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ここまでのあらすじ
死んで地獄に落ちたらエンマがギャルでした
ーーー
切れ長の目の男はふぅとため息を漏らしている
呆れているのか、疲れたのか
いや、こちらも疲れてるよ
目の前の女の子?女性は
花魁?というものはテレビや漫画でしか見たことがないが
花魁のようなきらびやかで
ただの黒と赤の着物が輝いているようにみえるほど
女の武器をこれでもかと
なめらかな鎖骨
さらしで盛り上がるおおきな乳
から生まれた張りのある谷間
大きな乳に反し男受けする肉つきのくびれ
…
遠目でもわかる端正な太も…
(ゴツリ*打撃音)…もぉおおぉおおおおおっ!!?
金棒が飛んできた、と認識できたのは感覚が走ったときにだった・・・
「少しは落ち着かれましたか?」
同じところを、
同じところぉおおおおっ!!!!
目?頭?ないし頭部がァァアっっ!!
いた…くないが痛い?ナンナンこの感覚…
落ち着く前に…オチがつ…………
意識は…早くもなく遅くもなく…走り巡る
それはもう
ーーーーーー走馬灯がみえるーーーーーーーー
「これが…異世界てんせ…」「ちゃうよぉ」
間も無く告げられる花魁からの言葉
「…」「ちゃうよぉ」
おっとり告げられる
えっ!!!?
「ちゃうよぉ」
大事なことなのか二回も、いや三回も告げられた
「じゃあ、異世界転移?」「ちゃうよぉ」
「じゃあ、じゃあ、勇者召喚??」「ちゃうよぉちゃうよぉ」
「…じゃあ、じゃあ、じゃあ、魔お…」「ちがいます」
三度以降はもう男から言われた…
目つきとしては
「…」
もはや、こっちのが魔王の貫禄…
無言になる、無言だった
「…」「とりあえずジャージャー麺、食べるぅ?」
たべた…