第17話「五大厄災-繁栄の女王-II」
勇者はボートを借りるため塗装屋の元を訪れた
塗装屋
「いい色の石が揃ってるな、暇があったら加工してやろう」
勇者
「う、うむ…(相変わらず圧がすごいな…)」
勇者は塗装屋の圧に尻込みしながらも
ボートに乗ってまずはヒトツメ大陸を目指したーーー
-ヒトツメ大陸-
大陸に降り立ち、獣人族のいる村へと向かう勇者
勇者
「今更だがここはやけに寒いな」
ヒトツメ大陸が雪国だと改めて実感する勇者
獣人族の村へ到着し、早速聞き込みを開始する
勇者
「ザズーラという…繁栄の厄災なのだが」
獣人族
「??」
しばらく聞き込みをしていると突然
鳥型の獣人族に道を阻まれる勇者
勇者
「…?…?」
獣人族兵士
「貴様、なんの要件だ
石はもう手に入れたのだろう?」
兵士は怒りの形相で勇者を睨みつける
「あ…そうか…」と冷や汗をかきながら状況を理解し、事情を説明する勇者
勇者
「そう言う訳だから…」
しかし兵士は聞く耳を持たない
兵士
「ここは人間が立ち入ることを禁止されている
いくら勇者だからと図々しくも島に上陸するのは許されない、思い上がるのは大概にしろ
即刻立ち去るがいい」
槍を突きつけられて困惑する勇者
そうこうしてるうちに
ライオン型の兵士も出てきて
勇者は包囲される
勇者
「うぅ……」
困り果てた勇者、
そこへウサギのチコが駆け寄ってくる
チコ
「勇者様!」
勇者
「…!!チコ!?」
チコは兵士たちに向かって大声で叫ぶ
チコ
「おい!やめろお前たち!
勇者様は村の悪いマモノを倒してくれたんだぞ!」
チコの一声に兵士たちはしどろもどろになる
兵士
「家に戻ってなさい、これは我々大人たちの話だ」
チコは「嫌だ!」と言って兵士たちを睨みつける
兵士はチコの凄みに根負けし
槍をそっと下ろした
兵士
「はぁ…わかった。だが我々は人間の立ち入りを許可する立場にない、まずは村長の元へ向かうがいい」
兵士に解放された勇者
勇者
「ふぅ…助かった、チコすまない」
チコ
「えへへ!」
チコはお礼を言われて頬を赤らめる
ーーー
村長
「すまんな、村のものがまたも無礼を」
勇者
「い、いや…」
勇者は村長の元へ訪れ、部屋まで案内されているところだった
村長
「彼らは祖先がこの島に移り住んだ成り立ちから
反人間感情が非常に強いのじゃ」
勇者
「競争で勝ち取って得た島じゃ…?」
勇者がそう問いかけると村長は静かに頷く
村長
「うむ、初めは祖先が大陸を発見し、競争に打ち勝ちそこを第二の故郷にしたのが始まり
そこからも多種族とは積極的に交流を通してきた」
村長
「魔王討伐も積極的に参加し、人間達と共に魔王と戦い戦果を上げた」
村長
「じゃが、魔王討伐の時点では既に多くの富と故郷を失っていた
残ったのは本島とこの三大陸、そして転々とある島々のみ」
村長
「当然、ワシら祖先は本島にも居場所を求めた
共に戦った同志である多種族はその要求を快く認めてくれた
じゃが人間達はそれを良しとはしなかった」
勇者
「……」
村長
「人間達は自分たちのスペースがどうしても欲しかったのじゃ、それこそ本島丸ごと。
ワシら祖先の意見はおろか、多種族までも住む事を認められなかった。ワシら祖先は反発したが
人間達は共に戦った者であるワシら祖先に剣を向けたのじゃ」
勇者は心の臓に何か突き刺さるものを感じた
