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魔法と電脳の二重奏  作者: キューリ
ファイル「1」
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『4』魔法少女参上…!?


沢山の店が並んでいる現代の商店街…


そこにいる一般人達は…悲鳴をあげながら逃げていた。


逃げた先の反対からは、無数の黒い影が近づいてきた。


姿が見えるようになると、その姿は右手に剣、左手に木製の盾を持った無数の大きなトカゲ…例えるなら、ファンタジーの世界でプレイヤーが戦うモンスター…リザードマンと思えば分かりやすいだろう。



そのリザードマン達が商店街の道路を走っていた。


八百屋の外に置いてある野菜は蹴り飛ばされ、


道に駐車している自動車は踏み台にされるなど、


街はメチャクチャになっていた。



その姿はまるで獲物を狩る猛獣のようであった。


そのリザードマン達を前に人々達は背を向けて逃げ出していた。


しかし人の走る速さと、リザードマンの走る速さでは差が大きく、追い付かれるのも時間の問題である。



と、そこへ…燃え盛る炎の弾が前にいる三体のリザードマン達に直撃し、火ダルマになって倒れた。


続いて空から野球ボールサイズの大きな無数の氷の刺が降り注ぎ、リザードマン達を次々と貫いていく。


更に前方から1メートル程の面積の雷の球が飛んできて、リザードマン達を吹き飛ばす。


敵の奇襲なのかと、気付いたリザードマン達は辺りを見渡す。


すると、遠い家の屋根の上に3人の少女が立っていた。


少女達の格好は、変身ヒロインのような姿をしていた。


一人は桃色のボブヘヤーの子で、服装は桜の花びらを彩った動きやすさを意識した桃色と緑、白のドレスで、袖は手首まで延びていた。


白のミニスカートとハイソックス、白のカチューシャと白い手袋という魔法少女らしい格好だった。


その顔立ちは…クレハに似ていた。



もう一人は長袖の着物に似た青と白の服に青いミニスカートに白い手袋、青のラインが入った白のカチューシャを纏った青のロングヘヤーの少女。


顔立ちは…スズナにそっくりだった。



最後の一人は、中世のお姫様が着てるような黄色のドレスと緑のミニスカート、白のハイソックスをまとった金髪のウェーブの少女。


顔立ちは…ルカにそっくりだった。



これらの3人は衣装のイメージこそ異なるが、共通してる所は、肩や胸、脇などと言った上半身の露出が無い事と、ハイソックスと色違いのミニスカートの形状と長さが一緒なところである。



先程放った炎の弾、氷の刺、風の球は彼女達のものだった。


その証拠に、3人の右の手の平には色違いの光の粒子のような物がまだ残っていた。


クレハに似た子のは赤…


スズナに似た子のは青…


ルカに似た子のは黄色とそれぞれ粒子の色が違っていた。



リザードマン達と3人の少女達はお互いにらみ合う…


動くこともなく、ただ呼吸を整えて攻撃の機会をうかがっていた。


そこへ…1枚の葉っぱが風に煽られ、リザードマン達と3人の少女達の間の地面に落ちてきた



その瞬間、リザードマン達と3人の少女達は一斉に動き出した。


襲いかかるリザードマン達を前に3人の少女達は、再び右手に光の粒子を集めた。


次第にそれは1つの形となり、光が弱まると少女達の右手には武器が握られていた。


クレハに似た子が右手に握っていたのは中世の騎士がよく使われる両手で扱うバスタードソードと呼ばれる物に似た両刃の赤い剣。


刃の中央には炎を象った装飾が施されている。


スズナに似た子の右手には、ドライデントと呼ばれる三股の槍に似た武器。


柄は青で統一されており、刃の部分は柄の長さの約半分と、槍の刃にしては長い方である。


ルカに似た子が右手に持っているのは、50センチ程の黄色い棒の先端に直径20センチの黄色い宝石のような物が付いた鈍器…メイスである。


見た目から重い武器なのに、ルカに似た子は片手で持っている。



3人が武器を呼び出し、構えると一斉にリザードマンの群れに走り出していく。


先陣を切ったのはクレハに似た子。


両手で持ったバスタードソードで、横凪ぎを左から右へと2体を斬り、そのまま今度は右から左へと更に2体斬り、最後に左上から斜めに降り下ろして1体を斬り、そこから空いてる左手を前に伸ばし、炎の弾を前に向けて放った。


放たれた炎の弾は真っ直ぐと斜線上にいるリザードマン達に当たった直後に爆発を起こし、4体のリザードマン達をまとめて吹き飛ばす。


合計9体のリザードマンを倒したクレハに似た子。



続いてスズナに似た子は素早い身のこなしでリザードマン達の攻撃をかわしつつ背後に回っていく。


そこからスズナに似た子は三股の槍を右手で構えつつ、すれ違い様に切り払って倒していく。


倒したリザードマンは6体…


しかしスズナに似た子の背後から2体のリザードマンが襲いかかる。


だがスズナに似た子はそのまま左手を2体のリザードマンに向けて無数の氷の刺を発射した。


放たれた氷の刺は2体のリザードマンの胴体、右肩、左腕、左足に突き刺さり、最後に再び胴体に刺さると、2体のリザードマンはスズナに似た子の横を通り、消滅した。



ルカに似た子は右手に持ったメイスを両手で持ち、振り回しながらリザードマンの群れをなぎ倒していく。


メイスの重さに身を任せながらルカに似た子は振り回し続ける。


ある程度倒した後、メイスを振り回すのを止め、今度は左手に黄色いオーラを纏わせ、そこから左へ払う。


すると、ルカに似た子の周囲から電気の球が無数に生成され、そのまま周囲にいるリザードマン達に放たれ、ぶつかった瞬間電撃を浴びせた。


電撃を浴び続けたリザードマン達は一斉に消滅した。


ルカに似た子が倒した敵の数は合計13体である。



3人が周囲の敵を撃破してもリザードマンの数が減る気配が無い。


一方クレハに似た子とスズナに似た子が背中合わせのまま周囲を囲むリザードマンの群れに睨みつつ武器を構える。


そこへルカに似た子が二人の下に着地し、合流する。


揃った所で3人は一斉にオーラを纏った左手を掲げた。


すると、3人の頭上に炎、水、雷が混ざりあった光の球が生成され、そこから周囲に向けて無数のビームが放たれた。


周囲にいたリザードマン達は逃げる隙もなく無数のビームによって蜂の巣にされ、次第に消滅していった。


一度に多くの仲間がやられた影響なのか、リザードマン達は怯えつつ少し後退し始める。


目の前にいる3人の少女は再び武器を構える。


その中、クレハに似た子は優勢になったのか、表情に笑みを出し、リザードマン達を見つめていた。




この唐突に起きた話が、次回で明らかになります。

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