表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法と電脳の二重奏  作者: キューリ
ファイル「1」
44/46

「43」その頃のDUNCAN





「ズーーーーーームアウト。よし、カメラの位置も完璧だな…それで、魔法少女達との戦闘の初成果は退却という結果になったわけか」






会議室で両手を組み、ドドンと構えた金剛が、クレハ達からの戦闘から離脱した赤城と加賀に初戦闘について聞いてきた。







「申し訳ありませんでした。俺と加賀で魔法少女達を圧倒していたのですが、少年の電脳術によって形成をひっくり返されてしまい、託されたフォトニックギアもボロボロの状態まで追い込まれてしまいました」






そう話し、頭を下げる赤城と加賀。


今回の戦いで連れたリザードマン、フレアリザードは全てやられ、2機のフォトニックギアも半壊状態という結果に…


2人にとって最悪のデビュー戦となったのだ。







「落ち込むな。お前達が初めて扱うフォトニックギアで魔法少女達と互角の戦いが出来ただけでも上出来だ。戦闘データもしっかり収集出来てる。それで赤城、加賀、初めて魔法少女達+αと戦った感想はどうだ?」






赤城、加賀の失態に怒ること無く、金剛は2人を気遣うように話し、今回の戦いについて聞いた。






「はっ、はい!魔法少女の3人は戦闘経験は劣りますが、個人の能力はアルケミスト以上か、キメラ以下だと思われます。少年の方はアルケミスト以上の戦闘技術を持っており、我の乗るイフリートの装甲を電脳術で溶かした強敵です」

「溶かした?電脳術すら効かないあの装甲をか?」

「はい。私が乗るガルーダのコアからエナジーを吸い取って作った巨大な炎の球で溶かしたのは間違いありません」

「ふむ…キメラと戦ったあの少年…彼の使う電脳術は何か秘密があると言うことか…」






電脳術を防ぐキメラ並みの防御力を持つフォトニックギアの装甲をその少年が電脳術で溶かしたという事実。


もしかしたらその少年の力は魔法少女と同等なのかもしれないと。


金剛は今後、魔法少女のみならず、リオの方も調べる必要があると考えた。







「話はこのくらいにして、2人ともご苦労だった。次の任務まで体を休めたまえ」

「よろしいのですか?」

「フォトニックギアはまだ修理に時間が掛かる。それにお前達は今後、フォトニックギアを使ってこれからの任務に出ることになる。その為には常に万全でなくてはならない。特に自身の体調管理は念入りにな」

「分かりました!赤城、加賀、次の任務まで休ませて頂きます!」






そう言って赤城、加賀は金剛に礼をして、部屋から出て行った。








そして1人だけ残った金剛は、机の一部を開き、中の端末を操作する。


すると、天井に折りたたまれたディスプレイが下りて、映像を映した。


映し出されたのは、日野森半島の全体図であった。


これを見て金剛の表情が少し険しくなる。







(日野森半島…過去に何も無かった海だけの場所に隕石が落下して生まれた島…そもそも島が出来上がるなど、例え自然の力でも無理な規模だ。そしてそこから発掘されたアルケミストの力の源となるフォトニウム…その力で変異した魔法少女…ホムンクルスは電脳術とは異なる魔法と呼ぶ力を行使する…何故アルケミストとは違う力を持っているのかはわからないが、問題はこの島だ。ここにはまだ明らかにされてない秘密が隠されている…進化体の怪人が現れた以上、デバッグも本格的に動き出している頃だろう。なんとしてでもデバッグより先にこの島の秘密を掴まなくては…!)






再び端末を操作し、今度はクレハ達3人の画像とリオの画像が表示された。









(それには、君達の力を利用させて貰うぞ。 我らDUNCANの祈願の為に)







金剛はクレハ達とリオの画像を見て自分達の野望を再確認する。























と、ここで金剛は端末をまた操作し、通信に切り替えた。





「比叡、サンセットマウンテンコーヒー次いでくれるかな?え、ない?しょうがないなぁ…今から俺様が買ってくるから夕飯の準備をしといてね」







と、さっきまでのシリアス感が一転して、お気楽なノリで連絡先の比叡に話しかける金剛だった。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