村長
「激しい競争の末、祖先は人間達に負け
本島を追われた。三大陸に住む事を余儀なくされたのじゃ」
村長
「多種族も同様にじゃ
モンス族は無血追放、ムシ族は性質上自ら大陸へ移り住んだ」
村長
「こういう経緯から、まぁ何年経っても
若い世代は人間達を恨み続けているということじゃな」
勇者は立ち止まり、深く頭を下げた
勇者
「…すまない」
だが村長は特に顔色を変えず
淡々と返す
村長
「なぁに、謝ることはない
そう言う時代だった、わしらは生存競争に敗れた
だけじゃ」
村長
「そんなに頭を下げると腰が悪くなるぞ??」
勇者
「……」
ー
部屋に案内される勇者
村長
「それで何用ですかな?」
勇者
「実はーーー」
勇者は村長にこれまでの経緯を話す
村長
「なるほどのぉ…ザズーラとな」
勇者
「本島から離れた場所、つまりこの三大陸のどこかにそれがいるかも知れないんだ!」
村長
「ふむふむ…」
村長は自身の髭を撫でながら
考え込む素振りを見せる
勇者
「えっと、それで…何か知ってることはないか?あったら教えて欲しいんだが…」
勇者が尋ねるも村長は腕を組んで俯き
ぶつぶつと独り言を言うだけであった
勇者
「知らないなら知らないでもいいんだ
他の大陸も当たらなければならない」
村長
「すまん…全くわからん」
勇者は困った顔をする
村長
「まぁせっかく来たのじゃからゆっくりしては如何かな?」
村長の提案に顔をしかめて断る勇者
勇者
「悪いんだが、もう時間がないんだ」
村長
「そうか…残念じゃのう」
勇者は席を立ち、村長の家を離れた
ーーー
ボートに乗り込む勇者と
それを見送るチコ
チコ
「もう行かれるんですか?」
チコは勇者との別れを惜しむ仕草をする
勇者
「あぁ、残りの厄災を倒さないと
世界が壊れてしまうからな」
チコは寂しそうな顔で
ボートに乗り込む勇者を見つめ
一瞬、口籠もった後
堰を切るように言い放った
チコ
「僕ね、勇者様のガードになりたいんです!」
勇者
「……え?」
チコの突然の発言に戸惑いをかくせない勇者
勇者
「ガード…?盾になりたいって事か?」
チコはニカッと自信いっぱいに微笑む
勇者は苦笑いを浮かべつつ
「気持ちだけ受け取らせてもらう」と優しく返す
チコ
「今よりもっと強くなって
いつか勇者様をお守り出来るような立派なガードになってみせます!」
勇者
「それは楽しみだ」
勇者は優しく微笑み、ボートを走らせる
大陸から離れていく勇者を
ちょっぴり物悲しそうな顔で見送るチコ
勇者は次の大陸へと急いだーーー
ーーー
-フタツメ大陸-
モンス族の洞窟を訪ねる勇者
勇者
「(皆に聞いて回るより
族長と話した方が手っ取り早いな…)」
勇者は族長の元まで向かう
ーーその時一人のモンス族に声をかけられる
「おや、君は」
勇者
「?」
振り向くとそこには赤いけむくじゃら、
以前に勇者と共に戦ったペッグがいた
ペッグは「やぁ」と気さくに挨拶をする
ペッグ
「随分久しぶりだね、また会えて嬉しいよ」
勇者
「あ、あぁ」
勇者は戸惑いつつ、族長のことをペッグに尋ねた
勇者
「ガルアスに話があるんだ
どこにいるか知らないか?」
ペッグ
「族長かい?彼なら今お出かけ中だよ
鉱山で石を掘ってる、もうすぐ帰ってくると思うけど」
勇者
「またか…」
ペッグ
「彼に何か用かい?」
勇者
「あ、あぁ実は…」
