「26」食事問題
翌朝…白雲堂の部屋で良い布団でグッスリ寝ているクレハ、スズナ、ルカの3人。
そんな中、真っ先にルカが早く起き、クレハ、スズナの肩を揺すり、優しく起こす。
「クレハ、スズナ、朝ですわよ」
「ん、ふわぁ~…おはよう、ルカちゃん」
「ん~、おはようルカ」
昨日の出来事…デバッグに捕まって、基地でホムンクルスになってクリーチャーとの連戦と脱走などで溜まっていた3人の疲労はすっかり取れたようである。
クレハ、スズナは起き上がり、3人は歯を磨き、順番に顔を洗った。
そしてパジャマ姿からいつもの磯風中の制服の姿に着替え、髪をヘヤーブラシで解かし、髪型を整えた。
身だしなみはこれで完了した。
「さて、準備が終わった所で……」
ルカが重要な事を宣言する………
「朝食はどうするかですわ」
「冷蔵庫はあるけど、食材がないからね…」
「うん。チサトさんからお金を貰ったけど、どこで食べるかだけど…」
「そうね…商店街は9時にならないと開かないし…」
チサトから1週間分の食費とは貰ったものの、何を食べるかは決めてない。
外食に行くため、まずはスマホのネットで、日野森町五番地区と検索し、このあたりでやってる飲食店を調べた。
しかし、ほとんどの飲食店は早くても9時にならないと開かない上にコンビニが一件も無い。
現在の時刻は7時半。
近くのスーパー、八百屋等もまだ閉まっている。
調べる範囲を広げたが、やはりこの時間でやっている店は無かった。
唯一開いてる店は駅付近のコンビニぐらいであるが、クレハ達がいる場所、白雲堂から駅までは遠いが、他が閉まっている以上、コンビニの1択である。
「コンビニしかないよね」
「結構遠いですけど、他が開いてない以上、ここしかありませんわね」
「この辺りの道も覚えておいて損は無いからそうしましょう」
3人はコンビニに行くことに決め、早速出かける準備をし始める。
と、思った矢先、クレハの携帯に受信音が鳴った。
「ん、メッセージ?」
クレハは自分の携帯を見た。
画面にはリオから送られてきたメッセージが表示されていた。
その内容は「朝ごはんまだだったら、僕の部屋で食べる?うどん作り過ぎちゃったから1人じゃ食べきれなくて…」という食事の誘いだった。
「うどんね…」
「好都合ですし、ここは甘えましょうか」
「そうだね。行こうか」
と、3人は隣のリオの部屋へ向かった。




