ってるよ」


 笑顔で言うと、おじさんは笑顔で送り出してくれた。


 商店街を後にすると、料理店が集中する広場にでた。


「ここが一番楽しみ!」


――貴女は本当に料理好きですね――


 しょうがないじゃない、前世の人生は中々出来なかったし。

 異世界料理なんて、興味津々。


 ワクワク。


「今日は僕がおごりますので、好きなお店いいですよ」


「ありがとう~」


 中に入ってメニューを見ると、さすが異世界、全然見たこともないメニューばかり。


 私は、オススメを聞こうと思い、店員を呼ぶ。


「どうかしましたか?」


「オススメの料理教えてもらっていいですか? この辺りの料理を知らないので」


「かしこまりました、そうですね~、チャーのアルダとかどうですか?」


チャーのアルダ

チャーという動物の肉を使った。

薄焼きの肉との間に野菜を盛り込み、上から半熟玉子を乗せたステーキ。


 へぇ~、これにしてみようかな、かなり楽しみ~。


「それじゃ、お願いします!」


「かしこまりました」


 接客も丁寧だし、意外とちゃんとしてるのね。

 前世基準だから、差があると引いちゃうかもしれなかったけど。


 彼は何も頼まないのかな?


「頼まないの?」


「貴女の幸せそうな顔を見れて、十分ですよ」


 そうなの? 私は自覚ないけど……。


「お待たせしました、チャーのアルダです」


「ありがとう~」


 来た、食べるのは、フォークとナイフ。

 異世界にもあるのね、もしかしたらこの世界創った人は、前世のとこが好きだったのかも?


「う~ん、美味しい!」


「食べ方分からなかったら、教えようかと思ったけど必要無い……みたいだね」


 優しいのね、森を出るまではあんなに頼りなかったのに。

 食べると、旨味が出てきて美味しい。


 ただもう少し工夫すれば、もっと美味しくなりそう~。


 食べ終わり、彼がお金を払う。


 次は、宿探しかな?

 どうすれば、宿見つけられるんだろう?


 そう思いつつ、店の外にでたのであった。

次は宿屋と料理と?


(マリア)意外と知ってるものあるわね

(女神)それはそうよ、この世界創ったの、あの世界の神だもの

(マリア)そうなのね、ならレベルとか存在しそうだけど

(女神)分からなくもないわ、でも他の神に止められたらしいわよ

(マリア)個人的に無くて良かったと思うわ

(ケルト)何話ししてるんだろう?


ブクマしてる方いつもありがとうございます。

(マリア)いつも同じくらいに収まってるわね

(女神)いいじゃない、ユニークも増えてるし順調よ

(マリア)大丈夫かな、毎日更新頑張りすぎよ、即興で

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