勇者が事情を説明しようとした時
ズゥーンッと大きな音が洞窟内に響き渡る
勇者
「なんだっっ?!」
ペッグ
「あぁ、これはね…」
勇者はペッグに音のした方まで案内される
ーーー
シモン
「うわぁ…!!」
シモンが転がってきて壁に頭をぶつける
勇者
「シモン!?」
シモンは勇者に気づきフラフラになりながら
手を振る
シモン
「やぁ相棒、久しぶり…」
勇者がふと目をやるとモンス族の一人が
丸いテーブルを隔てて笑っていた
モンス族
「ガーハッハッ!また俺っちの勝ちだぜシモン!」
そのモンス族を囲うようにして他のモンス族達が笑ったり歓声をあげたりしている
勇者
「大丈夫かシモン、あいつは一体?」
勇者がシモンに駆け寄る
モンス族
「おい、なんだお前は?新入りか??」
モンス族に声をかけられた勇者はそいつを睨みつけ
ゆっくりと立ち上がり、背中の剣に手をかける
ペッグ
「へっへ…シモン、またマッドに負けたのか?」
シモン
「いてて…あとちょっとだったのにな…」
ペッグがシモンに声をかける
勇者
「マッド…?」
勇者がそう呟くとモンス族が反応する
モンス族
「そう!俺っちはマッド!
ドーンボットのチャンピオンだ!!」
勇者
「…?ドーンボット?」
勇者が呆気に取られていると
ペッグが説明に入る
ペッグ
「俺たちモンス族の間で流行ってる
伝統のゲームさ」
ペッグがそう言って床に散らばった丸い物に指を刺す
勇者
「なんだあれは?やけにデカい、赤と黒のコイン…?」
ペッグ
「こいつを机に並べて…」
拾い上げたコインを机に並べるペッグ
ペッグ
「ドーンと机を叩き、ボトッと床に落ちたコインを拾い集めるんだ」
勇者は困惑した表情を見せる
ペッグ
「ほら」
勇者
「おっ…?!」
ペッグからコインを手渡され
バランスを崩す勇者
勇者
「なんだこれ…重いぞ?!」
両手でコインを持つ勇者
ペッグ
「シモンのカタキをとってくれ」
勇者
「え?!」
マッド
「俺っちとやろうってのか?!いい度胸だ!!」
モンス族達が沸き立つ
勇者
「ま、待ってくれ!僕はこんなことしてる場合じゃ…」
ペッグ
「族長が戻るまでまだ時間はある
たまにはゆっくりしていったらいいよ勇者様」
勇者
「お、おい…」
ペッグに流され
シモンに力なくがんばれーと応援され
仕方なく勇者はドーンボットで遊ぶことにした
ー
マッド
「俺っちのパワーを見せてやる!」
勇者
「置けばいいのか?」
勇者はマッドと向かい合い
テーブルにコインを乗せる
ペッグ
「まずは先攻だ、ジャンケンで決めるんだ」
マッド
「最初はぁ!!」
勇者
「ちょ、ちょっと待て…!!」
相手の出した手に勇者は慌てて返す
マッド
「ジャ〜ンケン、ポンッッ!!」
勇者
「ぽ、ポンっ!?(なんだこの形は…?)」
マッドの手は触手のようになっていて
出された手がパーなのかチョキなのか判別がつかず勇者は戸惑う
マッド
「勝った!!俺っちが先攻だ!フンッ」
マッドがそう叫んだ瞬間、机を勢いよく叩きつける
勇者
「うおっっ!?」
その瞬間、洞窟内がグラグラと激しく揺れて
コインは真上に飛びちり、床にボタボタと散乱した
マッド
「よし、拾うぞ!!」
シモン
「相棒!赤だ!赤を拾え!!」
勇者
「あ、赤…??」
勇者は激しい揺れにしばらく動けなくなっている
ペッグ
