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騎士の従者の貴族階級  作者: 平生太郎
4/5

ティーチャー1と2

14日後、教師の手筈が整ったので授業を開始する事になった。教科は数学、礼儀作法、文書、歴史、天文学、宗教学、生物学、政治・法律学、魔法学、騎士学(仮)の十つである。


スケジュールを貰った時に騎士学!?となったが、年齢的に骨格や筋肉がまだまだなので、軽いランニングをしたりストレッチをして体力をつけようという内容らしい。


正直、本当にいらないと思っているのだが、来年の戦闘訓練とやらに向けて体力はつけておいた方がいいからと母に熱心に勧められ、NO!!という度胸が俺にはなかった。


今日は女神ラタトゥイの日なので、午前中に歴史と魔法学、午後が宗教学だ。女神ラタトゥイというのは日本で言う曜日のようなもので、男神セラフィから始まり、女神ナーガリー、男神コウラ、女神ラタトゥイ、男神クォーツ、女神リキューアの六日で1週間が終わる。今日は四日目なので、女神ラタトゥイの日ということだ。月にも様々な名前があり、それら全てが神話に登場する男神や女神の名前らしい。


話は逸れたが、今日は魔法学がある。普段はあまり目にすることがないものだし、かなり楽しみだ。


「おはようございます。」

「おはよう。今日から君の歴史担当になったセルヴァ・カリブだ。よろしく頼む。」


母屋にある少し広い部屋で授業が開始した。カリブさんはかなり大柄で薄い緑髪の男の人だ。身長何センチなんだろ。


「学園に入学するまで二年との事だったので、君の進み具合にもよるが、学園の二年生位までの知識はつけてもらおうと思っている。何か知りたい事があれば質問はいつでも受け付ける。いいか?」

「はい。」

「よし。じゃあ今日はこの国の大まかな事を学んでいこう。」


「この国の名前は知ってるか?」

「コングーシュ帝国です。」

「そうだ。この国を治めている王族の名前が由来となっている。王家は691年前この国を建国し…」


授業は特に問題なく進んだ。授業が終わった後、カリブさんにこのペースでいいのか、もう少し遅くしなくてもいいのか尋ねられ、出来ればもう少し早めて欲しいと伝えた。5歳の子に伝える用といった感じだったので、中身30の俺としては物足りなかったからだ。カリブさんは少し驚いた様子だったが、まぁ5歳だからかなーと思い、特に俺は気にしていなかった。


魔法学は半刻後だったので、歴史の時間に渡された本をちまちま読んでいた。歴史は日本の異世界版、と言った所だ。そこまで発達していないので、難しくは無い。頭に叩き込めばいけるだろう。


しばらくすると魔法学の先生が来たようで、扉の前が賑やかになってきた。にぎやか?ん?すると、扉がバーンッと開かれた。


「コーンニッチはーっ!!今日から魔法学を教えさせて頂きまス、レイ・デズモンだよーっ!!よろしくネ☆」

「…」


そう、うん、そう、うん、うん、うんうん…いやこの教師、キャラ濃いな!!見た目は存在感うっすいのに!!なんでやねん!!


思わず関西風脳内ツッコミが出てしまうほど色々ツッコミどころのある先生(?)が来た。

読んでくださりありがとうございます。

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