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午前5時:散歩の模様 ~心の保存~

作者: 白夜いくと
掲載日:2023/02/11

「前向きになれたなら」

私は何か変われるかな?


今のまんまの私じゃ嫌だ

何か、なんだか嫌なんだ

上手く言えないけれど


そんなことを思う午前5時

散歩中に電車が走り始めた

公園のベンチで休憩して飲むホットティ


このぬくもりの様な存在になれたなら

なんてね


空はこの気持ちを流し去ってしまうから

記録をしておこう


冷たくなった携帯を震えながらポチポチして

webの中へ絡ませる


『生きた証』なんて大そうなことは思わなくなった

ただ誰かの心に響いて欲しい

私はそれが嬉しい


心の変化を空は記憶しない

だからせめて言葉にしてその日の心を保存しておこう


確かな私なんて存在しないけれど

今日は無事に訪れてくれたから


有限な時間を優雅に

なんとなく生きていく


冷めたホットティをこくりと飲んだら散歩再開

むき出しになった木の枝とか

人懐っこいハトとかに追いかけられて


たまに挨拶を返してくれたり

返してくれなかったり


「前向きになれたなら」

ちょっとしたことも笑いに変えられる?


相変わらず空は真っ暗で

私の心を映しているみたい


決して汚い黒じゃない

空はこれから目覚める

私の心もまた目覚める


飲み終わったミルクティをゴミ箱に捨てて

マスク越しに鼻をズルズルしながら家に帰ろう


太陽が昇るのを窓辺で観るのが好きだから

それまで休憩お疲れさまだ

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― 新着の感想 ―
[良い点]  始発待ちしていた時に感じる、人の住む街なのに人気はなく、妙に静かで広くも狭い一人の世界にも思える夜明け前。  人の為にと作られた人工物の全てが、自分の為に用意されているかの如くにも思えて…
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