「赤が君のコインだよ、それを相手に取られる前に拾い上げるんだ」
勇者は訳がわからず、言われた通りに赤いコインを拾い上げた
マッド
「へっへ、口ほどにもなかったな新入り」
マッドは赤いコインを数枚手に持ち、隣の机に並べた
シモン
「あっちゃ〜取られちゃったぁ…」
ペッグ
「自分のコインを取られると持ち数が少なくなるよ」
勇者
「す、すまん…何が何だか…」
マッド
「次はお前の番だぜ?」
勇者は拾ったコインを机に置き
戸惑いながらマッドを見上げる
ペッグ
「勇者様!」
ペッグがジェスチャーで
机を叩きつける仕草をする
勇者はそれを見て
「どうでもなれ!」と机を勢いよく叩く
空を舞ったあと地面に激しく散らばるコイン
シモン
「黒いコインだ!黒いコインを拾え!」
ペッグ
「黒は相手のコインだ、相手のコインを拾えば
ポイントが入るよ」
勇者
「つ、次は黒を拾うんだな!?」
勇者が黒を拾おうとした時
マッド
「おっと、そうはいかねぇっ!!」
勇者
「うあっ!?」
マッドにつき飛ばされ、後ろ奥の壁に勢いよく激突する勇者
その瞬間周囲で歓声が沸き起こる
マッドが上機嫌で自身のコインを拾い集める
勇者
「なんだ?!いいのか今のは!?」
ペッグ
「コインさえ取れればいいからね」
勇者
「なんという壊滅的なルールだ…」
混乱する勇者、マッドが再び机の上にコインを乗せる
マッド
「どうした新入り?もうギブアップか?」
挑発するマッドに対し
シモンが反発する
シモン
「まだまだこっからだ!
相棒!見せてやれ俺たちの力を!」
ペッグ
「降参するか、相手より多くコインを失ったら負けになるよ」
勇者は立ち上がり、机の上にコインを置く
勇者
「と、とりあえずルールはなんとなく把握した…」
マッド
「強がりやがって!次で終わりにしてやる!」
次はマッドの番、さっきと同じく机を叩き
地面に散らばるコインを集める
マッド
「へっへ…余裕余裕!!」
コインを集めるマッド、その隣で勇者が拳を強く握りしめる
勇者
「すまん」
マッド
「ごへっ!?」
その瞬間、マッドが遠くの壁まで勢いよく吹き飛んでいく
シモン/ペッグ
「!!」
壁に激突し、失神するマッド
勇者
「こ、これでいいんだな?!よし集めるぞ…」
勇者が驚くモンス族達をスルーして
コインを集めていると肩をポンっと叩かれる
勇者
「?」
ペッグ
「君の勝ちだよ勇者様」
シモン
「すごいぜ相棒!!」
洞窟内に歓声が響き渡る
ーーー
ドーンボットの会場を後にバーに移り、
椅子に座って時間を潰す勇者
机の上にクッキーを置くペッグ
ペッグ
「楽しかったかい?」
勇者
「え?あ、あぁ…貴重な体験だった」
勇者はぎこちなくそう答える
するとそこへ族長ガルアスが出先から戻ってくる
ガルアス
「よぉ、お客さんかい?」
勇者はガルアスと共に別室へ移動するーーー
ー
ガルアス
「最後の厄災ねぇ」
勇者
「何か情報はないか?」
ガルアス
「スマねぇな…あいにく
その手の情報は入っちゃいねぇ」
勇者
「そうか…」
ガルアス
「わりぃな、力になれなくてよぉ」
勇者
「いや、いいんだ、この島の者には十分に助けられている」
ガルアス
「何かわかったらこっちも情報を渡そう
受けた恩は返さねぇとな」
ガルアスはニコッと笑顔を向け、勇者は心強さを感じた
その後、勇者はフタツメ大陸を離れ
最後の情報源、ミツツメ大陸へ向かったーーー
