月の見守り
反乱軍の指揮官を捕えたササーン達は指揮
官にチップが脳内にあるのか確認しようとし
ていた、だが、ササーンは不安を感じていた、
もし指揮官にチップがあったなら黒幕は誰な
のか、そしてまた振り出しに戻って皆が危険
に晒されてしまうと・・・、感情を表に出さ
ず問題を背負っていた。
もし指揮官にチップがあったらどーする・
・・、一体何の目的で・・・、黒幕は誰なん
だ・・・、此れから先・・・、クリアールに
未来はあるのか・・・?、早く帰って来てく
れ、ケーン。
『アラアラァ〜、どう、なさいましたかぁ〜
?、ササーンさん、感情が乱れてお有りの様
ですがぁ〜?、残念ながらぁ、顔色の方は分
かりませんがぁ〜、だいぶ深刻にぃ、お考え
の様ですねぇ〜!!』
『ゲーツ!!、オマエハ、ココロヲ、ヨミト
ルコトガ、デキルノカ?』
『いいえ、決して読み取る能力はございませ
ん、ただ心の歪みを感じるのです、ササーン
さんもし、良ければ話しては、貰えないでしょ
うかぁ?、このゲーツに?』
『・・・、ナンダカ、オマエニハ、ナンデモ、
ハナセルヨウナ、キガスルナ、ナゼ、ヤサシ
サヲツツムコトガデキル?』
『此れが月星の役目なのでしょうかぁ〜、ひっ
そりと見守る、そして、いつでも側にいる、
もしも月が出ない時は、どうか月を思い出し
て下さい、そしてその貴方の思いが満月を生
み出すのです・・・、この言葉はぁ〜、昔か
ら伝わった言葉にございます』
『・・・』
何だ・・・、この感じは・・・、心が・・
・、安らぎに・・・、満ちてくる。
『スバラシイ、ツキノ、シハイシャヨ、ドウ
カチカラヲ、カシテクレ、クリアールセイノ、
ミライノタメニ!!』
『始めからそのつもりでした、ササーンさん、
此れからは、このゲーツにお任せ下さい、何
なりと!!』
まだ分かりませんが、多分チップの中身は
あのウィルスに違いありませんねぇ〜、胸騒
ぎがします!!
一方その頃クリアール星に向かっていた三
人は、見た事がない星を目撃していた。
『何だ、何だ!!、お前ら見てみろ?、あん
な星あったか?、前から?あんなキラキラし
た星、初めて見るなぁ?』
『そうだね!!、そして凄く小さく見えるね、
あれは一体?』
『あれは多分、妖精が宿ると言われる妖星じゃ
ないかな?、以前父から聞いた事がある、そ
の星は妖精が暮らす星と、その妖星達は主人
を待っていて、その生命に合うものが取り憑
くと、良いも悪いも問わず、本質に宿らせる
とても恐ろしい星と言っていました』
『て事は、要するに良い妖精と悪い妖精がい
て、その本質に合った妖精が取り憑くって事
かぁ?』
『良い妖精が憑くと素晴らしい力を得て、も
しも悪い妖精が憑いた者は破滅すると・・・』