ーーー
-ミツツメ大陸-
大陸に上陸した勇者はムシ族の村を訪れ
早速聞き込みを開始した。
まずは村長と話をしたあと
村の住民にザズーラの居場所や情報を聞きだそうとする
しかし情報はなかなか集まらず、勇者は手詰まりを感じながら高台で寝そべり、一人考え事に耽った
勇者
「ここでも厄災の手がかりはない…か」
細い目をする勇者
勇者
「三大陸は全て回ってしまった
残るは…」
勇者は女王が言っていた影の島とクロメ族の住む島を頭の中で思い浮かべる
勇者
「もうその二つしか残されていないな
上陸するには住民の許可がいるらしいし
一旦城へ戻って女王に報告しようか」
勇者はそう判断して、高台から降り
陸に止めてあるボートへと真っ直ぐ向かったーーー
ーーー
ハエの子
「!!」
勇者
「?」
勇者がボートへ向かう途中
以前島に降り立った時にマモノから助けた
ハエの子とバッタリ出くわした
ハエの子は勇者を見るなりタッタッタッと
嬉しそうに駆け寄ってきた
ハエの子
「ユウシヤ…サマ!!」
勇者
「君は…以前マモノに襲われていた」
ハエの子はエヘヘと照れる様子を見せた
勇者
「元気そうで良かった、あ、そうだ」
勇者はここで何かを閃く
勇者
「厄災について、何か知らないか?」
ハエの子は首を傾げたあと
勇者の手を取り、ある場所へと案内した
ー
そこはたくさんの石の本棚が並ぶ
村の図書館だった
ハエの子
「サガシモノ、ココナラ」
勇者
「図書館か…まぁ情報がないよりはいいだろう」
勇者は早速、本を読み漁っていくーーー
ー
それからしばらく経過するも
有力な手がかりは掴めず勇者はため息をこぼす
ふと隣にいるハエの子を見て
勇者
「君はいつもここで本を読んでるのか?」
勇者が何気なくそう尋ねるとハエの子は小さく頷く
ハエの子
「コトバモ、ココデ、マナ…ダ」
勇者
「なぜ人間の言葉を?」
ハエの子は静かに答える
ハエの子
「イロンナ種類…子ト…イパイ…ハナシ、シタイ…」
勇者はそれを聞いて目を丸くする
ハエの子
「イパイ…トモダチ、ツクテ…イパイ
遊ンデ、フレ合イタイ
チガウ景色ヲ見テ、目ニ焼キ付ケタイ、ソレ(景色)ヲ」
勇者
「そうか、ヒトじゃないんだな
言葉を覚える理由は」
ハエの子
「ソレ…ユメ…ワタシノ…」
勇者
「なるほど」
勇者は優しくそう返して
手元にある本を閉じそっと本棚に閉まった
ーーー
図書館を出て勇者を洞窟へ案内するハエの子
勇者
「お姉さん?」
ハエの子
「アタラシ…ハイテキタ」
勇者
「そういえば前にそんなこと言ってたな」
勇者は以前マモノから助けたお礼にハエの子に村の案内をされたことをふりかえる
ハエの子
『アノ穴…近ヅク、ダメ
コワイ…オ姉サンイル…』
洞窟の奥で手招きするハエの子
ハエの子
「コッチ」
勇者
「お邪魔する」
勇者がふと目をやると
そこには地面に這うかのような
黒い大きな塊があった
ハエの子
「コノヒト…」
勇者
「な、なぁ、お前もここの住人か?」
勇者が声をかけるとその塊はモゾモゾと動いた
勇者
「聞きたいことがあるのだが…」
勇者が厄災のことを訪ねようとした時
その生物はおもむろに起き上がり
ハエの子へ勢いよく覆い被さった
勇者
「…え」
勇者には驚く間も与えられず
洞窟内には鈍く貪る音が響き渡ったーーー
五大厄災-繁栄の女王-II(完)




